チューリップ賞はサンデーとミスプロの血を両方持つ馬に注目!?
先週(2月27日~28日)の穴ぐさ💨は
[2.7.8.84](複勝率16.8%)で、
アーリントンCでは
【A】評価だった
ダンツプリウスが9番人気で②着に激走しました。
レインボーラインにはハナ差及ばなかったものの、最後まで踏ん張りながら伸びる姿は、昨年の同レースを9番人気で制した
ヤングマンパワー(穴ぐさ💨)と被って見えました。
ブライアンズタイム産駒での芝重賞勝利は、牝駒だと昨年の
阪神牝馬Sで
カフェブリリアントが成し遂げているんですが、牡駒だと
マイネルチャールズの
弥生賞(08年)まで戻るんですよね。ただ、
ダンツプリウスは使われて強くなってきている印象があるし、
山内厩舎でもありますから、今後は
ダンツフレームのような走りを期待したいですね。
それにしても、
アーリントンCを制した
レインボーラインも、
中山記念を勝利した
ドゥラメンテも鞍上は
M.デムーロ騎手で、先週のこのコーナーでも記しましたが、メインレースでの
M.デムーロ騎手は本当に
勝負強いですね。
改めて、
M.デムーロ騎手のレース番号別の成績(2016年)をご覧ください。
【2016年のM.デムーロ騎手】
レース番号 |
着別度数 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
1R |
[3.2.0.6] |
27.3% |
45.5% |
45.5% |
2R |
[1.0.2.3] |
16.7% |
16.7% |
50.0% |
3R |
[2.1.2.6] |
18.2% |
27.3% |
45.5% |
4R |
[3.2.1.5] |
27.3% |
45.5% |
54.5% |
5R |
[4.3.2.7] |
25.0% |
43.8% |
56.3% |
6R |
[2.2.1.7] |
16.7% |
33.3% |
41.7% |
7R |
[0.3.0.11] |
0.0% |
21.4% |
21.4% |
8R |
[1.1.4.6] |
8.3% |
16.7% |
50.0% |
9R |
[3.3.1.8] |
20.0% |
40.0% |
46.7% |
10R |
[1.0.3.11] |
6.7% |
6.7% |
26.7% |
11R |
[7.3.1.7] |
38.9% |
55.6% |
61.1% |
12R |
[1.1.1.10] |
7.7% |
15.4% |
23.1% |
ご存じのように
M.デムーロ騎手は現在重賞を
5連勝中で、メインレースにおける回収率は、単勝が
194%、複勝が
113%と100%超えを記録しています。凄いですねぇ。
今週末は、土曜日が阪神の
チューリップ賞で
ジュエラーに、日曜日が中山の
弥生賞で
リオンディーズに騎乗予定で、重賞での連勝記録はまだまだ伸びる可能性がありそうです。
ただ、重賞を5連勝している期間(2月14日~2月28日)における
M.デムーロ騎手の成績は[6.9.4.22]で、実は
メインレースを除くと[1.9.4.22]だったりします。重賞での大活躍を受けて、他のレースでも人気を集めるケースが多くなっていますが、
勝ち切れないケースも見られるので、その点はちょっと気にしておいた方がいいんじゃないでしょうかね。
ちなみに、騎手リーディング首位に立つ
ルメール騎手は、レース番号別の成績(2016年)が次のようになっています。
【2016年のルメール騎手】
レース番号 |
着別度数 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
1R |
[4.1.1.3] |
44.4% |
55.6% |
66.7% |
2R |
[3.1.1.4] |
33.3% |
44.4% |
55.6% |
3R |
[3.2.2.3] |
30.0% |
50.0% |
70.0% |
4R |
[3.1.1.4] |
33.3% |
44.4% |
55.6% |
5R |
[3.4.3.6] |
18.8% |
43.8% |
62.5% |
6R |
[3.4.1.4] |
25.0% |
58.3% |
66.7% |
7R |
[1.0.4.6] |
9.1% |
9.1% |
45.5% |
8R |
[2.1.2.7] |
16.7% |
25.0% |
41.7% |
9R |
[4.1.3.7] |
26.7% |
33.3% |
53.3% |
10R |
[4.1.3.7] |
26.7% |
33.3% |
53.3% |
11R |
[2.6.1.9] |
11.1% |
44.4% |
50.0% |
12R |
[1.0.2.9] |
8.3% |
8.3% |
25.0% |
ルメール騎手はそんなにバラツキが見られません。ただ、
M.デムーロ騎手も
ルメール騎手も、今年は
最終レース(第12R)での勝ち鞍がひとつずつで、その複勝率は
23.1%(
M.デムーロ騎手)と
25.0%(
ルメール騎手)。馬券を買う側としては、
最終レースでは、
メインレースでのふたりの活躍に引っ張られすぎない方がいいのかもしれませんね。
今週末(3月5日~6日)の芝の使用コース、ならびに
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
3月5日~6日
場所 |
芝 |
中山 |
Aコース・2週目 |
阪神 |
Aコース・2週目 |
小倉 |
Bコース・2週目 |
3月5日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
中山9R |
黄梅賞 |
[0.1.2.14] |
中山10R |
スピカS |
[1.0.0.2] |
中山11R |
オーシャンS |
[1.3.0.23] |
阪神9R |
千里山特別 |
[0.0.0.12] |
阪神10R |
播磨S |
[0.0.2.19] |
阪神11R |
チューリップ賞 |
[0.2.0.20] |
小倉10R |
呼子特別 |
[1.0.2.5] |
小倉11R |
早鞆特別 |
[1.0.0.20] |
小倉12R |
八代特別 |
[0.0.1.14] |
3月6日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
中山9R |
潮来特別 |
[0.0.0.13] |
中山10R |
上総S |
[0.0.0.14] |
中山11R |
弥生賞 |
[1.1.1.12] |
阪神9R |
武庫川S |
[1.0.3.16] |
阪神10R |
ポラリスS |
[1.1.2.17] |
阪神11R |
大阪城S |
[1.0.1.15] |
小倉10R |
萌黄賞 |
[0.0.2.23] |
小倉11R |
太宰府特別 |
[0.2.3.14] |
小倉12R |
唐戸特別 |
[1.0.2.8] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆オーシャンS(G3、中山芝1200m)オーシャンSでの穴ぐさ💨は
[1.3.0.23](複勝率14.8%)で、複勝回収率は
102%です。連対圏に入った穴ぐさ💨は
6~7歳となっています。
過去10年のこのレースで7番人気以下で③着以内に入った馬は13頭いて、年齢別で見ると、
8歳が4頭、
7歳が2頭、
6歳が4頭、
5歳が2頭、
4歳が1頭。13頭中10頭が
6歳以上で、ベテランの激走が多くなっています。
13頭はいずれも
中山芝か
阪神芝内回りでの連対歴があったので、まずはその実績を確認しましょう。13頭中9頭は
近3走以内に③着以内の好走歴があったので、好調さが感じられる馬にも注意が必要でしょう。
☆注目レース☆太宰府特別(1000万、小倉芝1800m)太宰府特別での穴ぐさ💨は
[0.2.3.14](複勝率26.3%)で、複勝回収率は
138%です。馬券に絡んだ5頭はいずれも異なる年で、4回連続で激走しています。
このレースでの穴ぐさ💨は、
牡セン馬が[0.0.1.7]で、
牝馬が[0.2.2.7]。
牝馬の活躍が目立っていて、③着以内に入った5頭はいずれも
中8週以内の臨戦で、
前走がひと桁着順でした。5頭はすべて
小倉芝での好走歴がありましたが、
前走は小倉以外の場所だったので、そのような馬に妙味が出てきそうですね。
☆注目レース☆黄梅賞(500万、中山芝1600m)黄梅賞での穴ぐさ💨は
[0.1.2.14](複勝率17.6%)で、複勝回収率は
144%です。ただ、今年は登録馬が11頭と少ないので、穴ぐさ💨がいるかどうか……。
このレースで激走した3頭はいずれも
ひと桁馬番の
牝馬で、前走が
東京芝でした。3頭のうち2頭は中山芝1600mで勝ち鞍があったので、
中山に適性がある馬に目を光らせましょう。
☆注目レース☆呼子特別(500万、小倉芝2600m)呼子特別での穴ぐさ💨は
[1.0.2.5](複勝率37.5%)で、複勝回収率は
117%です。
一昨年は穴ぐさ💨が①着&③着となりましたが、勝った
カンタベリーナイトは母父が
ハンティングホーク(その父
サドラーズウェルズ)で、③着の
レッドクラーケンは
メイショウサムソン(その祖父
サドラーズウェルズ)の産駒です。芝2600m戦ですから、まずはスタミナのありそうな血統馬をチェックしましょう。
カンタベリーナイトは地方競馬の出身で、他に馬券に絡んだ2頭も
ダートで連対実績がありました。小倉芝は今週末が開催最終週(4週目)になるので、
荒れ馬場もこなせそうな馬が良さそうです。
■ちなみに…■チューリップ賞での穴ぐさ💨は[0.2.0.20]で、
弥生賞では[1.1.1.12]です。それぞれの過去10年での7番人気以下で③着以内に入った頭数は、
チューリップ賞が7頭、
弥生賞も7頭です。
外回りコースになってからの
チューリップ賞で激走した馬は6頭で、いずれも
前走が④着以内で、6頭中5頭は
前走で連対圏に入っていました。6頭中5頭は父か母父が
サンデー系で、同じく6頭のうち5頭は父か母父か母母父が
ミスプロ系です。
同じく6頭のうち5頭は
阪神か
中山で馬券に絡んだことがあったので、急坂コースでの実績があるとさらに良いでしょう。
弥生賞で激走した7頭はすべて
馬番5番以内でした。7頭中5頭は前走が⑤着以内で、例外の2頭は2走前に連対圏に入っていたので、こちらも
好調さを感じられることが重要でしょうね。
12年以降に激走した3頭は母父か母母父が
ミスプロ系だったので、近年は
ミスプロ系内包馬に注意を払うことも有効そうです。