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大阪杯もダービー卿CTも勝つのは上位人気馬なのか!?

先週(3月26日~27日)の穴ぐさ💨は[4.3.8.88](複勝率14.6%)でした。

3週目の中京競馬は開幕週や2週目の時とは時計の出方が一変して高速決着になり、芝1200m戦は3戦すべてでレコードが更新される事態となりました。高松宮記念も1分6秒7という決着で、芝1200mと芝1400mで速い持ち時計を持つ馬のワンツーでした(①着ビッグアーサー、②着ミッキーアイル)。

雨が降らないと、突如として時計の出る馬場になるのかどうか。馬場の専門家ではないのでよくは分かりませんが、いずれにしても、JRAのホームページで発表されている馬場情報を開催が終わったら消されてしまうと困るんですよねぇ。開催前の金曜日に発表された馬場情報がどのようなものだったのか、振り返りたくてもそれができないという……。

高松宮記念を1番人気のビッグアーサーが勝ち、土曜日に行われた日経賞毎日杯も1~2番人気馬(ゴールドアクタースマートオーディン)が制したので、相変わらずJRAの芝重賞は上位人気馬の勝利が続いています。

【2016年JRA平地重賞の勝ち馬】
人気 ダート
1番人気 10頭 1頭
2番人気 8頭 1頭
3番人気 3頭 0頭
4番人気 4頭 1頭
5番人気 3頭 0頭
6番人気 2頭 0頭
7番人気 0頭 0頭
8番人気 3頭 1頭
9番人気以下 0頭 0頭

高松宮記念は①着ビッグアーサー、②着ミッキーアイル、③着アルビアーノで、3連単は4→6→8でした。3頭ともひと桁の偶数馬番というのも良かったのかもしれませんね。

3月は芝重賞が13レース行われて、1番人気馬は次のような成績でした。

【2016年3月のJRAの芝重賞で1番人気に推された馬】
レース 1番人気馬 頭数 着順
高松宮記念 ビッグアーサー 18
毎日杯 スマートオーディン 10
日経賞 サウンズオブアース 9
フラワーC エンジェルフェイス 16
阪神大賞典 シュヴァルグラン 11
スプリングS ロードクエスト 11
ファルコンS シュウジ 18 12
フィリーズレビュー アットザシーサイド 18
中山牝馬S ルージュバック 16
中日新聞杯 サトノノブレス 18
弥生賞 リオンディーズ 12
チューリップ賞 ジュエラー 16
オーシャンS アルビアーノ 16 5

3月は[5.5.1.2]という成績で、馬券圏外となったのは、16頭立てでの大外枠で不利も受けたオーシャンSアルビアーノ不良馬場だったファルコンSシュウジ。③着もロードクエストだけで、4月もこの流れが続くのか、今週の大阪杯ダービー卿CT1番人気馬の走りにご注目ください。

なお、ダービー卿CTハンデ戦ですが、今年は芝のハンデ重賞が9回行われていて、次のような成績となっています。

【2016年の芝のハンデ重賞】
人気 着別度数
1番人気 [1.2.1.5]
2番人気 [3.1.0.5]
3番人気 [2.0.0.7]
4番人気 [2.0.2.5]
5番人気以下 [1.6.6.93]

5番人気以下で優勝したのは愛知杯バウンスシャッセ(8番人気)だけで、勝利したのはほとんどが4番人気以内の馬ですが、1番人気馬は[1.2.1.5](勝ったのは中日新聞杯でのサトノノブレス)。ダービー卿CTでは、昨年にモーリス1番人気で圧勝し、09年にはタケミカヅチが勝利していますが(過去10年で1番人気馬は2勝)、果たして今年はどうなるでしょうか。

今週末(4月2日~3日)は中山&阪神の2場開催で、どちらも芝はBコースに替わります。芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

4月2日~3日
場所
中山 Bコース・1週目
阪神 Bコース・1週目

4月2日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
中山9R 山吹賞 [0.0.0.8]
中山10R 安房特別 [0.0.1.16]
中山11R 船橋S [1.0.1.25]
阪神9R アザレア賞 [0.0.0.2]
阪神10R 仲春特別 [2.1.3.13]
阪神11R コーラルS [1.1.0.24]

4月3日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
中山9R 千葉日報杯 [0.0.1.14]
中山10R 伏竜S [0.1.1.7]
中山11R ダービー卿CT [1.0.3.22]
阪神9R 鳴門S [0.0.3.21]
阪神10R マーガレットS [0.1.1.22]
阪神11R 大阪杯 [0.0.0.15]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
ダービー卿CT(G3、中山芝1600m)

ダービー卿CTでの穴ぐさ💨は[1.0.3.22](複勝率15.4%)で、2010年以降は6年中4年で馬券に絡んでいます。昨年は【B】評価だったインパルスヒーローが③着に食い込みました。

馬券圏内に入った穴ぐさ💨はハンデ55~56kg4~6歳の牡馬で、近2走以内に芝で③着以内の好走歴がありました。好調さが感じられるタイプは侮れないでしょう。

過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は16頭いて、いずれも中4週以内の臨戦でした。中山開催時の激走馬は15頭で、そのうち13頭は前走が中山芝だったので、順調に使われている馬を評価しましょう。

注目レース
仲春特別(1000万、阪神芝1400m)

仲春特別での穴ぐさ💨は[2.1.3.13](複勝率31.6%)で、複勝回収率は185%です。施行コースがよく変更されるレースですが、どんなコースでも穴ぐさ💨の激走率が高いので、今年も期待したいですね。

このレースで激走した穴ぐさ💨は中8週以内の臨戦でした。激走した6頭のうち4頭は1000万で連対歴があったので、クラス実績馬は侮らないようにしましょう。芝で激走した穴ぐさ💨は5頭で、そのうち4頭は父か母父がサンデー系です。

ちなみに…
大阪杯での穴ぐさ💨は[0.0.0.15]です。過去10年で7番人気以下で馬券に絡んだ馬は4頭で、その4頭は7~9番人気。12年以降は4年連続で1~6番人気馬の決着となっています。

過去10年で1番人気馬は[4.3.2.1]で、07年以降は9年連続で馬券に絡んでいます。良馬場の時に限ると[4.1.2.0]ですから、今年も乾いた馬場ならまずは上位人気馬を信頼すべきでしょうね。