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近年の芝3000m以上の重賞では1枠が飛び抜けた好成績

先週(4月23日~24日)の穴ぐさ💨は[6.3.5.89](複勝率13.6%)で、単勝回収率が121%でした。単勝回収率は、3月120%で、4月104%となっています。

重賞では、福島牝馬S【B】評価だったマコトブリジャールが15番人気で勝ち、マイラーズCでは【C】評価だったクラレントが11番人気で③着、フローラSでは【C】評価だったアウェイクが13番人気で③着に食い込みました。ふた桁人気が馬券に絡んで結構な配当となりましたね。馬券を獲られたみなさん、おめでとうございます。

マイラーズCクラレントフローラSアウェイク【C】評価だったので、正直、そこまでの自信はなかったのですが、内目の枠を活かして、小牧騎手(クラレント)と吉田豊騎手(アウェイク)が見事な騎乗を見せてくれましたね。本当に感謝です。

今週は天皇賞・春が行われますが、馬番7番以内の馬が5連勝中で、穴馬もひと桁馬番から多く出ています(詳しくは下段を参照してください)。枠順は重要でしょうね。

2010年以降に行われた芝3000m以上の重賞(天皇賞・春菊花賞阪神大賞典ステイヤーズSダイヤモンドS)を調べてみたら、枠順別の成績が次ようになっていました。

【2010年以降の芝3000m以上の重賞】
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 [10.2.5.35] 19.2% 23.1% 32.7%
2枠 [3.4.6.41] 5.6% 13.0% 24.1%
3枠 [4.1.2.50] 7.0% 8.8% 12.3%
4枠 [2.4.4.48] 3.4% 10.3% 17.2%
5枠 [3.2.4.50] 5.1% 8.5% 15.3%
6枠 [1.5.3.52] 1.6% 9.8% 14.8%
7枠 [4.5.5.58] 5.6% 12.5% 19.4%
8枠 [5.9.3.59] 6.6% 18.4% 22.4%

1枠の成績が飛び抜けて良いです。

回収率で見ると、4~8枠は単勝回収率も複勝回収率も100%を割っていますが、1枠は単勝回収率433%・複勝回収率180%で、2枠は単勝回収率40%・複勝回収率109%3枠は単勝回収率394%・複勝回収率112%となっています。

京都芝は今開催の前にエアレーション作業が行われたとのことで、内有利の馬場を是正したいと考えてるんじゃないかと思っていますが、長距離戦の場合、内外の馬場の差というよりも、内枠だと他馬の後ろに付けて折り合いやすくなる面が大きく作用しているんじゃないでしょうか。

かつてメジロマックイーンライスシャワーのようなスタミナ豊富な馬がたくさんいた時代とは違って、最近は2000m~2400mを得意にするタイプが多いですからね。長距離戦では一にも二にも折り合いがカギで、それは今年の天皇賞・春にも当てはまってくると思ってます。

ちなみに、上表では6~8枠で勝利を収めた馬が10頭いますが、その10頭とは、アドマイヤラクティオルフェーヴルゴールドシップジャガーメイルシュヴァルグラントウカイトリックフェイムゲームフォゲッタブルです。

さすがにスタミナ豊富な馬たちが名を連ねていて、今年の天皇賞・春にはシュヴァルグランフェイムゲームが登録しています。フェイムゲームは昨年の天皇賞・春7枠14番からクビ差②着まで迫っていますし、このハーツクライ産駒の2頭だけは枠順をあまり気にしない方がいいのかもしれませんね。

今週からは東京京都新潟の3場開催となります。4月30日~5月1日に行われる3場(東京、京都、新潟)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

4月30日~5月1日
場所
東京 Aコース・2週目
京都 Cコース・2週目
新潟 Bコース・1週目

4月30日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 秩父特別 [0.0.0.3]
東京10R 春光S [0.0.1.8]
東京11R 青葉賞 [1.1.1.23]
京都9R あやめ賞 [0.1.0.5]
京都10R 下鴨S [0.0.1.5]
京都11R 天王山S [0.1.1.17]
新潟10R ゆきつばき賞 [0.1.2.15]
新潟11R 邁進特別 [1.2.0.25]
新潟12R 二王子特別 [0.0.1.6]

5月1日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 陣馬特別 [0.0.1.17]
東京10R 晩春S [1.0.1.19]
東京11R スイートピーS [1.0.1.23]
京都8R 鷹ケ峰特別 [1.1.1.22]
京都9R 糺の森特別 [0.0.1.10]
京都10R 端午S [1.1.3.17]
京都11R 天皇賞・春 [1.0.1.23]
京都12R 高瀬川S [1.0.1.24]
新潟10R 荒川峡特別 [2.1.1.13]
新潟11R 谷川岳S [1.1.0.18]
新潟12R 五泉特別 [2.2.2.18]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
青葉賞(G2、東京芝2400m)

青葉賞での穴ぐさ💨は[1.1.1.23](複勝率11.5%)で、複勝回収率は128%です。

馬券に絡んだ穴ぐさ💨はふた桁人気でしたが、いずれも前走でメンバー中3位以内の上がりで④着以内に入っていました。メンバー上位の上がりを使っていた馬は人気薄でも侮らないようにしましょう。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、いずれも前走が④着以内で、8頭中7頭は前走③着以内でした。8頭のうち6頭は左回りで好走歴があったので、そのようなタイプに注意を払いましょう。

注目レース
端午S(OP特別、京都ダート1400m)

端午Sでの穴ぐさ💨は[1.1.3.17](複勝率22.7%)で、複勝回収率は146%です。1400m戦となってから[1.1.2.5](複勝率44.4%)と好走率が上がっているので、今年も期待したいですね。

1400m戦で馬券に絡んだ穴ぐさ💨は父がミスプロ系ノーザンダンサー系です。その激走馬4頭は前走がダート1400m以外で馬券圏外に敗れていましたが、いずれも2走前以前にダート1400mで勝利実績がありました。得意条件に戻った馬に注目しましょう。

注目レース
五泉特別(500万、新潟芝1400m)

五泉特別での穴ぐさ💨は[2.2.2.18](複勝率25.0%)で、複勝回収率は129%です。芝1400m戦となってからは5年中4年で激走馬が出ているので、今年も期待したいですね。

芝1400m戦で激走した4頭は、いずれも父サンデー系4~6歳の牡馬です。4頭は左回りの芝で連対歴がありましたが、3頭は新潟芝では好走歴がありませんでした。新潟以外の左回りコースでの実績も確認しておきましょう。

ちなみに…
天皇賞・春での穴ぐさ💨は[1.0.1.23]で、昨年はカレンミロティック【B】評価で③着に食い込みました。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、そのうち7頭は馬番6番以内です。2010年以降に激走した6頭は父サンデー系で、父サンデー系内目の枠をゲットした馬は侮らない方が良さそうです。

激走馬9頭のうち6頭は前走④着以内で、前走⑤着以下で馬券に絡んだ3頭は芝3000m以上のOPで③着以内の好走歴がありました。長距離実績馬については、前走着順に惑わされないようにしましょう。