ヴィクトリアマイルも穴馬は「イ」の付く馬がイイ?
先週(5月7~8日)の穴ぐさ💨は
[4.10.3.87](複勝率16.3%)でした。重賞では、
NHKマイルCで
レインボーラインが12番人気で
③着に入り、
新潟大賞典で
パッションダンスが10番人気
①着、
京都新聞杯で
アグネスフォルテが9番人気
②着と激走してくれました。馬券を獲られたみなさん、おめでとうございました。
NHKマイルCの
レインボーラインは18頭立ての
大外枠で、これは
皐月賞での
ディーマジェスティと同じでした。正直な話、芝G1で
大外枠の馬を穴ぐさ💨に指名するのは勇気が要るんですけれど、
皐月賞も
NHKマイルCもペースが速くなって、それぞれの鞍上(
レインボーライン・
福永騎手、
ディーマジェスティ・
蛯名騎手)が上手く騎乗してくれました。ホント、感謝です。
その一方で、
NHKマイルCは1番人気に
メジャーエンブレムが逃げ切って勝利し、今年の
芝G1では初めて
鹿毛以外の勝者が誕生しました(
メジャーエンブレムは
栗毛)。先週のこのコーナーで記した
毛色のネタは、バカバカしくて個人的に好みだったんですけれど、まあ、そこまでの効力はなかったってことですかね。
毛色以外に、今年の
JRA・G1(7レース)での傾向を調べてみたら、次のようなものがありました。
【2016年のJRA・G1】
馬体重 |
着別度数 |
プラス体重 |
[0.4.3.22] |
前走と同体重 |
[2.0.0.19] |
マイナス体重 |
[5.3.4.54] |
ダートG1や障害のJG1を含めても、
プラス体重での出走だった馬は勝てていません。さらに言うと、勝利した7頭はいずれも
馬体重が470kg以上で、468kg以下だった馬は[0.4.4.30]と未勝利です。
ヴィクトリアマイルは牝馬限定のG1なので、大きさはそこまで関係ないのかもしれませんが、近5年の勝ち馬が
マイナス6kg~増減なしで、プラス体重での優勝馬は2頭だけです(08年
エイジアンウインズ・プラス2kg、07年
コイウタ・プラス6kg)。今年も
マイナス体重の馬を中心に考えた方が良さそうな気がします。
今年の
芝G1は5レースが終わり、③着以内に入った馬は次の通りです。
【2016年の芝G1】
レース |
①~③着 |
人気 |
NHKマイルC |
①着メジャーエンブレム ②着ロードクエスト ③着レインボーライン |
1 2 12 |
天皇賞・春 |
①着キタサンブラック ②着カレンミロティック ③着シュヴァルグラン |
2 13 3 |
皐月賞 |
①着ディーマジェスティ ②着マカヒキ ③着サトノダイヤモンド |
8 3 1 |
桜花賞 |
①着ジュエラー ②着シンハライト ③着アットザシーサイド |
3 2 6 |
高松宮記念 |
①着ビッグアーサー ②着ミッキーアイル ③着アルビアーノ |
1 2 3 |
5レースすべてで
1~3番人気の2頭以上が馬券に絡んでいて、
高松宮記念以外の4レースは
「1~3番人気の2頭+6番人気以下の馬」という組み合わせです。今週末の
ヴィクトリアマイルもそんな組み合わせを狙ってみると面白いかもしれません。
6番人気以下で③着以内に入った4頭のうち3頭は穴ぐさ💨なので、もちろん穴ぐさ💨には注目していただきたいのですが、4頭は
アットザシーサイド、
ディーマジェスティ、
カレンミロティック、
レインボーラインで、いずれも馬名に
「イ」が入っています(笑)。
アットザシーサイドは
キングカメハメハ産駒ですが、
ディーマジェスティは
ディープインパクト産駒、
カレンミロティックは
ハーツクライ産駒、
レインボーラインは
ステイゴールド産駒で、この3頭は父親にも
「イ」があります。
ヴィクトリアマイルでは、そんなところにも注目すると
イイかもしれません(笑)。
東京と京都は今週末から
使用する芝コースが変更となります。
東京がAコース→Bコース、
京都がCコース→Dコースです。
馬場傾向が変わる可能性がありますから、注意深く観察して臨みましょう。
5月14日~15日に行われる3場(東京、京都、新潟)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
5月14日~15日
場所 |
芝 |
東京 |
Bコース・1週目 |
京都 |
Dコース・1週目 |
新潟 |
Bコース・3週目 |
5月14日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
夏木立賞 |
[1.0.0.3] |
東京10R |
秋川特別 |
[0.0.1.13] |
東京11R |
京王杯SC |
[2.0.2.22] |
京都9R |
白川特別 |
[0.0.2.7] |
京都10R |
錦S |
[0.0.1.8] |
京都11R |
都大路S |
[1.0.1.23] |
新潟10R |
はやぶさ賞 |
[1.2.2.20] |
新潟11R |
八海山特別 |
[1.0.1.21] |
新潟12R |
石打特別 |
[0.0.2.19] |
5月15日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
テレ玉杯 |
[1.0.1.11] |
東京10R |
青竜S |
[0.0.0.5] |
東京11R |
ヴィクトリアマイル |
[1.2.2.22] |
東京12R |
BSイレブン賞 |
[0.0.0.9] |
京都9R |
パールS |
[0.2.0.7] |
京都10R |
葵S |
[1.0.2.19] |
京都11R |
栗東S |
[1.1.1.22] |
新潟10R |
胎内川特別 |
[0.1.1.10] |
新潟11R |
赤倉特別 |
[2.1.2.13] |
新潟12R |
飛竜特別 |
[1.1.0.25] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆ヴィクトリアマイル(G1、東京芝1600m)ヴィクトリアマイルでの穴ぐさ💨は
[1.2.2.22](複勝率18.5%)で、複勝回収率が
160%です。昨年は
ケイアイエレガントが12番人気で②着に激走しました。
馬券に絡んだ穴ぐさ💨は5頭中4頭が
5~6歳で、同じく5頭中4頭が
牝馬限定の芝重賞勝ち馬です。5頭はいずれも
芝1800m以上での勝ち鞍があったので、マイルよりも長めの距離実績があると良さそうです。
過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は12頭いて、そのうち11頭は前走が
重賞で、例外の1頭は近2走で連勝していました。前走が
重賞だった11頭は、
前走が⑤着以内だった馬が5頭で、残りの6頭は
前走が2~6番人気でした。ある程度の上位人気か、ある程度の上位着順だった馬を狙いましょう。
激走した12頭のうち9頭は
東京芝で勝利実績があり、例外の3頭のうち2頭は東京が初めてでした(残りの1頭は東京芝が[0.1.0.0])。なるべくなら
東京実績があった方が良さそうです。
☆注目レース☆パールS(1600万、京都芝外1800m)パールSでの穴ぐさ💨は
[0.2.0.7](複勝率22.2%)で、複勝回収率が
102%です。今年は登録頭数が13頭ですが、昨年は10頭立てで穴ぐさ💨が②着に激走していて、少頭数でも侮れなさそうです。
馬券に絡んだ2頭はどちらも
休み明けで、準OPでの好走歴がありませんでしたが、
京都&阪神の芝外1800mで1000万を勝利していました。右回りでU型の芝1800mで実績がある馬が面白そうです。
☆注目レース☆葵S(OP特別、京都芝1200m)葵Sでの穴ぐさ💨は
[1.0.2.19](複勝率13.6%)で、複勝回収率が
105%です。昨年は
マジックシャトルが10番人気で③着に入り、一昨年は
リアルヴィーナスが9番人気で勝利しています。
③着以内に入った穴ぐさ💨はいずれも
ひと桁馬番で、3頭は
京都芝での好走歴がありました。3頭中2頭は
京都芝で勝ったことがあり、同じく3頭中2頭は前走が京都以外だったので、実績あるコースに戻った馬が侮れなさそうです。
☆注目レース☆白川特別(1000万、京都芝外2400m)白川特別での穴ぐさ💨は
[0.0.2.7](複勝率22.2%)で、複勝回収率が
114%です。近年は穴ぐさ💨がいないことが続いていて、今年も登録頭数が12頭と少なくなっています。穴ぐさ💨がいるといいのですが……。
馬券に絡んだ穴ぐさ💨は京都で未勝利だったものの、
京都芝外2400mで②~③着に好走したことがありました。どちらも父
サンデー系で、5代血統表内に
ノーザンダンサーのクロスを持っていたので、そのような血統馬にチャンスがありそうです。
☆注目レース☆はやぶさ賞(500万、新潟芝直1000m)はやぶさ賞での穴ぐさ💨は
[1.2.2.20](複勝率20.0%)で、複勝回収率が
118%です。13年以降は3年連続で馬券に絡んでいます。
馬券に絡んだ5頭のうち
ふた桁馬番だったのは2頭で、外枠ばかりではないので、その点は頭の中に入れておきましょう。5頭中4頭は
牝馬で、同じく5頭中4頭は父か母父が
ノーザンダンサー系だったので、そのようなタイプがいれば積極的に狙いたいですね。
■ちなみに…■京王杯SCでの穴ぐさ💨は[2.0.2.22](複勝率15.4%)で、13年は
ガルボが③着、14年は
レッドスパーダが①着、昨年は
オメガヴェンデッタが③着と、近3年は連続して激走馬が出ています。
馬券圏内に入った4頭の穴ぐさ💨はいずれも母父が
ノーザンダンサー系です。4頭は
近4走以内に③着以内の好走歴があったので、そのような馬がいないか、確認しましょう。
過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、
サクラバクシンオー産駒か母父
ノーザンダンサー系です。
サクラバクシンオー産駒で激走した3頭は5代血統表内に
ノーザンダンサーのクロスを持っていたので、
ノーザンダンサー系の有無が重要そうです。
激走馬8頭のうち
4歳馬が2頭、
5歳馬が4頭で、4~5歳が多くなっています。8頭はいずれも
左回りの芝で勝ち鞍があり、そのうち7頭は
左回りでの1000万以上の芝1400mで勝利実績がありました。1400m実績がカギになりそうです。