開幕週での芝重賞は父サンデー系と父ミスプロ系が中心!?
先週の穴ぐさ💨は
[6.7.1.88](複勝率13.7%)で、単勝回収率が
120%でした。
中京記念で
【A】評価だった
ガリバルディが差し切った反面、
函館2歳Sで③着に激走した
タイムトリップを捕まえきれず……。
タイムトリップは父
ミスプロ系だったんですが……すみません。
今週からは、
新潟、
小倉、
札幌の3場開催に替わりますが、函館の開幕週に行われた
函館スプリントSで
レコードタイム(1分7秒8)が出たように、近年の開幕週はどんな馬場でも
高速決着が多いですからね。用心して臨むようにしましょう。
今週末は重賞が
アイビスサマーダッシュと
クイーンSが予定されていて、注目は父
サンデー系か父
ミスプロ系か、と思われます。というのも、今年、
開幕週に行われた芝重賞13レースでは、優勝馬がいずれも父
サンデー系か父
ミスプロ系だからです。
【2016年の開幕週に行われた芝重賞】
父系 |
着別度数 |
父サンデー系 |
[8.10.8.92] |
父ミスプロ系 |
[5.1.2.30] |
父ノーザンダンサー系 |
[0.1.2.21] |
父ロベルト系 |
[0.1.0.11] |
上記4系統以外 |
[0.0.1.8] |
対象としたのは、
中山金杯、
京都金杯、
愛知杯、
アーリントンC、
中山記念、
阪急杯、
中日新聞杯、
フローラS、
マイラーズC、
鳴尾記念、
函館スプリントS、
ラジオNIKKEI賞、
CBC賞。連続開催の1~2日目に行われたレースは除外しました(中山金杯は入れましたが)。
優勝した13頭のうち8頭は父
サンデー系で、5頭は父
ミスプロ系です。この13レースがすべて
良馬場で行われたことも影響しているのかもしれませんが、
時計の速い決着にも対応できそうな血統馬が良いのでしょう。
開幕週の芝重賞だと
内枠が有利だろうと思う人が多いと思いますが、13レースのうち5レースの勝ち馬は
7~8枠だったりします。
【2016年の開幕週に行われた芝重賞】
枠順 |
着別度数 |
1枠 |
[1.1.1.17] |
2枠 |
[2.1.3.16] |
3枠 |
[2.1.3.18] |
4枠 |
[3.0.2.20] |
5枠 |
[0.2.0.22] |
6枠 |
[0.2.1.22] |
7枠 |
[3.5.1.21] |
8枠 |
[2.1.2.26] |
7~8枠で優勝した5頭のうち3頭の鞍上は
M.デムーロ騎手と
ルメール騎手なので、このふたりは開幕週での
外枠でも要注意でしょうね(直線競馬の
アイビスサマーダッシュは外枠有利でしょうけれど)。
ちなみに、
M.デムーロ騎手は対象13レースで③①①④①着と好成績を残しています。同騎手に関して、今年の芝の特別競走での成績を調べたら、
開催前半の方が良いというデータがありました。
【2016年の芝の特別競走でのM.デムーロ騎手】
開催日 |
着別度数 |
勝率 連対率 複勝率 |
開催1~4日目 |
[12.10.3.18] |
27.9% 51.2% 58.1% |
開催5日目以降 |
[9.4.10.41] |
14.1% 20.3% 35.9% |
このデータは、連続開催でも1~4日目は
開催前半としてカウントしています。
M.デムーロ騎手は上位人気に推されるケースが多いとはいえ、開催1~4日目の芝の特別競走では
連対率が5割を超えています! 今週末は
M.デムーロ騎手に乗るという手もあるかもしれませんね。
なお、今年の開幕週での芝重賞13レースでは、穴ぐさ💨は
[0.3.3.30](複勝率16.7%)という成績で、勝ち馬こそ出ていないものの複勝回収率が
110%です。馬券圏内に入った穴ぐさ💨の6頭中5頭は父が
サンデー系か
ミスプロ系なので、やはりこの2系統の馬を中心に考えるのが良さそうです。
7月30日~31日に行われる3場(新潟、小倉、札幌)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
7月30日~31日
場所 |
芝 |
新潟 |
Aコース・1週目 |
小倉 |
Aコース・1週目 |
札幌 |
Aコース・1週目 |
7月30日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
新潟9R |
閃光特別 |
[1.2.1.25] |
新潟10R |
古町特別 |
[0.0.0.29] |
新潟11R |
佐渡S |
[0.1.0.10] |
小倉9R |
伊万里特別 |
[1.2.1.11] |
小倉10R |
不知火特別 |
[1.0.0.7] |
小倉11R |
KBC杯 |
[0.2.2.13] |
札幌10R |
羊ヶ丘特別 |
[0.0.3.15] |
札幌11R |
TVh賞 |
[0.0.3.14] |
札幌12R |
阿寒湖特別 |
[1.0.0.8] |
7月31日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
新潟9R |
新発田特別 |
[1.0.0.25] |
新潟10R |
岩室温泉特別 |
[0.1.1.27] |
新潟11R |
アイビスサマーダッシュ |
[2.2.1.23] |
小倉9R |
国東特別 |
[0.0.1.10] |
小倉10R |
響灘特別 |
[1.2.0.17] |
小倉11R |
佐世保S |
[1.1.1.15] |
札幌9R |
北辰特別 |
出走ナシ |
札幌10R |
道新スポーツ賞 |
[1.1.1.12] |
札幌11R |
クイーンS |
[1.2.1.17] |
札幌12R |
大通特別 |
[0.0.1.3] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆クイーンS(G3、札幌芝1800m)クイーンSでの穴ぐさ💨は
[1.2.1.17](複勝率19.0%)で、複勝回収率は
136%です。
馬券圏内に入った穴ぐさ💨は
4~5歳馬で、母父が
ノーザンダンサー系か
ミスプロ系でした。4頭のうち3頭の前走が
準OPで、同じく4頭のうち3頭は
休み明けだったので、クラス実績や順調さはあまり気にしなくて良さそうです。
過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、6頭は父か母父が
ノーザンダンサー系か
ミスプロ系です。7頭のうち5頭は
偶数馬番で、奇数馬番での激走馬2頭は馬番3番でした。
7頭のうち5頭は
札幌芝での勝ち鞍があり、例外の2頭は北海道の芝が初めてで、
芝1800mの重賞で連対実績がありました。札幌実績か、芝1800m重賞の実績がある馬はチェックしておきましょう。
☆注目レース☆KBC杯(1600万、小倉ダート1700m)KBC杯での穴ぐさ💨は
[0.2.2.13](複勝率23.5%)で、複勝回収率は
131%です。
OP特別の頃も含めて③着以内に入った穴ぐさ💨は、これまた父か母父が
ノーザンダンサー系か
ミスプロ系です。その4頭はいずれも
中8週以内の臨戦で、3頭は
距離短縮の臨戦でした。4頭は4~5歳馬だったので、そのようなタイプがいたら注目しましょう。
☆注目レース☆響灘特別(1000万、小倉ダート1700m)響灘特別での穴ぐさ💨は
[1.2.0.17](複勝率15.0%)で、複勝回収率は
137%です。
連対した3頭はこれまた前走から
距離短縮での臨戦でした。3頭とも1000万での勝ち鞍はなかったものの、いずれも
500万勝ちがダート1700mでした。距離実績のある馬は侮らないようにしましょう。
☆注目レース☆道新スポーツ賞(1000万、札幌芝1500m)道新スポーツ賞での穴ぐさ💨は
[1.1.1.12](複勝率20.0%)で、複勝回収率は
112%です。芝のレースの時に限っても[0.1.1.10](複勝率16.7%)で、複勝回収率は115%です。
馬券に絡んだのは
4~5歳の関東馬で、父か母父が
サンデー系か
ミスプロ系です。いずれも
中6週以上の臨戦馬だったので、ある程度間隔が空いている馬を狙うと良さそうです。
☆注目レース☆伊万里特別(500万、小倉芝1200m)伊万里特別での穴ぐさ💨は
[1.2.1.11](複勝率26.7%)で、複勝回収率は
148%です。昨年は②&③着の【穴ぐさ💨ダブル】となりました。
馬券に絡んだ穴ぐさ💨は
馬番8~10番で、開幕週でも必ずしも内枠である必要はなさそうです。いずれも
休み明け初戦~3戦目の馬なので、フレッシュな状態の馬を狙うといいでしょう。
☆注目レース☆羊ヶ丘特別(500万、札幌芝1500m)羊ヶ丘特別での穴ぐさ💨は
[0.0.3.15](複勝率16.7%)で、複勝回収率は
136%です。1500m戦となってからも激走馬は出ていて、昨年は
ボールドジャパンが12番人気で③着に食い込みました。
③着に入った3頭は4~5歳の父
サンデー系で、
中4~6週の臨戦でした。近3走以内に勝ち鞍があったので、
好調さを感じられるタイプを確認しておきましょう。
■ちなみに…■アイビスサマーダッシュでの穴ぐさ💨は[2.2.1.23](複勝率17.9%)です。馬券に絡んだ5頭のうち3頭が
ふた桁馬番で、2頭が
ひと桁馬番ですが、過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、
ふた桁馬番と
ひと桁馬番が4頭ずつです。
外枠ばかり、というほどでもないので、そのことは覚えておきましょう。
過去10年で激走した8頭のうち7頭は
5~6歳馬で、同じく8頭中7頭は
中1~4週の臨戦でした。順調に使われている馬の方が良さそうです。
血統的には、5代血統表内に
ノーザンダンサーのクロスを持つ馬が6頭いて、例外の2頭は
馬番13番でした。直線競馬はスピードの持続力が重要で、外枠でなければ、
ノーザンダンサーのクロスを持つようなタイプに注目でしょう。
激走馬8頭のうち、
関東馬が4頭、
関西馬も4頭と同数ですが、騎手は8頭中7頭が
関東騎手でした。ジョッキーは直線競馬に乗り慣れた人が良いかもしれませんね。