今年の穴ぐさ騎手リーディングは大野騎手がダントツの首位!
先週の穴ぐさ💨は
[2.4.6.60](複勝率16.7%)で、
スプリンターズSでは
【B】評価だった
ソルヴェイグが③着に激走してくれました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございます!
今年の芝G1での穴ぐさ💨は
[3.0.3.27](複勝率18.2%)という成績で、回収率は単勝が
281%、複勝が
109%です。
今年の芝G1(11レース)では、すべてのレースで
1~3番人気のいずれかが連対し、10レースでは③着以内に
1~3番人気の2頭以上が入っています。
6番人気以下で③着以内に入った馬は9頭いて、そのうち6頭が穴ぐさ💨です。
まとめるとこんな感じです。
【2016年の芝G1】
レース |
①~③着 |
人気 |
印 |
スプリンターズS |
①着レッドファルクス ②着ミッキーアイル ③着ソルヴェイグ |
3 2 9 |
▲ 穴ぐさ |
宝塚記念 |
①着マリアライト ②着ドゥラメンテ ③着キタサンブラック |
8 1 2 |
穴ぐさ ◎ ○ |
安田記念 |
①着ロゴタイプ ②着モーリス ③着フィエロ |
8 1 6 |
穴ぐさ ◎ |
日本ダービー |
①着マカヒキ ②着サトノダイヤモンド ③着ディーマジェスティ |
3 2 1 |
○ ◎ |
オークス |
①着シンハライト ②着チェッキーノ ③着ビッシュ |
1 2 5 |
◎ ○ |
ヴィクトリアマイル |
①着ストレイトガール ②着ミッキークイーン ③着ショウナンパンドラ |
7 1 2 |
○ |
NHKマイルC |
①着メジャーエンブレム ②着ロードクエスト ③着レインボーライン |
1 2 12 |
◎ ○ 穴ぐさ |
天皇賞・春 |
①着キタサンブラック ②着カレンミロティック ③着シュヴァルグラン |
2 13 3 |
◎ |
皐月賞 |
①着ディーマジェスティ ②着マカヒキ ③着サトノダイヤモンド |
8 3 1 |
穴ぐさ ○ ▲ |
桜花賞 |
①着ジュエラー ②着シンハライト ③着アットザシーサイド |
3 2 6 |
○ ▲ 穴ぐさ |
高松宮記念 |
①着ビッグアーサー ②着ミッキーアイル ③着アルビアーノ |
1 2 3 |
◎ ○ |
印は「メインレースの考え方」で記載しているもので、この11レースで「◎」、「○」、「▲」から
穴ぐさ💨へのワイドを買った場合、回収率は
186.2%となっています。
今週末はG1レースがありませんが、来週から
秋のG1シリーズの連戦がスタートしますからね。どうぞご期待ください。
ソルヴェイグに騎乗していた
田辺騎手は、土曜日の中山メイン(
秋風S)でも穴ぐさ💨の
マルターズアポジーで逃げ切り、今年も相変わらず
穴ぐさ💨での激走が多いです。
ただ、今年はここまでで、
穴ぐさ💨での馬券圏内数が
田辺騎手を上回るジョッキーがいます。穴ジョッキーの傾向が微妙に変化しているので、再確認の意味でも、今年の
穴ぐさ💨リーディング(騎手)の上位をご覧ください。
【2016年穴ぐさ💨リーディング(騎手)】
騎手名 |
穴ぐさ💨での ③着以内数 |
大野騎手 |
21回 |
柴田大騎手 |
18回 |
田辺騎手 |
15回 |
藤岡康騎手 |
15回 |
丸山騎手 |
15回 |
和田騎手 |
14回 |
内田騎手 |
12回 |
北村友騎手 |
12回 |
松岡騎手 |
12回 |
横山典騎手 |
12回 |
吉田豊騎手 |
12回 |
池添騎手 |
11回 |
石川騎手 |
11回 |
柴山騎手 |
11回 |
松山騎手 |
11回 |
11回以上を記録しているのは上記のジョッキーで、今年は
大野騎手が
抜けた首位をキープしています。
今年、
大野騎手は穴ぐさ💨騎乗時が
[7.7.7.71](複勝率22.8%)で、回収率は単勝が
212%、複勝が
140%。芝でもダートでも、短距離でも中距離でも激走率が高くなっています。
中山([2.1.2.25]複勝率16.7%)よりも
東京([2.5.2.23]複勝率28.1%)の方が好走率が高かったりしますから、開催が替わる今週末以降も注目しましょう。
先週末は、日本で初めて海外競馬(
凱旋門賞)の馬券が発売され、
「穴ぐさ💨」的存在として「★」にした
オーダーオブセントジョージが③着に走ってくれました。
海の向こうでも③着か…と苦笑したんですが、優勝した
ファウンドが「△」の一番手、②着の
ハイランドリールには印を回せず、トータルでは
海外競馬の難しさを痛感させられる結果でした。
日本馬の
マカヒキは折り合いを欠いたようですが、あれだけ淀みない流れで外を回らされて厳しい面もあったのでしょう。
海外競馬、特に
欧州の競馬に関しては、
チームプレーの要素も予想のファクターとして取り入れる必要があるなあと思わせられました(ペースメーカーが存在する時点でそうではありますが)。
ただ、
凱旋門賞と言えども、
過去データを分析することは重要との印象も受けましたね。
ポストポンドのような血統馬や臨戦過程の馬は、近年ではほとんど勝っていなかったので、もっと評価を下げるべきでしたし、
凱旋門賞では
サドラーズウェルズ系×
ダンチヒ系の配合馬がよく好走していたので、その点で
ハイランドリールは押さえておくべきでした。この経験を今後の
海外競馬のレースに活かしていきたいと思います。
今週末からは秋の
東京&京都開催が始まります。10月8日~10日に行われる
東京、
京都の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
10月8日~10日
場所 |
芝 |
東京 |
Aコース・1週目 |
京都 |
Aコース・1週目 |
10月8日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
山中湖特別 |
[0.0.0.8] |
東京10R |
本栖湖特別 |
[0.0.0.2] |
東京11R |
サウジアラビアRC |
出走ナシ |
京都9R |
愛宕特別 |
[4.2.0.13] |
京都10R |
久多特別 |
[0.3.3.15] |
京都11R |
平城京S |
[0.1.1.12] |
10月9日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
六社特別 |
[1.1.1.12] |
東京10R |
テレビ静岡賞 |
[1.0.1.23] |
東京11R |
毎日王冠 |
[3.1.4.18] |
京都9R |
りんどう賞 |
[0.0.0.7] |
京都10R |
清滝特別 |
[0.1.1.7] |
京都11R |
オパールS |
[1.2.4.12] |
10月10日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
西湖特別 |
[0.1.0.15] |
東京10R |
オクトーバーS |
[1.0.0.11] |
東京11R |
グリーンチャンネルC |
[0.0.0.7] |
京都9R |
円山特別 |
[0.1.0.26] |
京都10R |
大原S |
[0.0.1.14] |
京都11R |
京都大賞典 |
[0.1.1.10] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆毎日王冠(G2、東京芝1800m)毎日王冠での穴ぐさ💨は
[3.1.4.18](複勝率30.8%)で、複勝回収率は
173%です。
過去10年の
毎日王冠では7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭いて、07年以降での10頭は
馬番8番以内です。11頭のうち9頭は
新潟か
東京芝で勝ったことがあったので、そのようなタイプがいたら注意を払いたいですね。
06~09年に激走した4頭のうち3頭は
6~8歳でしたが、10年以降の激走馬は7頭中5頭が
3~5歳です。近年は若いタイプが激走しやすくなっています。
☆注目レース☆オパールS(OP特別、京都芝1200m)オパールSでの穴ぐさ💨は
[1.2.4.12](複勝率36.8%)で、複勝回収率は
172%です。昨年は
ビッグアーサーが勝ち、②着
マコトナワラタナ&③着
ウイングザムーンの
【穴ぐさ💨ダブル】でした。
1200m戦で激走した穴ぐさ💨6頭のうち4頭は
牝馬で、同じく6頭中4頭は
ふた桁馬番でした。6頭はいずれも父がサンデー系以外ですが、4頭は
母父サンデー系なので、そのような血統馬がいたら注目したいですね。
☆注目レース☆六社特別(1000万、東京芝1600m)六社特別での穴ぐさ💨は
[1.1.1.12](複勝率20.0%)で、複勝回収率は
106%です。昨年は
ローズマンブリッジが10番人気で②着に食い込みました。
春開催だった頃も含めて③着以内に入った穴ぐさ💨は、いずれも
馬番5番以内でした。その3頭はいずれも
社台グループの生産馬なので、どこで生産されているかもチェックすると良さそうです。
☆注目レース☆久多特別(1000万、京都芝外1400m)久多特別での穴ぐさ💨は
[0.3.3.15](複勝率28.6%)で、複勝回収率は
144%です。昨年は②着
レッドカーラ&③着
セトノフラッパーの
【穴ぐさ💨ダブル】でした。
③着以内に激走した穴ぐさ💨は6頭中4頭が
牝馬で、6頭中5頭は
偶数馬番でした。6頭中5頭は
6番手以内に付けての激走で、偶数馬番でスタートを決めるといいのかもしれませんね。
6頭は前走で
阪神か
北海道(札幌、函館)を走っていて、
中6週以内の臨戦でした。順調度も重要なファクターのようです。
☆注目レース☆愛宕特別(1000万、京都ダート1900m)愛宕特別での穴ぐさ💨は
[4.2.0.13](複勝率31.6%)で、複勝回収率は
173%です。激走する穴ぐさ💨はなぜか連対圏まで入るタイプが多く、昨年は①着
テイエムグンカン&②着
ヒデノインペリアルの
【穴ぐさ💨ワンツー】でした。
連対した6頭はすべて中6週以内の臨戦で、
ふた桁馬番でした。6頭のうち5頭は
3番手以内に先行して穴を開けているので、外目から前に行きそうな馬には一目を置いておきましょう。
■ちなみに…■京都大賞典での穴ぐさ💨は[0.1.1.10]で、
サウジアラビアRCの前身であるいちょうSでは[0.0.1.6]です。昨年の
京都大賞典と
サウジアラビアRCはどちらも穴ぐさ💨不在で、今年も登録頭数が少ないだけに穴ぐさ💨がいるかどうか……。
京都大賞典の過去10年では7番人気以下で③着以内に激走した馬が6頭いて、いずれも
ひと桁馬番です。6頭のうち5頭は
京都芝で勝ち鞍があり、6頭はいずれも
平坦芝での重賞で③着以内の好走歴がありました。穴として面白そうなのは、そのような馬でしょうか。
サウジアラビアRC&
いちょうSは06年以降に1600mで8回行われ、連対馬16頭はすべて
1~4番人気で、③着以内に入った24頭はすべて
1~6番人気です。勝ち馬の8頭中7頭は2~4番人気で、3~4番人気馬が5勝を挙げていて、1~2番人気馬が勝ちやすいレースではありませんが、
人気薄の台頭もほとんど見られません。今年は傾向に変化があるでしょうか?