ディープインパクト産駒鬼門の距離で優勝馬は現れるか!?
先週(10月15~16日)の穴ぐさ💨は
[3.4.5.90](複勝率11.8%)で、特に日曜日の成績が振るわず、
秋華賞での
カイザーバル(8番人気③着)を指名することができませんでした。すみませんでした。
今年の
秋華賞は、
桜花賞で掲示板に載った馬が1頭(
ジュエラー)、
オークスで掲示板に載った馬も1頭(
ビッシュ)で、両レースに出走していなかった馬のワンツースリーとなりましたが、
菊花賞は
皐月賞と
ダービーでともに⑤着以内に入った馬が3頭登録しています。
サトノダイヤモンド、
ディーマジェスティ、
エアスピネルで、これらが中心となるでしょうから、
一角を崩せる馬を探し出せるように頑張ります。
サトノダイヤモンドと
ディーマジェスティは
ディープインパクト産駒ですが、ご存知の通り、同産駒は
芝3000m以上で勝った馬がまだいません。芝3000m以上では[0.8.5.34]で、昨年の
菊花賞では
リアルスティールがクビ差まで迫りましたが、
キタサンブラックを交わせませんでした。
JRAの芝G1における
ディープインパクト産駒は、距離別の成績が次の通りです。
【JRAの芝G1におけるディープインパクト産駒】
距離 |
着別度数 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
1200m |
[0.2.2.11] |
0.0% |
13.3% |
26.7% |
1600m |
[13.12.10.76] |
11.7% |
22.5% |
31.5% |
2000m |
[6.8.3.43] |
10.0% |
23.3% |
28.3% |
2200m |
[3.4.5.21] |
9.1% |
21.2% |
36.4% |
2400m |
[9.7.6.39] |
14.8% |
26.2% |
36.1% |
2500m |
[1.0.0.10] |
9.1% |
9.1% |
9.1% |
3000m |
[0.2.1.16] |
0.0% |
10.5% |
15.8% |
3200m |
[0.1.0.9] |
0.0% |
10.0% |
10.0% |
JRAの芝G1で優勝した
ディープインパクト産駒は1600~2500mで、32勝中31勝が1600~2400mです。勝率だけでなく、連対率や複勝率を見ても
2500m以上になると数値が落ちます。芝2500m以上のG1では[1.3.1.35]で、勝ったのは
14年有馬記念の
ジェンティルドンナだけですからねぇ。
今年の
菊花賞は、おそらく
サトノダイヤモンドと
ディーマジェスティが
1~2番人気だと思いますが、JRAの芝G1における
ディープインパクト牡セン馬は距離と人気で次のような関係があります。
【JRAの芝G1におけるディープインパクト牡セン馬】
人気 |
1600m以下 |
2000m以上 |
1番人気 |
[2.0.1.3] |
[1.0.2.3] |
2番人気 |
[1.4.1.5] |
[0.4.0.3] |
3番人気 |
[0.2.1.4] |
[2.2.2.5] |
4番人気 |
[0.1.1.4] |
[0.0.0.3] |
5番人気 |
[0.0.0.2] |
[1.3.0.9] |
6番人気以下 |
[2.0.2.22] |
[1.2.3.60] |
JRAの芝2000m以上のG1を制した
ディープインパクト牡セン馬は5頭いて、実はそのうち4頭が
3番人気以下でした。
1~2番人気だと[1.4.2.6]で、優勝したのは
13年ダービーの
キズナだけ。
ちなみに、
キズナは
ダービーを制した後、国内のG1では
天皇賞・春に2度挑戦して、④着(14年)と⑦着(15年)でした。同馬を含めて、
国内の芝G1を2勝以上挙げたディープインパクト牡馬はまだいない、という側面もあったりします。
【JRAの芝G1を勝利したディープインパクト産駒の頭数】
JRA芝G1 勝利数 |
牡馬 |
牝馬 |
6勝 |
0頭 |
1頭 |
2勝 |
0頭 |
4頭 |
1勝 |
10頭 |
8頭 |
6勝を挙げているのは
ジェンティルドンナで(
ドバイSCも加えれば7勝)、
牝駒では
ヴィルシーナ、
ショウナンパンドラ、
マリアライト、
ミッキークイーンも2勝を挙げています。
牡駒では、
海外G1を含めれば、
エイシンヒカリや
リアルインパクトが芝G1で2勝を挙げているんですが、国内の芝G1に限ると複数勝利した馬がいないんですよね。
皐月賞馬ディーマジェスティはどうなるでしょう?
今年の
菊花賞には、
サトノダイヤモンドや
ディーマジェスティ以外にも3頭の
ディープインパクト産駒が登録しています(
ウムブルフ、
プロディガルサン、
マウントロブソン)。果たして戴冠する馬が現れるでしょうか。
10月22日~23日に行われる東京、京都、新潟の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
10月22日~23日
場所 |
芝 |
東京 |
Aコース・3週目 |
京都 |
Aコース・3週目 |
新潟 |
Aコース・2週目 |
10月22日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
アイビーS |
出走ナシ |
東京10R |
秋嶺S |
[1.1.0.20] |
東京11R |
富士S |
[0.0.2.27] |
京都9R |
壬生特別 |
[2.0.2.21] |
京都10R |
古都S |
[0.2.1.9] |
京都11R |
室町S |
[0.1.0.24] |
新潟10R |
萬代橋特別 |
[1.2.1.17] |
新潟11R |
飛翼特別 |
[1.0.3.14] |
新潟12R |
寺泊特別 |
[0.1.1.19] |
10月23日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
くるみ賞 |
[1.0.2.6] |
東京10R |
甲斐路S |
[0.1.0.11] |
東京11R |
ブラジルC |
[0.2.2.22] |
京都8R |
なでしこ賞 |
[1.1.0.1] |
京都9R |
北野特別 |
[0.0.0.5] |
京都10R |
桂川S |
[2.1.2.20] |
京都11R |
菊花賞 |
[1.0.2.27] |
京都12R |
大山崎特別 |
[0.0.0.9] |
新潟10R |
浦佐特別 |
[2.2.1.11] |
新潟11R |
北陸S |
[2.2.1.8] |
新潟12R |
十日町特別 |
[0.0.0.6] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆桂川S(1600万、京都芝1200m)桂川Sでの穴ぐさ💨は
[2.1.2.20](複勝率20.0%)で、複勝回収率は
114%です。昨年は②着
ラインスピリット&③着
ラヴァーズポイントの
【穴ぐさ💨ダブル】でした。
1200m戦で馬券に絡んだ穴ぐさ💨(4頭)は父か母父が
サンデー系か
ミスプロ系で、3~5歳馬です。その4頭は前走が
掲示板外でしたが、
4~6番人気だったので、前走は着順よりも人気をチェックしましょう。
☆注目レース☆北陸S(1600万、新潟ダート1200m)北陸Sでの穴ぐさ💨は
[2.2.1.8](複勝率38.5%)で、複勝回収率は
178%です。穴ぐさ💨が出走した5年すべてで馬券に絡む馬が出ています。
激走した5頭は
5~8歳の牡セン馬で、4頭は6歳以上だったのでベテランを侮らないようにしましょう。5頭はいずれも
平坦のダート1000~1200mで勝ち鞍があったので、右回りでも構わないので、平坦ダートの短距離実績を確認しましょう。
☆注目レース☆なでしこ賞(500万、京都ダート1400m)なでしこ賞での穴ぐさ💨は
[1.1.0.1](複勝率33.3%)で、複勝回収率は
218%です。昨年は①着
サウンドスカイ&②着
コパノディールの
【穴ぐさ💨ワンツー】でした。
連対圏に入った3頭は父か母父が
ミスプロ系で、
芝で⑥着以内に入ったことがありました。3頭の③着以内はダートでしたが、
芝でも使われてそこそこ走っていたようなスピードタイプを狙うのが良さそうです。
☆注目レース☆浦佐特別(500万、新潟芝外2000m)浦佐特別での穴ぐさ💨は
[2.2.1.11](複勝率31.3%)で、複勝回収率は
211%です。
連対圏に入った4頭はいずれも父
サンデー系で、③着となった馬は母父が
サンデーサイレンスでした。5頭中4頭は
3~4歳で、同じく5頭中4頭は前走⑤着以下だったので、特に若い馬の前走凡走馬に注意しましょう。
■ちなみに…■菊花賞での穴ぐさ💨は[1.0.2.27]で、
富士Sでは[0.0.2.27]です。過去10年の両レースで7番人気以下で③着以内に入った馬は、
菊花賞が9頭、
富士Sが12頭です。
菊花賞で激走した馬は9頭中7頭が前走④着以内で、09年以降の6頭はすべて前走④着以内でした。その6頭のうち5頭は
古馬相手の芝1000万で勝ち鞍があり、例外馬は古馬相手の芝1000万で②着がありました。近年に激走しているのは、
夏季に古馬相手のレースで好成績があるタイプということです。
激走した9頭のうち8頭は父か母父が
サンデー系で、例外馬の
ゴールドアクターは父(
スクリーンヒーロー)の母父が
サンデーサイレンスです。500kg以上で激走したのは10年③着の
ビートブラック(510kg)だけなので、大きすぎない馬が良いのかもしれません。
富士Sで激走した12頭は
左回りでの勝ち鞍があったので、まずは左回り実績を確認しましょう。
12頭のうち8頭は
ふた桁馬番での激走で、外目の枠でも評価を下げすぎない方が良さそうです。12頭のうち9頭は芝1600mで
1分33秒1より速い時計での勝ち鞍があり、例外の3頭のうち2頭は
3歳馬でした。年齢や持ち時計も確認することをオススメします。