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天皇賞・秋も、またもやディープインパクト産駒!?

先週(10月22~23日)の穴ぐさ💨は[5.5.4.93](複勝率13.1%)で、京都での成績が良く、菊花賞では【B】評価だったレインボーラインが9番人気で②着に激走してくれました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございます!

レインボーラインは今年のNHKマイルCでも穴ぐさ💨で激走してくれていて(12番人気③着)、G1では2度も穴馬券を演出しています。これまでのG1で、穴ぐさ💨での③着以内が複数回あるのは6頭います。その6頭は次の馬たちです。

【穴ぐさ💨でG1での③着以内が複数回ある馬】
馬名 レース
エアシェイディ 08年有馬記念③着(10番人気)
09年有馬記念③着(11番人気)
ロゴタイプ 12年朝日杯FS①着(7番人気)
16年安田記念①着(8番人気)
ダノンシャーク 13年安田記念③着(12番人気)
14年マイルCS①着(8番人気)
カレンミロティック 14年宝塚記念②着(9番人気)
15年天皇賞・春③着(10番人気)
ゴールドアクター 14年菊花賞③着(7番人気)
15年有馬記念①着(8番人気)
レインボーライン 16年NHKマイルC③着(12番人気)
16年菊花賞②着(9番人気)

レインボーライン以外の5頭は、だいたい同じくらいの距離カテゴリーで激走を繰り返しているんですが、レインボーラインマイル戦3000m戦ですからね。しかも、まだ3歳ということで、今後も様々な距離で激走のチャンスが出てくるんじゃないですかね。もっとも、今後は上位人気になってしまうかもしれませんが。

さて、今週は天皇賞・秋が行われます。フルゲート割れではあるものの、海外G1を制した馬が3頭もいて、好メンバーとなりました。果たして、この混戦を制するのはどの馬でしょうか!?

天皇賞・秋芝2000mのG1ということで、秋華賞前にこのコーナーで載せたディープインパクト産駒のデータを思い出さずにはいられません。

【2016年の芝2000m重賞でのディープインパクト産駒】
出走頭数 レース 着順
1頭 中山金杯
愛知杯
京成杯
札幌記念
12着
②着
5着
14着
2頭 弥生賞
フローラS
函館記念
①着7着
③着5着
②着10着
3頭 中日新聞杯
大阪杯
七夕賞
①着9着18着
①着③着9着
①着②着6着
4頭 鳴尾記念
紫苑S
秋華賞
①着②着4着13着
①着②着4着10着

①着5着7着10着
5頭 新潟大賞典
小倉記念
新潟記念
①着4着12着13着16着
①着③着4着5着7着
①着②着9着16着18着
6頭 皐月賞 ①着②着③着6着9着10着

今年の芝2000m重賞でディープインパクト産駒は[11.7.4.30](勝率21.2%、連対率34.6%、複勝率42.3%)という成績で、出走馬が2頭以上いると必ず馬券に絡む馬が出ていて、3頭以上だと勝ち馬が出ています。秋華賞では、シンハライトが回避となり、1番人気に推されたビッシュが⑩着に敗れたものの、勝ったのはディープインパクト産駒ヴィブロスでした。

今年の天皇賞・秋には、ディープインパクト産駒が6頭も登録しています。アンビシャスエイシンヒカリサトノノブレスステファノスヒストリカルリアルスティールで、勝ち馬はこの中から出るのかもしれませんねぇ。

ちなみに、東京芝のG1におけるディープインパクト産駒は、前走着順別で次のようなデータがあります。

【東京芝のG1におけるディープインパクト産駒】
前走着順 牡セン馬 牝馬
前走①着 [2.1.3.13] [3.1.1.11]
前走②着 [1.2.0.14] [2.3.2.6]
前走③着 [3.1.1.4] [0.1.1.3]
前走④着 [0.0.1.3] [1.0.0.3]
前走⑤着 [0.0.0.3] [0.1.1.1]
前走⑥着以下 [0.2.2.16] [2.2.0.14]

前走④着以下では、牝馬ではヴィルシーナショウナンパンドラが優勝しているものの、牡セン馬では勝てていません。

リアルスティールは前走の安田記念⑪着をどう見るか、また、エイシンヒカリは前走が英国G1(プリンスオブウェールズS)とはいえ⑥着に敗れたことをどう考えるかですね。あと5日間、悩みましょう(笑)。

京都新潟の芝は、今週も先週と同じAコースですが、東京Bコースに変更されます。馬場の内側が走りやすくなる可能性があるので、その点は注意しましょう。

10月29日~30日に行われる東京、京都、新潟の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

10月29日~30日
場所
東京 Bコース・1週目
京都 Aコース・4週目
新潟 Aコース・3週目

10月29日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 国立特別 [0.0.2.15]
東京10R 神無月S [1.1.2.14]
東京11R アルテミスS [0.0.2.9]
京都9R 萩S 出走ナシ
京都10R 八坂S [0.0.0.3]
京都11R スワンS [2.1.0.26]
新潟10R 柏崎特別 [0.0.0.14]
新潟11R 魚沼特別 [0.0.1.4]
新潟12R 飛翔特別 [0.2.0.7]

10月30日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京8R 河口湖特別 [0.1.3.25]
東京9R 精進湖特別 [2.0.2.4]
東京10R 紅葉S [0.0.0.20]
東京11R 天皇賞・秋 [1.0.0.29]
東京12R 三峰山特別 [2.1.0.15]
京都9R 北國新聞杯 [0.1.2.10]
京都10R 御陵S [1.0.0.4]
京都11R カシオペアS [0.1.0.15]
新潟10R 岩船特別 出走ナシ
新潟11R ルミエールオータムダッシュ 出走ナシ
新潟12R 松浜特別 [0.1.1.13]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
神無月S(1600万、東京ダート1400m)

神無月Sでの穴ぐさ💨は[1.1.2.14](複勝率22.2%)で、複勝回収率は102%です。

馬券圏内に激走した4頭は5~6歳の牡馬で、父か母父がノーザンダンサー系でした。4頭はいずれも馬番8番以内だったので、そのような馬がいたら注目しましょう。

4頭はいずれも左回りのダートで勝ったことがあったので、東京コース以外でも構わないので、左回り実績をチェックしておくと良さそうです。

注目レース
精進湖特別(1000万、東京芝2000m)

精進湖特別での穴ぐさ💨は[2.0.2.4](複勝率50.0%)で、複勝回収率は423%です。昨年は①着ブリュネット(9番人気)&③着コスモグレースフル(15番人気)という【穴ぐさ💨ダブル】でした。

このレースで馬券圏内に激走した4頭は前走が右回りで⑤着以下でしたが、4頭中3頭は東京芝で勝ったことがあり、例外の1頭は東京芝の重賞で馬券に絡んだことがありました。東京コースに実績がある馬の巻き返しに注意しましょう。

ちなみに…
天皇賞・秋での穴ぐさ💨は[1.0.0.29]で、スワンSでは[2.1.0.26]、アルテミスSでは[0.0.2.9]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った頭数は、天皇賞・秋が5頭、スワンSが11頭、アルテミスSは過去4年で4頭です。

天皇賞・秋で激走した5頭は4~5歳の牡馬で、前走が芝1800~2200mの重賞で6番人気以内に推されていました。5頭中4頭は前走が⑤着以内で、同じく5頭中4頭は前走でメンバー中3位以内の上がりを使っていたので、そのようなタイプをマークしておきましょう。

5頭のうち3頭は社台ファームの生産で、2頭はノーザンファームの生産でした。社台グループの生産馬に一目を置いておくと良さそうです。

スワンSで激走した11頭のうち9頭は芝重賞勝ち馬で、2~3歳時に芝重賞を制した馬が7頭います。11頭のうち9頭は前走が④着以下だったので、前走着順よりも重賞実績を確認すべきでしょう。

9頭のうち5頭がふた桁馬番ですが、その5頭は4角4番手以内から激走しています。ひと桁馬番で激走した6頭のうち4頭は4角8番手以下からの差し込みで、ふた桁馬番は先行タイプ、ひと桁馬番は差しタイプと考え方を分けると良いかもしれません。

アルテミスSで激走した4頭は馬番9~16番で、外目の枠の馬が多くなっています。4頭は前走が芝1500~1800mで①着となっていて、前走はいずれも直線平坦のコースでした。ただ、4頭のうち3頭は直線に坂のあるコースでも走ったことがあり、その経験は評価していいでしょう。

激走した4頭はいずれも未勝利戦で勝ち上がった馬で、キャリア2~4戦だったので、そのような馬も評価を下げすぎないようにしましょう。