アルゼンチン共和国杯でハンデ58kgの馬は突き抜けられるか!?
先週(10月29~30日)の穴ぐさ💨は
[4.3.9.93](複勝率14.7%)でした。
天皇賞・秋では
【A】評価だった
ステファノスが③着、
スワンSでは
【C】評価だった
エイシンスパルタンが③着に入りました。
天皇賞・秋での
ステファノスは
リアルスティールよりも上位人気になったことは誤算でしたが、昨年時同様に最後までしっかり伸びて、馬券圏内を確保してくれました。
馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!今週はJRAでは
G1がお休みとなり、
アルゼンチン共和国杯、
みやこS、そして2歳重賞(
京王杯2歳S、
ファンタジーS)が行われます。ハンデ戦である
アルゼンチン共和国杯には18頭が登録をしていて、そのうち
ハンデ58kgとなった馬が3頭います(
シュヴァルグラン、
フェイムゲーム、
ワンアンドオンリー)。
芝のハンデ重賞で
58kg以上の馬が3頭揃うと、
13年シルクロードS以来の出来事になります。調べてみると、00年以降にそのようなケースは
6度あり、そのうち
4レースでは58kg以上を背負った馬が馬券に絡んでいます。ただ、例外の2レースが
アルゼンチン共和国杯なんですよね(05年と12年)。
05年の
アルゼンチン共和国杯では59kgを背負った
デルタブルースが1番人気に推されたものの⑤着で、12年の同レースでは
ギュスターヴクライが58kgで1番人気ながら⑥着に敗れています。
2010年以降は
東京芝でのハンデ重賞が20レース行われていて、ハンデ別の成績が次の通りです。
【2010年以降の東京芝でのハンデ重賞】
ハンデ |
着別度数 |
50kg以下 |
[0.0.1.20] |
51kg |
[1.1.2.12] |
52kg |
[0.1.1.15] |
53kg |
[1.0.1.24] |
54kg |
[4.0.3.54] |
55kg |
[3.5.7.42] |
56kg |
[5.8.2.47] |
56.5kg |
[0.0.1.0] |
57kg |
[5.1.0.24] |
57.5kg |
[0.1.1.16] |
58kg |
[1.0.1.10] |
58.5kg |
[0.3.0.3] |
59kg |
[0.0.0.1] |
勝ち馬を見ると、20頭中
6頭が54kg以下、
8頭が55~56kg、
6頭が57kg以上ですが、
57.5kg以上では[1.4.1.30]です。
ハンデ57.5kg以上の馬について調べてみたら、2010年以降の芝のハンデ重賞で
競馬場別の成績が次のようになっていました。
【2010年以降の芝のハンデ重賞におけるハンデ57.5kg以上の馬】
場所 |
着別度数 |
勝率 |
東京 |
[1.4.2.30] |
2.7% |
中山 |
[3.4.5.22] |
8.8% |
京都 |
[3.2.4.23] |
9.4% |
阪神 |
[1.2.0.9] |
8.3% |
函館 |
[1.1.0.8] |
10.0% |
福島 |
[1.4.2.6] |
7.7% |
新潟 |
[2.2.0.18] |
9.1% |
中京 |
[5.1.2.14] |
22.7% |
小倉 |
[1.2.4.14] |
4.8% |
レース数の違いもありますが、
東京競馬場での勝率がいちばん低いんですよね。東京競馬場で重ハンデを背負って重賞を制することはなかなか難しいようですが、果たして今年の
アルゼンチン共和国杯はどうなるでしょうか。
今週末から
東京、
京都、
福島の3場開催となり、
京都芝は
Bコースに替わります(東京芝はBコース2週目)。11月5日~6日に行われる東京、京都、福島の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
11月5日~6日
場所 |
芝 |
東京 |
Bコース・2週目 |
京都 |
Bコース・1週目 |
福島 |
Aコース・1週目 |
11月5日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
南武特別 |
[1.0.1.12] |
東京10R |
ノベンバーS |
[2.0.2.13] |
東京11R |
京王杯2歳S |
[3.2.2.21] |
京都9R |
近江特別 |
[0.0.0.2] |
京都10R |
貴船S |
[1.2.2.13] |
京都11R |
ファンタジーS |
[1.2.1.21] |
福島10R |
磐梯山特別 |
[1.0.2.12] |
福島11R |
河北新報杯 |
[1.1.1.23] |
福島12R |
西郷特別 |
[0.1.1.20] |
11月6日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
百日草特別 |
[0.0.0.3] |
東京10R |
晩秋S |
[0.0.1.14] |
東京11R |
アルゼンチン共和国杯 |
[1.0.2.26] |
京都9R |
醍醐特別 |
[0.2.1.20] |
京都10R |
長岡京S |
[1.0.2.12] |
京都11R |
みやこS |
[1.2.1.13] |
福島10R |
きんもくせい特別 |
出走ナシ |
福島11R |
みちのくS |
[0.0.5.23] |
福島12R |
会津特別 |
[1.0.1.18] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆京王杯2歳S(G2、東京芝1400m)京王杯2歳Sでの穴ぐさ💨は
[3.2.2.21](複勝率25.0%)で、複勝回収率は
185%です。このレースでの穴ぐさ💨は
馬番8番以内で[3.2.2.12]、
馬番9番より外枠で[0.0.0.9]となっています。
馬券圏内に入った穴ぐさ💨は7頭中6頭が父か母父が
ミスプロ系で、過去10年のこのレースで7番人気以下で③着以内に入った馬は10頭中8頭が父か母父
ミスプロ系でした。
激走した10頭はいずれも
中8週以内の臨戦で、そのうち7頭は
関西馬です。10頭のうち8頭は前走が
OPで、⑤着以内か6番人気以内に推されていたので、そのようなタイプは評価を下げすぎないように気を付けましょう。
☆注目レース☆みやこS(G3、京都ダート1800m)みやこSでの穴ぐさ💨は
[1.2.1.13](複勝率23.5%)で、複勝回収率は
105%です。近3年で連対圏に入っていて、昨年は
【B】評価だった
ロワジャルダンが優勝しました。
過去6回のこのレースで、7番人気以下で③着以内に入った馬は4頭いて、すべて穴ぐさ💨です。その4頭は
7~9番人気で、10番人気以下の馬はまだ馬券圏内がありません。
激走した穴ぐさ💨は
3~5歳の牡馬で、前走はJRAの
ダートOPで②~⑥着に走っていました。3歳馬(2頭)と近2走以内に勝ち鞍のあった馬(2頭)なので、勢いのあるタイプに注目すると良さそうです。
☆注目レース☆ノベンバーS(1600万、東京芝2000m)ノベンバーSでの穴ぐさ💨は
[2.0.2.13](複勝率23.5%)で、複勝回収率は
104%です。
③着以内に入った4頭のうち3頭は
東京芝で勝ったことがあり、例外馬は前走の
新潟芝で勝ち鞍を挙げていました。左回りでの実績は確認しておくと良さそうです。09年以降に激走した3頭は父か母父が
ノーザンダンサー系だったので、そのような血統馬もマークしておきましょう。
☆注目レース☆貴船S(1600万、京都ダート1400m)貴船Sでの穴ぐさ💨は
[1.2.2.13](複勝率27.8%)で、複勝回収率は
172%です。09年以降で穴ぐさ💨がいた時は
5年連続で馬券に絡む馬が出ています。
馬券に絡んだ穴ぐさ💨はすべて
中2~4週の臨戦で、5頭中4頭は前走時よりも出走間隔が詰まっていました(例外馬は前走時と同じ間隔)。休み明け2~3戦目の馬が3頭いるので、使われて状態アップが望めそうな馬が狙い目でしょう。
5頭の鞍上はいずれも
関西所属騎手でしたが、3頭は
関東馬なので、その辺りは気を付けましょう。
☆注目レース☆みちのくS(1600万、福島芝1200m)みちのくSでの穴ぐさ💨は
[0.0.5.23](複勝率17.9%)で、複勝回収率は
114%です。
③着に入った穴ぐさ💨は
4~5歳馬で、5頭中4頭は
牝馬です。5頭はいずれも前走から騎手が乗り替わっていて、5頭中4頭の鞍上は
テン乗りでした。初めてのコンビであっても侮らないようにしましょう。
■ちなみに…■アルゼンチン共和国杯での穴ぐさ💨は[1.0.2.26]で、
ファンタジーSでは[1.2.1.21]です。7番人気以下で③着以内に入った頭数は、過去10年の
アルゼンチン共和国杯では7頭で、
ファンタジーSでは8頭です。
過去10年の
アルゼンチン共和国杯で激走した7頭は
3~6歳の牡馬で、前走がG1かG2だった馬が3頭、前走が準OP以下かOP特別だった馬が4頭です。前走が重賞ではなく激走した4頭は、前走で
メンバー中2位以内の上がりを使って④着以内に走っていました。前走が重賞以外の馬は上がり順位に着目しましょう。
激走した7頭は
近3走以内に③着以内の好走歴があったので、近走成績もチェックしたいですね。
過去10年の
ファンタジーSで激走した馬は、8頭中7頭が父か母父が
ノーザンダンサー系でした。8頭のうち3頭が前走で初勝利を挙げていましたが、それ以外の5頭は
右回りの芝OPで掲示板に載ったことがありました。OPでの経験がある馬は簡単に見限らないようにしましょう。