エリザベス女王杯の勝ち馬も上位人気から出る!?
先週(11月5~6日)の穴ぐさ💨は
[2.6.4.96](複勝率11.1%)でした。堅いレースが多かったとはいえ、振るいませんでした。すみません。
今週末は京都で
エリザベス女王杯が行われますが、
勝ち馬は上位人気馬じゃないか?という気がしています。
今年の京都芝重賞の傾向的にも、
今秋の芝重賞の傾向的にも、そして
エリザベス女王杯のジンクス的にも、そんな感じがするのです。
今年は
京都芝で重賞が15回行われていて、人気別の成績が次のようになっています。
【2016年の京都芝での重賞】
人気 |
冬 1~2月 |
春 4~5月 |
秋 10~11月 |
1番人気 |
[2.1.0.4] |
[1.0.0.2] |
[3.0.0.2] |
2番人気 |
[2.1.1.3] |
[1.0.0.2] |
[1.0.1.3] |
3番人気 |
[1.1.1.4] |
[1.0.1.1] |
[1.0.1.3] |
4番人気 |
[0.1.2.4] |
[0.0.1.2] |
[0.1.0.4] |
5番人気 |
[0.1.0.6] |
[0.1.0.2] |
[0.0.0.5] |
6番人気 |
[1.1.0.5] |
[0.0.0.3] |
[0.1.2.2] |
7番人気 |
[0.0.1.6] |
[0.0.0.3] |
[0.0.0.5] |
8番人気 |
[1.0.0.6] |
[0.0.0.3] |
[0.1.1.3] |
9番人気 |
[0.0.0.7] |
[0.1.0.2] |
[0.1.0.4] |
10番人気以下 |
[0.1.2.39] |
[0.1.1.18] |
[0.1.0.30] |
今年の京都芝重賞は、
冬(1~2月)に7レース、
春(4~5月)に3レース、
秋(10~11月)に5レースが行われて、
4番人気以下の馬が勝利したのは1~2月の2回だけ(
シンザン記念の
ロジクライ、
京都記念の
サトノクラウン)。15レース中13レースの優勝馬は
1~3番人気で、4月以降に施行された8レースはすべて
1~3番人気馬が制しています。
今秋の芝重賞という観点でも、優勝馬は上位人気馬ばかりで、こんな結果になっています。
【2016年9月以降の芝重賞】
人気 |
2~3歳限定戦 |
古馬混合戦 |
1番人気 |
[8.1.1.2] |
[6.1.1.4] |
2番人気 |
[0.3.0.9] |
[3.3.3.3] |
3番人気 |
[3.1.2.6] |
[3.2.1.6] |
4番人気 |
[0.1.3.8] |
[0.2.0.10] |
5番人気 |
[1.0.2.9] |
[0.0.0.12] |
6番人気 |
[0.1.2.9] |
[0.2.3.7] |
7番人気 |
[0.0.1.11] |
[0.1.0.11] |
8番人気 |
[0.0.1.11] |
[0.1.0.11] |
9番人気 |
[0.1.0.11] |
[0.0.3.9] |
10番人気以下 |
[0.4.0.64] |
[0.0.1.59] |
今年の9月以降には芝重賞が24レース行われ、4番人気以下で勝ったのは
札幌2歳Sの
トラスト(5番人気)だけ。23レースの優勝馬が
1~3番人気で、古馬混合戦に限ると、12レースすべての勝ち馬が
1~3番人気です。
今週末の京都では、土曜日に
デイリー杯2歳S、日曜日に
エリザベス女王杯が行われますが、どちらも
上位人気馬が勝ちそうな気がする理由がお分かりいただけたでしょうか。
ちなみに、今年の
芝G1では、次のようになっています。
【2016年JRA芝G1】
人気 |
春3~6月 |
秋10月 |
1番人気 |
[3.3.2.2] |
[2.0.0.2] |
2番人気 |
[1.5.2.2] |
[0.1.0.3] |
3番人気 |
[2.1.2.5] |
[2.0.0.2] |
4番人気 |
[0.0.0.10] |
[0.1.0.3] |
5番人気 |
[0.0.1.9] |
[0.0.0.4] |
6番人気 |
[0.0.2.8] |
[0.0.2.2] |
7番人気 |
[1.0.0.9] |
[0.1.0.3] |
8番人気 |
[3.0.0.7] |
[0.0.1.3] |
9番人気 |
[0.0.0.10] |
[0.1.1.2] |
10番人気以下 |
[0.1.1.81] |
[0.0.0.31] |
天皇賞・秋までで14レースが行われ、10レースの勝ち馬が
1~3番人気です。4番人気以下で制したのは、
皐月賞の
ディーマジェスティ(8番人気)、
ヴィクトリアマイルの
ストレイトガール(7番人気)、
安田記念の
ロゴタイプ(8番人気)、
宝塚記念の
マリアライト(8番人気)で、4頭中3頭は穴ぐさ💨です。
冒頭で
「エリザベス女王杯のジンクス的」と記したのは、近年の同レースでは、
6番人気以下の馬が優勝した年の
翌年と
翌々年は
上位人気馬が制するケースが続いているからです。
【2006年以降のエリザベス女王杯優勝馬】
年 |
優勝馬 |
人気 |
06年 |
フサイチパンドラ |
7 |
07年 |
ダイワスカーレット |
1 |
08年 |
リトルアマポーラ |
4 |
09年 |
クィーンスプマンテ |
11 |
10年 |
スノーフェアリー |
4 |
11年 |
スノーフェアリー |
1 |
12年 |
レインボーダリア |
7 |
13年 |
メイショウマンボ |
2 |
14年 |
ラキシス |
3 |
15年 |
マリアライト |
6 |
6番人気以下の馬が優勝すると、2年間は
上位人気馬が制覇して、また
6番人気以下の馬が勝利して、2年間は
上位人気馬が制するパターンが続いています。このパターンで見ても、今年の優勝馬が
上位人気から出るんじゃないかって思うんですよねぇ。
なお、今年の
エリザベス女王杯は、上位人気馬がいずれも
社台ファームか
ノーザンファームの生産馬になりそうです。今年の
芝G1では、
社台ファームの生産馬と
ノーザンファームの生産馬は、
出走頭数によって次のような成績となっています。
【2016年JRA芝G1】
出走頭数 |
着順 |
社台F1頭 |
14着 4着 15着 10着 ①着 5着 |
社台F2頭 |
①着③着 8着14着 8着11着 4着13着 ③着18着 |
ノーザンF2頭 |
②着9着 4着11着 ②着13着 |
社台F3頭 |
①着③着9着 |
ノーザンF4頭 |
①着5着7着10着 |
社台F5頭 |
②着③着4着11着15着 |
ノーザンF5頭 |
①着③着11着16着17着 ②着5着6着13着17着 |
ノーザンF6頭 |
②着4着5着6着7着18着 ②着③着7着8着9着14着 |
ノーザンF7頭 |
②着③着6着8着10着14着18着 |
ノーザンF8頭 |
①着②着③着4着7着12着13着15着 |
ノーザンF9頭 |
②着③着5着6着9着11着13着15着18着 ①着②着4着5着6着9着11着12着17着 ①着②着5着7着8着9着10着11着17着 |
ノーザンF10頭 |
①着②着5着7着8着9着10着12着15着17着 |
社台ファームにしても
ノーザンファームにしても、
生産馬が3頭以上出走した時(13レース)は、必ず連対馬が出ています。今年の
エリザベス女王杯では、両牧場とも出走馬が3頭以上になりそうな情勢ですが……
連対圏は両牧場の馬が1頭ずつということになるのでしょうか? 人気ともどもご注目ください。
11月12日~13日に行われる東京、京都、福島の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
11月12日~13日
場所 |
芝 |
東京 |
Bコース・3週目 |
京都 |
Bコース・2週目 |
福島 |
Aコース・2週目 |
11月12日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
オキザリス賞 |
[0.1.0.8] |
東京10R |
三鷹特別 |
[0.0.0.3] |
東京11R |
武蔵野S |
[0.0.3.26] |
京都9R |
三年坂特別 |
[0.1.0.11] |
京都10R |
観月橋S |
[0.0.1.14] |
京都11R |
デイリー杯2歳S |
[0.0.1.17] |
福島10R |
三春駒特別 |
[2.0.2.12] |
福島11R |
福島放送賞 |
[0.0.2.20] |
福島12R |
相馬特別 |
[1.1.1.17] |
11月13日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
tvk賞 |
[1.0.0.9] |
東京10R |
奥多摩S |
[0.1.1.24] |
東京11R |
オーロC |
[1.0.1.20] |
京都9R |
黄菊賞 |
[0.0.0.3] |
京都10R |
修学院S |
[1.3.0.14] |
京都11R |
エリザベス女王杯 |
[2.0.1.25] |
京都12R |
ドンカスターC |
[0.1.0.18] |
福島10R |
福島2歳S |
[1.3.2.21] |
福島11R |
福島記念 |
[0.2.2.24] |
福島12R |
二本松特別 |
[1.1.1.12] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆福島2歳S(OP特別、福島芝1200m)福島2歳Sでの穴ぐさ💨は
[1.3.2.21](複勝率22.2%)で、複勝回収率は
107%です。
馬券圏内に入った穴ぐさ💨は父が
サンデー系以外の馬で、6頭中5頭は
中3週以内の臨戦でした。同じく6頭中5頭は
前走で2番手以内に付けていたので(例外馬は前走が重賞)、先行スピードのあるタイプを選ぶと良さそうです。
☆注目レース☆修学院S(1600万、京都芝2000m)修学院Sでの穴ぐさ💨は
[1.3.0.14](複勝率22.2%)で、複勝回収率は
106%です。
連対圏に入った4頭は前走がいずれも
準OPで、
5番人気以内に推されていたか、
掲示板に載っていました。ただ、前走で③着以内に走っていた馬はいないので、前走で人気を落としたり、そこそこの着順に来ていたタイプをチェックしておきましょう。
☆注目レース☆三春駒特別(500万、福島芝2000m)三春駒特別での穴ぐさ💨は
[2.0.2.12](複勝率25.0%)で、複勝回収率は
169%です。
激走した穴ぐさ💨はいずれも父が
サンデー系です。4頭は前走が掲示板外で、そのうち3頭は前走が
左回りでしたが、4頭はいずれも
右回りで勝ち鞍がありました。4頭中3頭は
右回りでしか勝ったことがなかった馬なので、回りの実績を確認しておくと良さそうです。
■ちなみに…■エリザベス女王杯での穴ぐさ💨は[2.0.1.25]、
武蔵野Sでは[0.0.3.26]、
福島記念では[0.2.2.24]、
デイリー杯2歳Sでは[0.0.1.17]です。それぞれの過去10年で7番人気以下で③着以内に激走した頭数は、
エリザベス女王杯が4頭、
武蔵野Sが8頭、
福島記念が11頭、
デイリー杯2歳Sが3頭です。
エリザベス女王杯での激走馬は4頭だけで、2010年以降だと12年①着の
レインボーダリア(7番人気)しかいません。4頭のうち3頭は母父が
ノーザンダンサー系で、例外の1頭は母母父が
ノーザンダンサー系です。4頭はいずれも
中3~4週の臨戦で、
近4走以内に連対歴があったので、そのような馬を探しましょう。
福島記念での激走馬は11頭で、さすがにハンデ戦らしく多くなっていますが、去年は平穏だったんですよね。今年はどうでしょうか。
09年以降に激走した馬は7頭で、いずれも
ハンデが55kg以下でした。7頭中6頭は
53~55kgだったので、その辺りのハンデ馬が面白そうです。その7頭のうち
福島での激走馬は6頭で、その6頭のうち5頭は
ひと桁馬番でした。ひと桁馬番でハンデ55kg以下の馬をマークしておきましょう。
武蔵野Sの激走馬は8頭で、そのうち6頭は
ダート重賞での③着以内があり、例外の2頭は
近2走で連対圏に入っていました。07年以降に激走した7頭は父か母父が
サンデー系か
ミスプロ系だったので、血統にも注目すると良さそうです。
過去10年の
デイリー杯2歳Sでの連対馬はすべて1~6番人気で、7番人気以下の馬は[0.0.3.59]です。③着に激走した3頭はすべて
前走が芝1800mでした。
マイル戦でも掲示板に載ったことがあった馬なので、そのような距離短縮馬がいれば注意しましょう。