マイルCSも「①着1~3番人気→②着4番人気以下」に!?
先週(11月12~13日)の穴ぐさ💨は
[6.3.5.95](複勝率12.8%)で、単勝回収率が
145%でした。
武蔵野Sで
【A】評価だった
タガノトネールが快勝してくれた一方、
エリザベス女王杯で②着に激走した
シングウィズジョイは指名できず……。すみませんでした。
福島記念を逃げ切った
マルターズアポジーや
シングウィズジョイは前走時に穴ぐさ💨に指名していて、
シングウィズジョイは
ターコイズSを11番人気で勝利した時も穴ぐさ💨だったのですが、いずれも
流れがスローで展開が向いた印象を持ってしまっていたのですよね。読みが甘かったと反省しています。
エリザベス女王杯を制したのは3番人気だった
クイーンズリングで、2番人気だった
ミッキークイーンが③着となりました。今年の
芝G1は相変わらず
上位人気馬が勝つケースが続いていて、上位人気馬が馬券圏内に2頭以上入るパターンが多くなっています。
【2016年の芝G1】
レース |
①~③着 |
人気 |
印 |
エリザベス女王杯 |
①着クイーンズリング ②着シングウィズジョイ ③着ミッキークイーン |
3 12 2 |
▲ ○ |
天皇賞・秋 |
①着モーリス ②着リアルスティール ③着ステファノス |
1 7 6 |
◎ 穴ぐさ |
菊花賞 |
①着サトノダイヤモンド ②着レインボーライン ③着エアスピネル |
1 9 6 |
○ 穴ぐさ |
秋華賞 |
①着ヴィブロス ②着パールコード ③着カイザーバル |
3 4 8 |
○ ▲ |
スプリンターズS |
①着レッドファルクス ②着ミッキーアイル ③着ソルヴェイグ |
3 2 9 |
▲ 穴ぐさ |
宝塚記念 |
①着マリアライト ②着ドゥラメンテ ③着キタサンブラック |
8 1 2 |
穴ぐさ ◎ ○ |
安田記念 |
①着ロゴタイプ ②着モーリス ③着フィエロ |
8 1 6 |
穴ぐさ ◎ |
日本ダービー |
①着マカヒキ ②着サトノダイヤモンド ③着ディーマジェスティ |
3 2 1 |
○ ◎ |
オークス |
①着シンハライト ②着チェッキーノ ③着ビッシュ |
1 2 5 |
◎ ○ |
ヴィクトリアマイル |
①着ストレイトガール ②着ミッキークイーン ③着ショウナンパンドラ |
7 1 2 |
○ |
NHKマイルC |
①着メジャーエンブレム ②着ロードクエスト ③着レインボーライン |
1 2 12 |
◎ ○ 穴ぐさ |
天皇賞・春 |
①着キタサンブラック ②着カレンミロティック ③着シュヴァルグラン |
2 13 3 |
◎ |
皐月賞 |
①着ディーマジェスティ ②着マカヒキ ③着サトノダイヤモンド |
8 3 1 |
穴ぐさ ○ ▲ |
桜花賞 |
①着ジュエラー ②着シンハライト ③着アットザシーサイド |
3 2 6 |
○ ▲ 穴ぐさ |
高松宮記念 |
①着ビッグアーサー ②着ミッキーアイル ③着アルビアーノ |
1 2 3 |
◎ ○ |
上表の「印」は
「メインレースの考え方」に掲載している印で、6番人気以下の馬は
紫色が付けてあります。勝ち馬の15頭を見ると、11頭は
1~3番人気で、それ以外の勝ち馬は4頭中3頭が穴ぐさ💨です。③着以内に
1~3番人気馬が2頭以上入ったケースが11レースありますね。
今週末は
マイルCSがあるわけですが、
京都芝外1600mで行われるので、
今秋の京都芝重賞の傾向的にも、今回も勝つのは上位人気馬か、という気がしてきますね。
【2016年の京都芝での重賞】
人気 |
冬 1~2月 |
春 4~5月 |
秋 10~11月 |
1番人気 |
[2.1.0.4] |
[1.0.0.2] |
[3.0.0.2] |
2番人気 |
[2.1.1.3] |
[1.0.0.2] |
[2.0.1.3] |
3番人気 |
[1.1.1.4] |
[1.0.1.1] |
[2.0.1.3] |
4番人気 |
[0.1.2.4] |
[0.0.1.2] |
[0.1.0.4] |
5番人気 |
[0.1.0.6] |
[0.1.0.2] |
[0.0.0.5] |
6番人気 |
[1.1.0.5] |
[0.0.0.3] |
[0.1.2.2] |
7番人気 |
[0.0.1.6] |
[0.0.0.3] |
[0.0.0.5] |
8番人気 |
[1.0.0.6] |
[0.0.0.3] |
[0.1.1.3] |
9番人気 |
[0.0.0.7] |
[0.1.0.2] |
[0.1.0.4] |
10番人気以下 |
[0.1.2.39] |
[0.1.1.18] |
[0.1.0.30] |
これは先週時にも載せましたが、
デイリー杯2歳Sと
エリザベス女王杯を終えても傾向に変わりはなく、今秋の勝ち馬はすべて
1~3番人気です。
ただ、表をご覧いただければ分かる通り、
勝ち馬は1~3番人気ですが、1~3番人気は
②着がありません。それは春に京都芝で行われた重賞(3レース)でも言えることで、ここのところの京都芝重賞は、「
①着1~3番人気→
②着4番人気以下」というケースが続いているのです。
蛇足ながら付け加えると、
スワンS以降の②着馬は、
8番人気(
スワンS・
サトノルパン)→
12番人気(
ファンタジーS・
ショーウェイ)→
8番人気(
デイリー杯2歳S・
ボンセルヴィーソ)→
12番人気(
エリザベス女王杯・
シングウィズジョイ)となっています。今度は
8番人気の番でしょうか?
エリザベス女王杯は上位④着までが
社台ファームと
ノーザンファームの生産馬で、
社台ファーム生産の
マンハッタンカフェ産駒のワンツーでした。今年の
芝G1において、
社台ファームと
ノーザンファームの生産馬は出走頭数によって次のような着順になっています。
【2016年JRA芝G1】
出走頭数 |
着順 |
社台F1頭 |
14着 4着 15着 10着 ①着 5着 |
社台F2頭 |
①着③着 8着14着 8着11着 4着13着 ③着18着 |
ノーザンF2頭 |
②着9着 4着11着 ②着13着 |
社台F3頭 |
①着③着9着 |
社台F4頭 |
①着②着4着9着 |
ノーザンF4頭 |
①着5着7着10着 ③着6着8着14着 |
社台F5頭 |
②着③着4着11着15着 |
ノーザンF5頭 |
①着③着11着16着17着 ②着5着6着13着17着 |
ノーザンF6頭 |
②着4着5着6着7着18着 ②着③着7着8着9着14着 |
ノーザンF7頭 |
②着③着6着8着10着14着18着 |
ノーザンF8頭 |
①着②着③着4着7着12着13着15着 |
ノーザンF9頭 |
②着③着5着6着9着11着13着15着18着 ①着②着4着5着6着9着11着12着17着 ①着②着5着7着8着9着10着11着17着 |
ノーザンF10頭 |
①着②着5着7着8着9着10着12着15着17着 |
エリザベス女王杯には
ノーザンファームの生産馬が4頭出ていながら連対圏に入れなかったので、
「出走馬が3頭以上いた時は連対馬が出ている」という法則は崩れてしまいましたが、それでも上記のような成績ですからね。
社台ファームと
ノーザンファームの生産馬には注目すべきでしょう。
今年の
芝G1では
6番人気以下で③着以内に入った馬が15頭いて、生産牧場別で次のようになっています。
【2016年芝G1で6番人気以下で③着以内に入った馬】
生産牧場 |
頭数 |
馬名 |
社台ファーム |
6頭 |
アットザシーサイド エアスピネル カイザーバル シングウィズジョイ フィエロ ロゴタイプ |
ノーザンファーム |
6頭 |
カレンミロティック ステファノス マリアライト リアルスティール レインボーライン(2回) |
岡本牧場 |
1頭 |
ストレイトガール |
白老ファーム |
1頭 |
ソルヴェイグ |
服部牧場 |
1頭 |
ディーマジェスティ |
激走した15頭のうち12頭は
社台ファームか
ノーザンファームの生産馬です。
今週の
マイルCSの登録馬には、
社台ファームの生産馬が2頭(
ガリバルディ、
フィエロ)、
ノーザンファームの生産馬が5頭(
サトノアラジン、
ネオリアリズム、
マジックタイム、
ミッキーアイル、
ヤングマンパワー)いますので、たとえ人気がなくても注意したいですね。
今週末も東京、京都、福島の3場開催ですが、いずれも
芝の使用コースが変更となります。11月19日~20日に行われる東京、京都、福島の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
11月19日~20日
場所 |
芝 |
東京 |
Cコース・1週目 |
京都 |
Cコース・1週目 |
福島 |
Bコース・1週目 |
11月19日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
伊勢佐木特別 |
[2.2.0.18] |
東京10R |
ユートピアS |
[0.1.0.16] |
東京11R |
東スポ杯2歳S |
[0.0.3.22] |
京都9R |
もちの木賞 |
[1.0.0.12] |
京都10R |
比叡S |
[2.1.1.7] |
京都11R |
アンドロメダS |
[0.0.0.20] |
福島10R |
伊達特別 |
[1.1.1.15] |
福島11R |
フルーツラインC |
[3.1.2.19] |
福島12R |
高湯温泉特別 |
[0.0.0.11] |
11月20日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
赤松賞 |
[2.0.0.8] |
東京10R |
錦秋S |
[0.0.1.23] |
東京11R |
霜月S |
[2.2.2.22] |
京都9R |
秋明菊賞 |
出走ナシ |
京都10R |
衣笠特別 |
[0.3.0.16] |
京都11R |
マイルCS |
[1.1.2.26] |
京都12R |
西陣S |
[1.2.2.18] |
福島10R |
土湯温泉特別 |
[0.0.1.14] |
福島11R |
福島民友C |
[1.1.3.18] |
福島12R |
飯坂温泉特別 |
[1.1.4.16] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆東スポ杯2歳S(G3、東京芝1800m)東スポ杯2歳Sでの穴ぐさ💨は
[0.0.3.22](複勝率12.0%)で、複勝回収率は
136%です。
このレースで激走した穴ぐさ💨は3頭とも前走が
東京芝1600~1800mで、
上がりがメンバー中最速で①着でした。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は8頭いるのですが、いずれも前走で
初勝利を挙げていて、7頭は
前走の上がり3Fがメンバー中2位以内でした。前走の上がりに注目するのが良さそうです。
激走した8頭のうち5頭は父
サンデー系で、残りの3頭は母父が
サンデーサイレンスでした。父か母父が
サンデー系で、決め手のある馬を確認しておきましょう。
☆注目レース☆霜月S(OP特別、東京ダート1400m)霜月Sでの穴ぐさ💨は
[2.2.2.22](複勝率21.4%)で、複勝回収率は
138%です。昨年は
マルカフリートが11番人気で①着となっていて、穴ぐさ💨が激走したのはいずれも良馬場の時となっています。
③着以内に入った穴ぐさ💨は6頭中5頭が
馬番5番以内で、その5頭は父か母父が
ミスプロ系か
サンデー系でした。その5頭は
4角5~10番手から差したので、決め手のあるタイプに注意しましょう。
昨年の
マルカフリートは9歳での激走で、他に馬券に絡んだ穴ぐさ💨は、5歳馬2頭、6歳馬1頭、7歳馬2頭。
年齢が高めの馬たちが侮れなさそうです。
☆注目レース☆西陣S(1600万、京都ダート1200m)西陣Sでの穴ぐさ💨は
[1.2.2.18](複勝率21.7%)で、複勝回収率は
108%です。近5年のうち4年で馬券に絡む馬が出ています。
馬券圏内に入った穴ぐさ💨は
4~5歳のひと桁馬番で、父か母父が
ミスプロ系か
ノーザンダンサー系です。その5頭は4角3番手以下からの差しでしたが、5頭中4頭は
前走で4角4番手以内に先行していました。先行スピードもありそうなタイプを狙うと良さそうです。
☆注目レース☆伊勢佐木特別(1000万、東京ダート2100m)伊勢佐木特別での穴ぐさ💨は
[2.2.0.18](複勝率18.2%)で、複勝回収率は
113%です。穴ぐさ💨のいた近3年で連対圏に入る馬が出ています。
霜月Sと同じく、このレースで激走した穴ぐさ💨はすべて父か母父が
サンデー系か
ミスプロ系ですが、3~5歳とこちらは比較的
若い馬となっています。激走した4頭のうち3頭は500万を左回りのダートで勝ち上がっているので、
左回り実績を確認したいですね。
☆注目レース☆赤松賞(500万、東京芝1600m)赤松賞での穴ぐさ💨は
[2.0.0.8](複勝率20.0%)で、複勝回収率は
203%です。
勝利した2頭の穴ぐさ💨は、父
マヤノトップガン×母父
デインヒルという配合馬(
ディーズメンフィス)と、父
ダイワメジャー×母父
ホワイトマズルという配合馬(
トーセンベニザクラ)で、後者は祖母の父が
リアルシャダイです。2歳牝馬による東京芝1600m戦で、1600mを超える距離でも走れそうな血統馬を狙うのが良さそうです。
■ちなみに…■マイルCSでの穴ぐさ💨は[1.1.2.26]です。一昨年に①着(
ダノンシャーク)&③着(
グランデッツァ)という
【穴ぐさ💨ダブル】となっていて、その2頭を含めて過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は7頭います。
激走した7頭は、3頭が
馬番3番以内ですが、4頭は
馬番12番よりも外枠で、内か外の極端枠からよく出ています。いずれも
4~6歳の牡馬で、一昨年の
ダノンシャーク以外は4~5歳の牡馬です。
7頭の前走は
芝重賞で、6頭は前走が
5番人気以内か
⑤着以内でした。7頭の前走はすべて勝ち馬から0秒6差以内だったので、前走のレースぶりをチェックしておきましょう。