チャンピオンズCではまたもM.デムーロ騎手かルメール騎手が馬券に絡む!?
先週(11月26~27日)の穴ぐさ💨は
[2.5.6.63](複勝率17.1%)で、複勝回収率が
103%でした。
本場開催は
東京&京都から、今週末に
中山&阪神に替わりますが、小回りコースでの重賞が増えて、
人気薄が勝つケースが増えてほしいなと願いますね。
10~11月は
東京で平地重賞が11回行われ、芝での10レースの優勝馬はすべて
1~3番人気、唯一のダート重賞だった
武蔵野Sは8番人気だった
タガノトネール(穴ぐさ💨)が優勝しました。
同期間では、
京都でも平地重賞が11回行われ、芝での10レースはやはり
1~3番人気が勝ち、ダート重賞の
みやこSは4番人気の
アポロケンタッキーが制覇しました。
東京・中山・京都・阪神の芝重賞で、4番人気以下の馬が優勝したのは、なんと
宝塚記念の
マリアライト(8番人気)まで遡ります。まあ、逆に考えれば、芝重賞では
上位人気馬を①着に据えれば当たる確率が飛躍的に上がっているわけですが……果たして12月はどうなるでしょうか。
今週末は中山で
ステイヤーズS、中京で
金鯱賞があり、ダートG1の
チャンピオンズCが行われます。
JRAのダートG1は年に2レース(
フェブラリーS、
チャンピオンズC)が行われ、近10年で見ると、2011年までは
1番人気馬が勝つケースがとても多かったんですよね。05~11年の14レースのうち10レースで
1番人気馬が制覇しています。
ところが12年以降は状況が変わって、今年の
フェブラリーSまでで9レースのうち
1番人気馬の優勝は
15年フェブラリーSの
コパノリッキーだけ。2~3番人気が4勝していますが、7番人気以下の馬も4勝を挙げていて、昨年の
チャンピオンズC(
12番人気だった
サンビスタが優勝)みたいなことがあるので、
上位人気馬で鉄板とは思わない方が良いのかなと思いますね。
昨年の
チャンピオンズCは①着
M.デムーロ騎手(
サンビスタ)、②着
ルメール騎手(
ノンコノユメ)で、今年の
フェブラリーSも①着
M.デムーロ騎手(
モーニン)、②着
ルメール騎手(
ノンコノユメ)でした。両ジョッキーは、その2レースの時とは騎乗馬が異なりますが、今年の
チャンピオンズCにも参戦予定です(
M.デムーロ騎手は
ゴールドドリーム、
ルメール騎手は
コパノリッキーに騎乗予定)。
M.デムーロ騎手と
ルメール騎手は、これまでに
JRAのダート重賞で33回(
M.デムーロ騎手)~34回(
ルメール騎手)騎乗していて、同じレースに一緒に参戦したことが12回あります。その成績をご覧ください。
【M.デムーロ騎手とルメール騎手が一緒に参戦したJRAダート重賞】
レース |
M.デムーロ騎手 |
ルメール騎手 |
16年プロキオンS |
ノボバカラ①着 |
クラリティスカイ⑬着 |
16年アンタレスS |
サージェントバッジ③着 |
センチュリオン⑯着 |
16年フェブラリーS |
モーニン①着 |
ノンコノユメ②着 |
15年チャンピオンズC |
サンビスタ①着 |
ノンコノユメ②着 |
15年シリウスS |
ナムラビクター③着 |
キクノソル⑫着 |
15年アンタレスS |
ナムラビクター③着 |
マスクゾロ⑨着 |
13年JCダート |
グレープブランデー⑪着 |
ベルシャザール①着 |
12年JCダート |
ローマンレジェンド④着 |
グレープブランデー⑤着 |
11年JCダート |
ヤマニンキングリー⑦着 |
フリソ⑬着 |
10年JCダート |
マカニビスティー⑮着 |
アリゼオ⑯着 |
10年フェブラリーS |
ザレマ⑭着 |
ミリオンディスク⑪着 |
09年平安S |
ネイキッド④着 |
マイネルアワグラス⑥着 |
12レースのうち、12年までの5レースではどちらも
馬券圏外に敗れていたのですが、13年以降の7レースでは必ずどちらかの騎乗馬が③着以内に入っています。というか、昨年に
通年の免許を取得してからは、両ジョッキーが一緒にJRAのダート重賞に参戦した時、
M.デムーロ騎手は必ず③着以内に入っています。いずれも
ルメール騎手の騎乗馬に先着しているのですから、凄いですね。
先週は、
M.デムーロ騎手と
ルメール騎手の今年のG1での成績を枠順別に載せましたが、今週はその
JRAダート重賞バージョンを載せます。
【JRAダート重賞におけるM.デムーロ騎手とルメール騎手】
枠 |
M.デムーロ騎手 |
ルメール騎手 |
1枠 |
[0.0.1.2] |
[0.1.1.1] |
2枠 |
[1.2.1.4] |
[0.0.0.1] |
3枠 |
[0.0.1.3] |
[1.0.0.3] |
4枠 |
[0.1.1.2] |
[0.3.0.5] |
5枠 |
[0.0.0.4] |
[2.0.1.2] |
6枠 |
[0.0.0.1] |
[2.0.0.0] |
7枠 |
[1.1.0.4] |
[0.1.0.4] |
8枠 |
[1.0.0.2] |
[1.0.0.5] |
M.デムーロ騎手は3勝中2勝が7~8枠ですが、③着以内の回数では、
1~4枠で8回、
5~8枠で3回なので、内目の枠の方が良さそうに感じます。
一方、
ルメール騎手は6勝中5勝が
5~8枠で、③着以内の回数は
1~3枠で3回、
4~8枠で10回ですから、内枠ではない方が良いのかなと思います。図らずも
先週に載せたデータとは逆の傾向ですが、果たして両ジョッキーの馬はどの枠になるでしょうか。
なお、両ジョッキーとも
JRAのダート重賞では
偶数馬番の方が成績が良いというデータもあります。
【JRAダート重賞におけるM.デムーロ騎手とルメール騎手】
馬番 |
M.デムーロ騎手 |
ルメール騎手 |
偶数馬番 |
[3.2.2.12] |
[5.1.1.9] |
奇数馬番 |
[0.2.2.10] |
[1.4.1.12] |
M.デムーロ騎手の
ゴールドドリームは内目の偶数馬番、
ルメール騎手の
コパノリッキーは外目の偶数馬番が良い感じでしょうか。
ちなみに、昨年の
チャンピオンズC②着の
ノンコノユメには今年は
ムーア騎手が騎乗予定で、
ムーア騎手については次のようなデータがあります。
【JRAダートの特別競走でのムーア騎手】
枠順 |
着別度数 |
1枠 |
[1.0.0.5] |
2枠 |
[2.0.1.4] |
3枠 |
[0.1.1.2] |
4枠 |
[0.0.0.4] |
5枠 |
[2.1.0.3] |
6枠 |
[1.2.0.5] |
7枠 |
[1.0.1.5] |
8枠 |
[2.1.2.0] |
ダートの特別競走における9勝中6勝は
5~8枠で、③着以内の19回のうち13回が
5~8枠です。1~2枠で勝利した3レースは
1番人気馬だったので、
ノンコノユメは1番人気でなければ真ん中から外枠が良いかもしれませんね。
今週からは
中山・阪神・中京の3場開催になります。12月3日~4日に行われる3場(中山、阪神、中京)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
12月3日~4日
場所 |
芝 |
中山 |
Aコース・1週目 |
阪神 |
Aコース・1週目 |
中京 |
Aコース・1週目 |
12月3日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
中山9R |
葉牡丹賞 |
[1.2.1.12] |
中山10R |
舞浜特別 |
[0.0.0.20] |
中山11R |
ステイヤーズS |
[1.3.2.21] |
阪神9R |
万両賞 |
[1.1.0.1] |
阪神10R |
姫路特別 |
[0.0.0.5] |
阪神11R |
逆瀬川S |
[0.0.1.4] |
中京10R |
寒椿賞 |
[1.0.0.4] |
中京11R |
金鯱賞 |
[0.3.0.20] |
中京12R |
鳥羽特別 |
[0.3.0.16] |
12月4日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
中山9R |
チバテレ杯 |
[1.2.1.8] |
中山10R |
市川S |
[2.1.4.18] |
中山11R |
北総S |
[0.1.2.21] |
阪神9R |
シクラメン賞 |
出走ナシ |
阪神10R |
妙見山S |
[0.0.0.3] |
阪神11R |
タンザナイトS |
[0.0.0.3] |
中京9R |
栄特別 |
[0.0.0.12] |
中京10R |
浜松S |
[0.1.1.13] |
中京11R |
チャンピオンズC |
[1.1.4.24] |
中京12R |
鳴海特別 |
[0.0.1.15] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。※チャンピオンズCはJCダート時の成績も含んでいます。
☆注目レース☆チャンピオンズC(G1、中京ダート1800m)チャンピオンズC&
JCダートでの穴ぐさ💨は
[1.1.4.24](複勝率20.0%)で、複勝回収率は
120%です。
馬券圏内に激走した穴ぐさ💨は
中2~4週の臨戦で、
前走がダートOPで②~③着に入っていました。6頭中5頭の前走はダート重賞で、
ダート重賞でチョイ負けしているタイプを見逃さないようにしましょう。
06年以降の
チャンピオンズC&
JCダートでは7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭いて、やはりすべての馬が
中4週以内で
前走③着以内でした。10頭中9頭は前走がダートOPで、8頭は前走がダート重賞だったので、前走のクラスも確認しておきましょう。
ダート1800mのG1で激走した馬は7頭で、3頭が父
ミスプロ系で、同じく3頭が父
サンデー系です。例外の1頭は母父が
ミスプロ系で、父と母父の組み合わせが
サンデー系&
ミスプロ系という馬が4頭いるので、両系統を持つ馬は評価を上げるべきかもしれないですね。
☆注目レース☆ステイヤーズS(G2、中山芝3600m)ステイヤーズSでの穴ぐさ💨は
[1.3.2.21](複勝率22.2%)で、複勝回収率は
112%です。一昨年は堅い決着でしたが、近5年のうち4年で穴ぐさ💨が馬券に絡んでいます。
馬券圏内に入った穴ぐさ💨は6頭中5頭が
ひと桁馬番で、同じく6頭中5頭は
6歳以上です。8歳以上の馬が4頭いて、ベテランの活躍が目立ちます。
過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、そのうち3回は
トウカイトリックによるものですが、同馬は父(
エルコンドルパサー)の母父が
サドラーズウェルズです。激走した7頭のうち6頭は4代血統表内に
サドラーズウェルズか
ニジンスキーを内包していたので、スタミナ豊富なその2頭を血統内に持つ馬には注目しましょう。
☆注目レース☆葉牡丹賞(500万、中山芝2000m)葉牡丹賞での穴ぐさ💨は
[1.2.1.12](複勝率25.0%)で、複勝回収率は
175%です。
馬券に絡んだ穴ぐさ💨は
4角4番手以内からの激走で、いずれも前走でも
4角4番手以内の競馬をしていました。
中2~3週の臨戦だったので、順調に使われている先行型に目を光らせましょう。
■ちなみに…■金鯱賞での穴ぐさ💨は[0.3.0.20]です。近10年は勝ち馬が1~6番人気で、7番人気以下の馬は②~③着に4頭が激走しています。
激走した4頭は父か母父が
サンデー系で、2頭は母父が
リボー系で、2頭は父か母父が
ノーザンダンサー系でした。4頭中3頭は
左回りの芝1800~2400mで勝ち鞍があり、例外馬は前走が左回りの芝2000m重賞で②着に好走していたので、左回り実績を確認しておきたいですね。