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朝日杯FSも勝つのは1or3番人気で、2番人気馬は惜敗!?

先週(12月10~11日)の穴ぐさ💨は[5.5.5.88](複勝率14.6%)で、単勝回収率が109%でした。チャレンジC【B】評価だったマイネルハニーが①着となった一方、阪神JFカペラSでは上位人気馬に地力の高さを見せつけられました…。

マイネルハニー9番人気での制覇で、芝重賞では久しぶりの人気薄の優勝となりました。芝重賞を5番人気以下で制したのは福島記念マルターズアポジー(7番人気)以来で、中央4場(東京、中山、京都、阪神)での芝重賞ということなら、6月末の宝塚記念マリアライト以来5ヶ月半ぶりでした。

ただ、芝G1に関しては依然として上位人気馬ばかりが勝っていて、今秋に行われた8レースはいずれも1~3番人気馬が優勝しています。

【2016年の芝G1】
人気 3~6月 10~12月
1番人気 [3.3.2.2] [4.0.0.4]
2番人気 [1.5.2.2] [0.3.1.4]
3番人気 [2.1.2.5] [4.0.1.3]
4番人気 [0.0.0.10] [0.1.0.7]
5番人気 [0.0.1.9] [0.1.0.7]
6番人気 [0.0.2.8] [0.0.3.5]
7番人気 [1.0.0.9] [0.1.1.6]
8番人気 [3.0.0.7] [0.0.1.7]
9番人気 [0.0.0.10] [0.1.1.6]
10番人気以下 [0.1.1.81] [0.1.0.62]

秋の芝G1での1~3番人気馬は[8.3.2.11]という成績で、単勝回収率が166%、複勝回収率が105%です。上位人気馬の単複回収率が100%を超えるという恐ろしいことになっているわけですが、勝っているのは1番人気馬3番人気馬で、2番人気馬ではないんですよね。

2番人気馬は春シーズンの芝G1でも1勝(天皇賞・春キタサンブラック)止まりで、今年の芝G1では[1.8.3.6]という成績です。②着が多く、複勝回収率は116%ではありますが。今週末の朝日杯FSはどうなるでしょうか。

ちなみに、人気薄で激走した馬は社台グループの生産馬が多いことを以前に記しましたが、真ん中から外枠に入った馬が多いという面もあるので、それもお伝えしておきます。

【2016年芝G1で6番人気以下の馬】
着別度数
1枠 [0.0.0.20]
2枠 [0.1.1.19]
3枠 [0.0.0.24]
4枠 [0.0.0.23]
5枠 [1.1.1.25]
6枠 [0.1.0.23]
7枠 [1.1.4.31]
8枠 [2.0.3.36]

6番人気以下の馬についてはご覧の通りで、③着以内に入った17頭のうち15頭が5~8枠でした。中山芝2500mで行われる有馬記念でもこのデータが使えるのかどうか、微妙な気もしますが、ひとまず朝日杯FSでハマるかどうか、ご注目ください。

先週は香港国際競走も行われ、カップモーリスが、ヴァーズサトノクラウンが優勝しました。この4レースに対しても『サラブレモバイル』では全力で取り組んで、馬券が当たったとの報告が「穴ぐさ💨報告掲示板」に来ていましたね。おめでとうございました!

それはそれで良かったのですが、スプリントマイルの日本馬は残念でしたね。スプリントマイルは「◎」を香港馬にして、どちらも連対圏に来たものの、この2レースでは日本馬は馬券に絡めず……。香港馬にも地力で劣ることはないと思いますが、遠征して競馬する難しさもあったのかもしれませんね。それにしても、スプリントが1分8秒80という時計の遅い決着になるとは……。

なお、本日(12月13日)は『サラブレ』本誌(1月号)の発売日で、今月号は増ページ&誌面刷新となっています! 2017年のカレンダー有馬記念の特集のほか、今週末のターコイズSから来年の金杯シンザン記念まで1ヶ月間の全重賞制覇を目指すためのデータが掲載されています!


宣伝になっちゃってすみません。どうぞよろしくお願いします。

12月17日~18日に行われる3場(中山、阪神、中京)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

12月17日~18日
場所
中山 Aコース・3週目
阪神 Aコース・3週目
中京 Aコース・3週目

12月17日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
中山9R ひいらぎ賞 [3.4.4.17]
中山10R 仲冬S [0.2.1.25]
中山11R ターコイズS [1.0.1.23]
阪神9R 樅の木賞 [1.1.4.17]
阪神10R 猪名川特別 [0.0.0.4]
阪神11R リゲルS [0.0.0.9]
中京10R つわぶき賞 [0.0.1.25]
中京11R 中京日経賞 [1.1.1.20]
中京12R 高山特別 [0.0.0.7]

12月18日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
中山9R 香取特別 [1.0.0.20]
中山10R 南総S [0.0.0.8]
中山11R ディセンバーS [0.1.0.18]
阪神9R 元町S [0.1.1.11]
阪神10R ベテルギウスS [1.3.3.9]
阪神11R 朝日杯FS [1.3.0.25]
阪神12R 高砂特別 [0.1.1.11]
中京10R 桑名特別 [1.0.1.20]
中京11R 三河S [0.1.0.19]
中京12R 尾張特別 [2.1.1.9]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
ベテルギウスS(OP特別、阪神ダート2000m)

ベテルギウスSでの穴ぐさ💨は[1.3.3.9](複勝率43.8%)で、複勝回収率が246%です。

激走した穴ぐさ💨は4~7歳の牡馬で、7頭中6頭は4~5歳でした。7頭はいずれも前走が馬券圏外でしたが、7頭中5頭は2~3走前に③着以内の好走歴があったので、そのようなタイプを見逃さないようにしたいですね。

7頭のうち6頭は父がサンデー系ノーザンダンサー系で、7頭のうち5頭は2000m以上での勝ち鞍があったので、長距離実績があると良さそうです。

注目レース
ひいらぎ賞(500万、中山芝1600m)

ひいらぎ賞での穴ぐさ💨は[3.4.4.17](複勝率39.3%)で、複勝回収率は212%です。08年以降は8年連続で馬券に絡む馬が出ていて、その間に【穴ぐさ💨ダブル】も3度発生しています。

③着以内に入った穴ぐさ💨は11頭のうち6頭が牝馬で、牡馬(5頭)を圧倒しています。牝馬で激走した6頭のうち、09年以降の5頭はいずれも父サンデー系で、10年以降の4頭はいずれも前走でメンバー中3位以内の上がりを使っていました。

一方、牡馬で激走した5頭は父がサンデー系以外で、母父サンデー系という馬も1頭だけです。激走した牡馬5頭のうち、前走でメンバー中3位以内の上がりを使っていたのは1頭だけで、そのかわり、10年以降の4頭はすべて中2週以内の臨戦でした。

牝馬は決め手が光る父サンデー系牡馬は順調に使われている非サンデー系を狙うといいのではないでしょうか。

ちなみに…
朝日杯FSでの穴ぐさ💨は[1.3.0.25]で、ターコイズSでは[1.0.1.23]です。ターコイズSが重賞となったのは昨年からで、昨年は【B】評価だったシングウィズジョイが11番人気で①着となりました。

過去10年のターコイズSで7番人気以下で③着以内に入った馬は9頭いて、父か母父がサンデー系ミスプロ系です。9頭中6頭は社台ファームノーザンファームの生産馬で、社台グループの生産馬には一目を置いておくのが良さそうです。

激走馬9頭はいずれも前走が掲示板外で、9頭中8頭は前走の上がりがメンバー中4位以下でした。レースでは9頭中7頭が4角5番手以内で激走していて、前走で使った決め手に心を動かされず、先行力持続力のあるタイプを選ぶようにしましょう。

過去10年の朝日杯FSで7番人気以下で③着以内に入った馬は6頭いて、いずれも父か母父がノーザンダンサー系です。阪神コースに移ってから激走したアルマワイオリ(14年②着)とシャドウアプローチ(15年③着)も、母父がノーザンダンサー系だったので、そのような血統馬には注意しましょう。

6頭はいずれも前走が芝1400~1600mで5番人気以内に推されて、④着以内に走っていました。6頭のうち5頭は京王杯2歳Sデイリー杯2歳Sだったので、両レースからの臨戦馬は侮らない方が良さそうです。