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今年はジョッキーの勢力図に異変あり!?

先週(1月21~22日)の穴ぐさ💨は[3.6.5.102](複勝率12.1%)でした。芝では3度の【穴ぐさ💨ダブル】があり、回収率が単勝130%、複勝106%となりましたが、重賞では激走馬を指名しきれず……。すみませんでした。

先週で第1回中山第1回京都の開催が終了となりましたが、騎手リーディングが昨年とは異なる出足となっていますね。昨年は第1回中山と第1回京都開催が終了した時点で10勝以上を挙げていたジョッキーが5人いたのに対して、今年は13勝田辺騎手だけです。

第1回中山と第1回京都が開催7日間ずつで、昨年に比べて24レース少ないことはありますが、勝ち星が分散している印象があります。第1回中山&第1回京都開催が終了した時点での騎手リーディングをご覧ください(勝利数が同数の場合は、②着数や③着数によって順位を付けました)。

【2016&17年の第1回中山&京都開催終了時点での騎手リーディング】
順位 2017年 2016年
1位 13勝・田辺騎手 16勝・M.デムーロ騎手
2位 9勝・内田騎手 12勝・川田騎手
3位 8勝・和田騎手 12勝・戸崎騎手
4位 7勝・岩田騎手 11勝・ルメール騎手
5位 7勝・松岡騎手 11勝・武豊騎手
6位 6勝・武豊騎手 9勝・横山典騎手
7位 6勝・福永騎手 7勝・蛯名騎手
8位 6勝・菱田騎手 7勝・F.ベリー騎手
9位 5勝・ルメール騎手 6勝・岩田騎手
10位 5勝・大野騎手 6勝・浜中騎手
11位 5勝・松山騎手 6勝・内田騎手
12位 5勝・吉田隼騎手 6勝・柴山騎手
13位 5勝・幸騎手 6勝・加藤祥騎手
14位 5勝・シュミノー騎手 5勝・柴田大騎手
15位 5勝・小牧騎手 5勝・池添騎手
16位 4勝・M.デムーロ騎手 5勝・松若騎手
17位 4勝・戸崎騎手 5勝・小牧騎手
18位 4勝・横山典騎手 5勝・フォーリー騎手
19位 4勝・池添騎手 5勝・石川騎手
20位 4勝・蛯名騎手 4勝・吉田豊騎手

顔ぶれが結構違います。昨年も今年も20位以内に入っているのは、内田騎手岩田騎手武豊騎手ルメール騎手小牧騎手M.デムーロ騎手戸崎騎手横山典騎手池添騎手蛯名騎手で、このうち昨年も今年も10位以内なのは岩田騎手武豊騎手ルメール騎手の3人だけです。

昨年のJRA騎手リーディングは、1位戸崎騎手、2位ルメール騎手、3位川田騎手、4位M.デムーロ騎手、5位福永騎手で、上記4騎手はこの時期にすでに1~4位だったんですよね。今年は、田辺騎手内田騎手和田騎手岩田騎手が上位4騎手で、これらの「田」のつくジョッキーが来週以降も勝ち星を重ねるのか、注目ですね。

ちなみに、首位を快走中の田辺騎手は、今年の13勝をすべて5歳以下の馬で挙げています。

【2017年の田辺騎手】
年齢 着別度数
3歳 [6.4.0.20]
4歳 [3.1.0.9]
5歳 [4.2.0.4]
6歳 [0.0.0.5]
7歳 [0.0.0.2]

今週末の根岸Sでは、田辺騎手が乗って現在連勝中のラストダンサーに騎乗予定のようですが、同馬は今年6歳なんですよね。兄のワイルドワンダーは6歳で根岸Sを制していますが、果たして弟はどうでしょうか?

今週末から東京開催が始まり、京都開催はそのままですが、京都芝は今週末からBコースとなります。注意しましょう。1月28日~29日に行われる3場(東京、京都、中京)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

1月28日~29日
場所
東京 Dコース・1週目
京都 Bコース・1週目
中京 Bコース・3週目

1月28日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 白嶺S [1.0.0.21]
東京10R クロッカスS [0.1.1.11]
東京11R 白富士S [1.0.2.15]
京都9R 梅花賞 [0.0.0.6]
京都10R 木津川特別 [1.0.1.14]
京都11R 河原町S [0.1.1.20]
中京10R ごぎょう賞 [0.0.1.2]
中京11R 中京スポーツ杯 [2.0.0.19]
中京12R 鞍ヶ池特別 [1.2.1.13]

1月29日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R セントポーリア賞 [0.2.2.10]
東京10R 節分S [0.3.1.17]
東京11R 根岸S [1.2.2.24]
京都9R 大津特別 [0.3.1.18]
京都10R 松籟S [1.0.1.6]
京都11R シルクロードS [0.1.1.28]
中京10R 金山特別 [1.1.0.12]
中京11R 長篠S [0.1.0.14]
中京12R 伊良湖特別 [1.0.1.15]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
白富士S(OP特別、東京芝2000m)

白富士Sでの穴ぐさ💨は[1.0.2.15](複勝率16.7%)で、複勝回収率は126%です。

このレースで馬券に絡んだ穴ぐさ💨は6~7歳で、いずれも東京芝1800~2000mの準OP以上で連対歴がありました。3頭は前走が⑨着以下でしたが、中7週以内の臨戦で、順調に使われている東京実績のある馬は侮らない方が良いでしょう。

注目レース
大津特別(1000万、京都ダート1800m)

大津特別での穴ぐさ💨は[0.3.1.18](複勝率18.2%)で、複勝回収率は138%です。近4年すべてで馬券に絡む馬が出ています。

馬券圏内に入った4頭の穴ぐさ💨は4歳の牡馬で、前走も京都ダートで走り、中1~3週の臨戦でした。近4走以内に500万を勝ち上がっていた馬なので、昇級間もないタイプに目を光らせましょう。

注目レース
鞍ヶ池特別(500万、中京芝1600m)

鞍ヶ池特別での穴ぐさ💨は[1.2.1.13](複勝率23.5%)で、複勝回収率は131%です。昨年はブラックバードが9番人気で②着に食い込みました。

マイル戦となってから馬券に絡んだ穴ぐさ💨は3頭で、いずれも父サンデー系4~5歳馬です。3頭はいずれも前走で⑦着以下に敗れていましたが、3頭のうち2頭は前走が4番人気で、同じく3頭のうち2頭は前走が⑦着以下とはいえ0秒4~0秒5差でした。前走の人気や着差は確認しておきたいですね。

注目レース
セントポーリア賞(500万、東京芝1800m)

セントポーリア賞での穴ぐさ💨は[0.2.2.10](複勝率28.6%)で、複勝回収率は132%です。

このレースで馬券に絡んだ穴ぐさ💨は父か母父がサンデー系で、前走が芝2000mでした。4頭のうち2頭は前走が掲示板外で、その2頭は芝1800m以下で初勝利を挙げていました。前走から距離を短縮されている馬に妙味がありそうです。

ちなみに…
根岸Sでの穴ぐさ💨は[1.2.2.24]で、シルクロードSでは[0.1.1.28]です。それぞれの過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、根岸Sが10頭、シルクロードSが9頭です。

根岸Sで激走した10頭はすべて関西馬で、近4走以内に③着以内の好走歴があり、10頭のうち7頭は近4走以内にダート重賞での③着以内がありました。激走馬の10頭のうち、4~5歳だったのは3頭で、7頭が6歳以上で、7歳以上が5頭を数えます。実績あるベテランホースを侮らないようにしたいですね。

シルクロードSで激走した馬は、9頭のうち7頭が11番人気以下の超人気薄でした。ただ、同じく9頭のうち7頭は近3走以内に芝1200mで③着以内の好走歴があったので、好調そうな馬は印が付いていなくても簡単に見限らない方が良さそうです。

激走馬は父か母父がミスプロ系ノーザンダンサー系のタイプが多く、父も母父もその2系統ではなかった馬は2頭だけです。冬場の連続開催後半に行われる芝重賞で、パワーを感じられる血統馬に注目しましょう。