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今年の穴ぐさはメインレースで好成績!

先週の穴ぐさ💨は[3.4.7.92](複勝率13.2%)で、シルクロードSでは【A】評価だったセカンドテーブルが③着に食い込みました。根岸S上位人気馬が掲示板内を独占する結果になりましたが……。

その根岸Sプリサイスエンド産駒カフジテイクが勝ち、シルクロードSを制したのはアルデバラン産駒ダンスディレクターでした。どちらも父ミスプロ系が勝利したわけですが、今年の重賞は勝ち馬の血統に偏りが感じられます。

先週まででJRAでは芝重賞が9レース、ダート重賞は2レースが行われ、勝ち馬の母父は次のようになっています。

【2017年のJRA重賞勝ち馬】
レース名 馬名 母父
1月29日 シルクロードS ダンスディレクター アルデバラン2 サンデーサイレンス
1月22日 アメリカJCC タンタアレグリア ゼンノロブロイ Stuka
1月17日 日経新春杯 ミッキーロケット キングカメハメハ Pivotal
1月15日 京成杯 コマノインパルス バゴ フジキセキ
1月14日 愛知杯 マキシマムドパリ キングカメハメハ サンデーサイレンス
1月8日 フェアリーS ライジングリーズン ブラックタイド キングカメハメハ
1月8日 シンザン記念 キョウヘイ リーチザクラウン ダンスインザダーク
1月5日 中山金杯 ツクバアズマオー ステイゴールド Giant's Causeway
1月5日 京都金杯 エアスピネル キングカメハメハ サンデーサイレンス
1月29日 根岸S カフジテイク プリサイスエンド スキャン
1月22日 東海S グレンツェント ネオユニヴァース Kingmambo

黄色がミスプロ系で、ピンク色がサンデー系で、この2系統の馬ばかりです。

父がこの2系統以外で勝利したのは京成杯コマノインパルスだけで、母父がこの2系統以外で勝ったのは日経新春杯ミッキーロケット中山金杯ツクバアズマオー京成杯中山金杯中山芝2000mで、日経新春杯京都芝外2400mですから、1800m以下の重賞では、父も母父もミスプロ系サンデー系の馬が制覇していることになります。

都合が良いことに、今週末の重賞は1800m以下なんですよね。きさらぎ賞京都芝外1800m東京新聞杯東京芝1600mで行われます。

きさらぎ賞の登録馬には、父サンデー系×母父ミスプロ系という馬がアメリカズカップエスピリトゥオーゾと2頭いて、父ミスプロ系×母父サンデー系ではダンビュライトプラチナヴォイスマテラレックスと3頭います。

一方、東京新聞杯の登録馬では、父サンデー系×母父ミスプロ系ロイカバードだけで、父ミスプロ系×母父サンデー系ではエアスピネルトーキングドラムがいます。

東京新聞杯はおそらくエアスピネルが1番人気だと思いますが、父ミスプロ系の馬にとって東京新聞杯あんまり相性が良いレースではないんですよね。90年以降に東京芝1600mで行われた重賞で、父ミスプロ系の馬は次のような成績になっています。

【1990年以降に東京芝1600mで行われた重賞での父ミスプロ系の馬】
レース 着別度数
NHKマイルC [5.3.6.75]
安田記念 [2.1.8.48]
富士S [1.1.1.33]
ヴィクトリアマイル [1.1.1.21]
サウジアラビアRC [1.1.0.0]
ニュージーランドT [1.0.0.4]
クイーンC [0.6.3.40]
東京新聞杯 [0.5.2.28]
アルテミスS [0.1.2.10]
いちょうS [0.0.0.1]

東京新聞杯では[0.5.2.28]で、次週に行われるクイーンCでは[0.6.3.40]です。冬場の東京芝1600m重賞では突き抜けた馬がいないんですよねぇ……。果たして、エアスピネルは重賞連勝を飾れるでしょうか!?

ちなみに、今年の穴ぐさ💨はメインレース(第11R)の成績が良く、[5.4.6.51](勝率7.6%、連対率13.6%、複勝率22.7%)で、回収率は単勝が149%、複勝が115%となっています。

今年のメインレースでの穴ぐさ💨は、父ミスプロ系の馬が好成績を残していて、芝ダート合わせて[4.1.2.5](複勝率58.3%)という成績で、複勝回収率は300%となっています。シルクロードSセカンドテーブルも父ミスプロ系(トワイニング産駒)でしたしね。

今週末も、メインレースは父ミスプロ系との付き合い方がポイントになってくるんじゃないでしょうか?

2月4~5日に行われる東京、京都の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

2月4日~5日
場所
東京 Dコース・2週目
京都 Bコース・2週目

2月4日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R ゆりかもめ賞 [0.0.1.4]
東京10R 箱根特別 [1.0.1.13]
東京11R 初音S [0.1.1.18]
京都9R 稲荷特別 [0.0.0.6]
京都10R エルフィンS [2.1.0.9]
京都11R 大和S [1.1.1.21]

2月5日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 春菜賞 [2.0.1.24]
東京10R 早春S [0.1.3.13]
東京11R 東京新聞杯 [1.2.2.25]
京都9R 北山S [0.2.0.11]
京都10R 山城S [2.2.1.24]
京都11R きさらぎ賞 [0.0.0.11]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
エルフィンS(OP特別、京都芝外1600m)

エルフィンSでの穴ぐさ💨は[2.1.0.9](複勝率25.0%)で、複勝回収率は107%です。昨年は11頭立てながら、穴ぐさ💨のダイアナヘイロー7番人気で②着に食い込みました。今年は登録頭数が15頭なので、穴ぐさ💨がいることを期待したいですね。

連対圏に入った穴ぐさ💨はいずれも前走が芝で、メンバー中3位以内の上がりで③着以内に好走していました。その3頭はいずれも中5週以内の臨戦で、好調馬が順調に使われていながら人気薄に放置されていたら、積極的に狙うといいかもしれません。

ちなみに…
東京新聞杯での穴ぐさ💨は[1.2.2.25]で、きさらぎ賞では[0.0.0.11]です。きさらぎ賞は2013年以降だと穴ぐさ💨不在が続いていて、登録頭数が11頭の今年も穴ぐさ💨がいるかどうか……。

過去10年の東京新聞杯では7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭いて、そのうち6頭はメンバー中3位以内の上がりを使っていました。残りの4頭の上がりは34秒2、33秒8、33秒6、33秒8で、決め手のありそうな馬を狙うのが良さそうです。

激走馬の10頭のうち、休み明けだった馬は2頭で、その2頭は前走がG1でした。前走がG1ではなかった馬は中2~8週の臨戦で、その8頭のうち7頭は5~6歳の牡馬でした。09年以降に激走した8頭のうち7頭は父か母父がサンデー系だったので、これらに合致する馬に注意しましょう。

過去10年のきさらぎ賞では7番人気以下で③着以内に入った馬が4頭いて、いずれも1800mで初勝利を挙げた馬でした。4頭のうち3頭は前走が1800m以外だったので、穴で狙うとしたら、実績ある距離に戻ったタイプが良さそうです。