クイーンC、共同通信杯、京都記念も1番人気を信頼すれば…!?
先週(2月4~5日)の穴ぐさ💨は
[1.3.2.68](複勝率8.1%)でした。重賞の
東京新聞杯と
きさらぎ賞は少頭数になり、1番人気馬は勝てなかったものの、上位人気馬が好走しましたね……。
きさらぎ賞を制したのは父
マンハッタンカフェ×母父
コロナドズクエストという配合の
アメリカズカップで、
東京新聞杯は
タニノギムレット産駒(
ロベルト系)の
ブラックスピネルが優勝しましたが、同馬は母(
モルガナイト)が父
ミスプロ系(
アグネスデジタル)×母父
サンデーサイレンスという配合でした。
サンデー系と
ミスプロ系を持つ馬の重賞での好走は
まだ続いていると見て良いんじゃないでしょうか。今年に入ってからのJRA重賞の勝ち馬は、父と母父が次の通りです。
【2017年のJRA重賞勝ち馬】
日 |
レース名 |
馬名 |
父 |
母父 |
2月5日 |
きさらぎ賞 |
アメリカズカップ |
マンハッタンカフェ |
Coronado's Quest |
2月5日 |
東京新聞杯 |
ブラックスピネル |
タニノギムレット |
アグネスデジタル |
1月29日 |
シルクロードS |
ダンスディレクター |
アルデバラン2 |
サンデーサイレンス |
1月22日 |
アメリカJCC |
タンタアレグリア |
ゼンノロブロイ |
Stuka |
1月17日 |
日経新春杯 |
ミッキーロケット |
キングカメハメハ |
Pivotal |
1月15日 |
京成杯 |
コマノインパルス |
バゴ |
フジキセキ |
1月14日 |
愛知杯 |
マキシマムドパリ |
キングカメハメハ |
サンデーサイレンス |
1月8日 |
フェアリーS |
ライジングリーズン |
ブラックタイド |
キングカメハメハ |
1月8日 |
シンザン記念 |
キョウヘイ |
リーチザクラウン |
ダンスインザダーク |
1月5日 |
中山金杯 |
ツクバアズマオー |
ステイゴールド |
Giant's Causeway |
1月5日 |
京都金杯 |
エアスピネル |
キングカメハメハ |
サンデーサイレンス |
|
|
|
|
|
1月29日 |
根岸S |
カフジテイク |
プリサイスエンド |
スキャン |
1月22日 |
東海S |
グレンツェント |
ネオユニヴァース |
Kingmambo |
黄色が
ミスプロ系で、ピンク色が
サンデー系です。
今週末は重賞が3レースあり、3歳戦の
クイーンCと
共同通信杯には、父と母父が
サンデー系と
ミスプロ系という馬が山ほど登録しています。
共同通信杯では上位人気が予想される
スワーヴリチャードが父
ハーツクライ×母父
Unbridled's Songで、
エアスピネルの全弟
エアウィンザー(父
キングカメハメハ×母父
サンデーサイレンス)も登録されています。
一方、古馬重賞の
京都記念は登録頭数が11頭と少ないこともありますが、
該当馬があまりいないんですよね。父と母父が
サンデー系と
ミスプロ系なのは、
ガリバルディ(父
ディープインパクト×母父
Zafonic)と
トウシンモンステラ(父
キングカメハメハ×母父
サンデーサイレンス)の2頭だけ。ちなみに、母が
サンデー系と
ミスプロ系という馬では、
ヤマカツライデン(母が父
ダンスインザダーク×母父
ジェイドロバリー)がいます。
京都記念は2200m戦ですが、父と母父が
サンデー系と
ミスプロ系という馬の好走があるでしょうか。
血統の流れで馬券の買い目を絞り込むのが恐いようであれば、
1番人気馬を素直に信じるという手もありそうです。というのも、今年のJRA重賞の
1番人気は[7.3.2.1]で、馬券圏外となったのが
シルクロードSの
ネロだけしかいないからです。
【2017年のJRA重賞の1番人気】
日 |
レース名 |
馬名 |
着順 |
2月5日 |
きさらぎ賞 |
サトノアーサー |
② |
2月5日 |
東京新聞杯 |
エアスピネル |
③ |
1月29日 |
シルクロードS |
ネロ |
11 |
1月29日 |
根岸S |
カフジテイク |
① |
1月22日 |
東海S |
グレンツェント |
① |
1月22日 |
アメリカJCC |
ゼーヴィント |
② |
1月17日 |
日経新春杯 |
ミッキーロケット |
① |
1月15日 |
京成杯 |
コマノインパルス |
① |
1月14日 |
愛知杯 |
マキシマムドパリ |
① |
1月8日 |
シンザン記念 |
ペルシアンナイト |
③ |
1月8日 |
フェアリーS |
アエロリット |
② |
1月5日 |
京都金杯 |
エアスピネル |
① |
1月5日 |
中山金杯 |
ツクバアズマオー |
① |
シルクロードSの
ネロは
7枠10番で、単勝オッズが
3.0倍でした。なので、今年のJRA重賞での1番人気は、
1~6枠だと[7.3.1.0]だったりしますし、単勝オッズが
1~2倍台だと[4.3.2.0]だったりします。今週末の
クイーンC、
共同通信杯、
京都記念でも、参考にしてみてはいかがでしょうか!?
今週末からは
小倉競馬も始まりますが、昨冬の
小倉競馬での穴ぐさ💨は芝での単勝回収率が
123%で、1800m以下のレースで好成績を残していました。
近3年(14~16年)の冬の小倉芝では
1800mコースでの穴ぐさ💨が好成績で([4.5.4.44]・複勝率22.8%)、回収率は単勝が
229%、複勝が
127%となっています。馬券圏内に入った穴ぐさ💨は13頭のうち9頭が
5~8枠だったので、真ん中から外目の枠の馬でも評価を下げすぎないようにしましょう。
2月11日~12日に行われる3場(東京、京都、小倉)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
2月11日~12日
場所 |
芝 |
東京 |
Dコース・3週目 |
京都 |
Bコース・3週目 |
小倉 |
Aコース・1週目 |
2月11日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
テレビ山梨杯 |
[0.2.1.19] |
東京10R |
銀蹄S |
[0.1.1.22] |
東京11R |
クイーンC |
[0.2.2.25] |
京都9R |
琵琶湖特別 |
[0.1.0.5] |
京都10R |
飛鳥S |
[0.0.1.13] |
京都11R |
洛陽S |
[0.1.1.24] |
小倉10R |
あすなろ賞 |
[0.1.1.5] |
小倉11R |
帆柱山特別 |
[1.3.1.17] |
小倉12R |
脊振山特別 |
[0.1.0.17] |
2月12日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
雲雀S |
[0.1.3.23] |
東京10R |
バレンタインS |
[1.2.2.6] |
東京11R |
共同通信杯 |
[0.0.1.15] |
京都9R |
こぶし賞 |
[0.0.1.11] |
京都10R |
アルデバランS |
[2.2.2.20] |
京都11R |
京都記念 |
[1.0.0.15] |
小倉10R |
巌流島特別 |
[1.0.2.24] |
小倉11R |
門司S |
[1.0.1.21] |
小倉12R |
壇之浦特別 |
[0.0.1.10] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆アルデバランS(OP特別、京都ダート1900m)アルデバランSでの穴ぐさ💨は
[2.2.2.20](複勝率23.1%)で、複勝回収率は
160%です。昨年は
ダブルスターが7番人気で①着となりました。
昨年の
ダブルスターは
7歳で、このレースでの穴ぐさ💨は5~6歳が[0.0.2.12]、7歳以上が[2.2.0.8]と
ベテランが活躍しています。ハンデ戦で馬券に絡んだ6頭の穴ぐさ💨はいずれも
ハンデ54~56kgの牡馬で、この条件に合致する馬がいたら注意しましょう。
③着以内に激走した穴ぐさ💨は6頭中5頭が
関東馬で、関東所属の穴ぐさ💨は[2.1.2.4]と好走率が高くなっています。
関西騎手が騎乗した
関東馬の激走が目立つので、そのタイプに注目ですね。
☆注目レース☆あすなろ賞(500万、小倉芝2000m)あすなろ賞での穴ぐさ💨は
[0.1.1.5](複勝率28.6%)で、複勝回収率は
164%です。昨年は
ラハトケレブが12番人気ながら②着に食い込みました。
ラハトケレブは初勝利を
小倉芝2000mで挙げていた馬で、その時は
メンバー中最速の上がり(36秒0)で2馬身半差を付けていました。もう1頭の激走馬も初勝利を挙げたのがO型コース(
中京芝1800m)で、上がりが
メンバー中最速だったんですよね。馬場を1周するコースで上位の上がりを使って勝ち上がっていた馬は要注意でしょう。
■ちなみに…■クイーンCでの穴ぐさ💨は[0.2.2.25]で、
共同通信杯では[0.0.1.15]、
京都記念では[1.0.0.15]です。
この3レースの過去10年の勝ち馬はすべて
1~6番人気で、7番人気以下の馬は
クイーンCでは5頭が、
共同通信杯では3頭が、
京都記念では2頭が馬券に絡んでいます。
クイーンCで激走した5頭のキャリアは、[1.2.0.2]、[1.0.2.1]、[2.0.1.1]、[2.1.2.1]、[1.0.0.0]で、5頭のうち4頭は
前走で③着以内に好走していました。例外馬の前走は
G2で、底の割れていない感じと前走着順は判断材料に加えて良いのではないでしょうか。
激走した5頭はいずれも父か母父が
サンデー系で、3頭は父か母父が
ノーザンダンサー系でした。残りの2頭は母母父が
ノーザンダンサー系だったので、
サンデーと
ノーザンダンサーの血を持つタイプに注目しましょう。
共同通信杯で激走した3頭はいずれも③着で、
芝OPで③着以内に好走した実績がありました。3頭のうち2頭は東京芝で
33秒台の上がりを使ったことがあったので、そのような実績があると狙いやすそうです。
京都記念で激走した2頭は
シルクフェイマスと
ヴィクトリーで、
芝2000~2200mのG1~G2を勝ったことがあったと言えます。この2頭は中3~6週の臨戦だったので、順調に使われている実績馬がいれば、狙ってみてもいいかもしれませんね。