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フェブラリーSも1番人気馬を信頼すると?

先週(2月11日~13日)の穴ぐさ💨は[4.6.7.89](複勝率16.0%)でした。

日曜日(12日)の小倉メイン門司S【穴ぐさ💨ダブル】(①着トミケンシャルゴー、③着ベルウッドテラス)となり、今年の穴ぐさ💨はメインレースで好成績なんですが([6.5.7.64]複勝率22.0%で、単勝回収率が131%、複勝回収率が109%)、クイーンC洛陽Sは堅い決着になってしまいました……。

そのクイーンCは1番人気に推されたアドマイヤミヤビが勝ち、共同通信杯京都記念ムーヴザワールドマカヒキが1番人気で③着を死守しました。これで今年のJRA重賞での1番人気馬は[8.3.4.1]という成績です。

先週のこのコーナーでは、今年のJRA重賞の1番人気馬の成績を載せましたが、今週はそれにプラスして「メインレースの考え方」で付けた印も掲載します。実はこんなことになっています。

【2017年のJRA重賞の1番人気】
月日 レース名 馬名 着順
2月12日 共同通信杯 ムーヴザワールド
2月12日 京都記念 マカヒキ
2月11日 クイーンC アドマイヤミヤビ
2月5日 きさらぎ賞 サトノアーサー
2月5日 東京新聞杯 エアスピネル
1月29日 シルクロードS ネロ 11  
1月29日 根岸S カフジテイク
1月22日 東海S グレンツェント
1月22日 アメリカJCC ゼーヴィント
1月17日 日経新春杯 ミッキーロケット
1月15日 京成杯 コマノインパルス
1月14日 愛知杯 マキシマムドパリ
1月8日 シンザン記念 ペルシアンナイト
1月8日 フェアリーS アエロリット
1月5日 京都金杯 エアスピネル
1月5日 中山金杯 ツクバアズマオー

「メインレースの考え方」で「◎」の馬が1番人気に推されると[5.1.1.0]で、「○」だと[2.2.3.0]、「▲」だと[1.0.0.0]。偶然なのか、見えていたのか、1番人気で唯一馬券圏外となったシルクロードSネロ無印でした。

今週末の重賞(フェブラリーSダイヤモンドS京都牝馬S小倉大賞典)でも、1番人気馬「メインレースの考え方」の印を確認されてはいかがでしょうか。

2017年最初のJRA・G1であるフェブラリーSにおいても、1番人気馬を信頼できそうなデータがあります。昨年以降のJRAダート重賞での1番人気馬の成績をご覧ください。

【2016年以降のJRAダート重賞での1番人気】
月日 レース名 馬名 着順
17年1月29日 根岸S カフジテイク
17年1月22日 東海S グレンツェント
16年12月11日 カペラS コーリンベリー
16年12月4日 チャンピオンズC アウォーディー
16年11月12日 武蔵野S モーニン 7
16年11月6日 みやこS グレンツェント
16年10月1日 シリウスS マスクゾロ
16年8月14日 エルムS モンドクラッセ
16年8月7日 レパードS ケイティブレイブ
16年7月10日 プロキオンS ノボバカラ
16年6月19日 ユニコーンS ストロングバローズ
16年5月21日 平安S アスカノロマン
16年4月16日 アンタレスS アウォーディー
16年3月27日 マーチS バスタータイプ  
16年2月21日 フェブラリーS ノンコノユメ
16年1月31日 根岸S モーニン
16年1月24日 東海S ロワジャルダン

昨年以降のJRAダート重賞での1番人気は[7.6.3.1]で、馬券圏外は武蔵野Sで斤量59kgを背負ったモーニンだけです。斤量が58kg以下だと[7.6.3.1]で、武蔵野Sは重馬場でしたから、良~稍重馬場だと[7.5.3.0]とも言えます(昨年のフェブラリーSも重馬場)。

今年のフェブラリーS1番人気が何になるか予想しづらいですが、迷ったら最近の1番人気馬の好走率に頼ってみる手もあるかもしれません。

2月18日~19日に行われる3場(東京、京都、小倉)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

2月18日~19日
場所
東京 Dコース・4週目
京都 Bコース・4週目
小倉 Aコース・2週目

2月18日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R フリージア賞 [1.0.1.7]
東京10R 金蹄S [0.1.2.23]
東京11R ダイヤモンドS [0.1.3.22]
京都9R 宇治川特別 [2.0.2.15]
京都10R 橿原S [0.1.2.19]
京都11R 京都牝馬S [1.0.4.25]
小倉10R かささぎ賞 [1.1.2.16]
小倉11R 和布刈特別 [0.1.1.22]
小倉12R 大牟田特別 [1.0.1.16]

2月19日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R ヒヤシンスS [1.2.0.14]
東京10R アメジストS [0.1.1.17]
東京11R フェブラリーS [1.1.0.27]
東京12R 大島特別 [1.2.1.16]
京都9R つばき賞 [0.1.2.6]
京都10R 春日特別 [1.2.0.9]
京都11R 斑鳩S [0.1.2.13]
小倉10R 小倉城特別 [0.1.0.12]
小倉11R 小倉大賞典 [0.0.2.26]
小倉12R 紫川特別 [1.0.1.23]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
大島特別(1000万、東京ダート1400m)

大島特別での穴ぐさ💨は[1.2.1.16](複勝率20.0%)で、複勝回収率は108%です。昨年はオニノシタブルが8番人気で②着まで差し込みました。

マイル戦だった時も含めて③着以内に激走した穴ぐさ💨はいずれも4~5歳の牡馬で、父と母父がサンデー系ミスプロ系ノーザンダンサー系でした。馬券に絡んだ4頭は馬番8番より外枠で、メンバー中2位以内の上がりで差し込んでいたので、真ん中から外目の枠で決め手のありそうなタイプに注目しましょう。

注目レース
春日特別(1000万、京都芝外1800m)

春日特別での穴ぐさ💨は[1.2.0.9](複勝率25.0%)で、複勝回収率は140%です。

連対した3頭は4~6歳の牡セン馬で、前走はいずれも京都芝でしたが2000~2200mでした。3頭中2頭は芝1800mでの勝ち鞍があったので、適距離に戻った馬に妙味がありそうです。

注目レース
つばき賞(500万、京都芝外1800m)

つばき賞での穴ぐさ💨は[0.1.2.6](複勝率33.3%)で、複勝回収率は203%です。

このレースでの穴ぐさ💨は、3月生まれが[0.1.2.2]で、4~5月生まれが[0.0.0.4]です。激走した3頭はいずれも4代血統表内にグレイソヴリン系を持っていたので、早生まれでグレイソヴリン系内包馬がいたらマークしておきましょう。

ちなみに…
フェブラリーSでの穴ぐさ💨は[1.1.0.27]で、京都牝馬Sでは[1.0.4.25]、ダイヤモンドSでは[0.1.3.22]、小倉大賞典では[0.0.2.26]です。

それぞれの過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、フェブラリーSが7頭、京都牝馬Sが9頭、ダイヤモンドSが8頭、小倉大賞典が9頭です。

フェブラリーSで激走した7頭はダート1800m以上での勝ち鞍があり、7頭中6頭はダート1800m以上の重賞で勝利実績がありました。14年に最低人気で優勝したコパノリッキーは前走がOP特別で⑨着に敗れていましたが、それ以外の6頭は前走がダート重賞で掲示板に載っていました。

2014年のコパノリッキーは4歳、昨年に7番人気で③着となったアスカノロマンは5歳ですが、この2頭以外の4頭の激走馬は6~8歳。実績があるベテランも侮れないと言えるでしょう。

京都牝馬Sは、1400mに替わった昨年が1~6番人気が掲示板を独占する結果でした。その中で6番人気だったマジックタイムは5歳で、③着には6歳のウインプリメーラが入りました。

マイル戦だった時のこのレースで激走した馬は、4歳2頭、5歳2頭、6歳4頭、7歳1頭で、ベテランの活躍が目立ちます。激走馬9頭のうち7頭は近4走以内に芝で③着以内の好走歴があり、9頭のうち8頭は中7週以内の臨戦だったので、順調さや好調さを感じられるタイプを狙うのが良さそうです。

ダイヤモンドSで激走した8頭のうち6頭は6~8歳で、こちらもベテランに注意した方が良さそうです。

07~09年に激走した4頭は前走が④着以内で、そのうち3頭は前走が1000~1600万で、同じく4頭のうち3頭はふた桁馬番でした。ところが、10年以降に激走した4頭はひと桁馬番で、4頭のうち3頭は前走がOP⑦着以下に敗れていました。格上挑戦の馬が穴を開けやすいレースでしたが、近年は少し傾向が変わってきているのかもしれません。

小倉大賞典で激走した9頭のうち7頭はハンデ56kg以上で、同じく9頭のうち7頭は6歳以上です。ハンデ55kg以下で激走した2頭は中京施行時で、小倉芝1800mではハンデ56kg以上の馬に注目すべきでしょう。

小倉芝1800mでの激走馬は7頭で、そのうち6頭は小倉芝で連対歴がありました。例外馬は小倉での出走が初めてだったので、未経験のタイプか、小倉実績馬を狙いましょう。