今週末も芝のメインレースで父ミスプロ系の穴ぐさに要注意!?
先週(2月25~26日)の穴ぐさ💨は
[4.4.3.96](複勝率10.3%)で、
阪急杯を
【A】評価だった
トーキングドラムが制し、
中山記念では
【C】評価だった
サクラアンプルールが②着、
【A】評価だった
ロゴタイプが③着で
【穴ぐさ💨ダブル】となりました。馬券を獲られたみなさん、おめでとうございます!
先週のこのコーナーでは
今年の穴ぐさ💨はメインレースで好成績と記しましたが、先週は
阪急杯や
中山記念で激走しただけでなく、土曜日の小倉メイン
皿倉山特別で
ウインスペクトルが
単勝万馬券(101.9倍)で圧勝したんですよね。メインレースで穴ぐさ💨が
単勝万馬券で勝利したのは、
08年東海Sの
ヤマトマリオン(102.2倍)以来のことでした。
ウインスペクトルは
5馬身差の圧勝でしたけれど、
単勝万馬券の馬がこれだけの差を付けて勝利するケースはさすがに珍しくて、
芝のレースでは
12年天皇賞・春での
ビートブラック(4馬身差)以来でした。
芝で
5馬身差以上を付けて勝利した
単勝万馬券の馬は、97年11月2日の京都2R(未勝利戦)での
オンワードフラッグ(5馬身差)以来で、90年以降だと、そのレースと今回の
皿倉山特別しか該当レースがありません。
皿倉山特別をご覧になった方は、
かなり珍しいものを見たと自慢して良さそうです。
ウインスペクトルは
チーフベアハート産駒ですが、
阪急杯を制した
トーキングドラムと
中山記念で②着に激走した
サクラアンプルールは
キングカメハメハ産駒で、やはり今年のメインレースでの穴ぐさ💨は
父ミスプロ系が好成績です。
今年のメインレースでの穴ぐさ💨は
[8.8.9.89](勝率7.0%、連対率14.0%、複勝率21.9%)という成績で、単勝回収率が
206%、複勝回収率が
118%です。父系別では、次のような成績になっています。
【2017年の第11Rでの穴ぐさ💨】
父系 |
着別度数 |
複勝率 |
父ミスプロ系 |
[5.4.2.14] |
44.0% |
父サンデー系 |
[1.2.5.44] |
15.4% |
父ロベルト系 |
[1.1.0.5] |
28.6% |
父ノーザンダンサー系 |
[1.0.2.14] |
17.6% |
父ボールドルーラー系 |
[0.1.0.4] |
20.0% |
上記5系統以外 |
[0.0.0.8] |
0.0% |
今年のメインレースでの
父ミスプロ系の穴ぐさ💨は、
ダートだと[1.0.0.7]で、
芝で
[4.4.2.7](勝率23.5%、連対率47.1%、複勝率58.8%)という好成績です。どうしてこんなことになっているんでしょう?
今の馬場が合うんですかねぇ。要因は不明ですけれど、今週末もメインレースは
芝が多いですから(6レース中5レースが芝)、
父ミスプロ系の穴ぐさ💨に注目してみてはいかがでしょうか。
父ミスプロ系の穴ぐさ💨が好調な一方で、
深刻さが増してきたのが重賞での
ディープインパクト産駒でしょう。同産駒は今年のJRA重賞で未勝利であることを先週に記しまして、正直なところ、
中山記念で終止符が打たれると思っていたのですが、なんと継続されてしまいました……。今年のJRA重賞における
ディープインパクト産駒の成績をご覧ください。
【2017年のJRA重賞でのディープインパクト産駒】
日付 |
レース名 |
馬名 |
着順 |
2月26日 |
中山記念 |
アンビシャス ヴィブロス リアルスティール ヒラボクディープ |
4 5 8 10 |
2月19日 |
小倉大賞典 |
ヒストリカル ダコール クランモンタナ ケイティープライド |
② 10 13 14 |
2月19日 |
フェブラリーS |
デニムアンドルビー |
16 |
2月18日 |
京都牝馬S |
スナッチマインド ウリウリ |
③ 12 |
2月18日 |
ダイヤモンドS |
ファタモルガーナ トーセンレーヴ |
7 9 |
2月12日 |
京都記念 |
スマートレイアー マカヒキ ガリバルディ |
② ③ 6 |
2月12日 |
共同通信杯 |
ムーヴザワールド |
③ |
2月11日 |
クイーンC |
フローレスマジック ハナレイムーン |
③ 5 |
2月5日 |
きさらぎ賞 |
サトノアーサー |
② |
2月5日 |
東京新聞杯 |
プロディガルサン ロイカバード |
② 9 |
1月29日 |
シルクロードS |
ブランボヌール |
13 |
1月22日 |
東海S |
ラストインパクト |
9 |
1月22日 |
アメリカJCC |
ゼーヴィント |
② |
1月17日 |
日経新春杯 |
モンドインテロ ダコール |
③ 13 |
1月15日 |
京成杯 |
ポポカテペトル |
10 |
1月14日 |
愛知杯 |
リーサルウェポン |
11 |
1月8日 |
シンザン記念 |
アルアイン |
6 |
1月8日 |
フェアリーS |
キャスパリーグ |
12 |
1月5日 |
京都金杯 |
フィエロ ミッキージョイ ガリバルディ |
③ 8 13 |
いったいどうしたんでしょうか? 初年度産駒が3歳となった2012年以降、
ディープインパクト産駒のその年最初のJRA重賞勝利が3月までずれ込んだのは
今年が初めてになります。
今週末の重賞では、
チューリップ賞に
カワキタエンカ、
ダノンディーヴァ、
ワールドフォーラブの3頭が登録していて、
弥生賞には
カデナと
サトノマックスの2頭がいます。今度こそ重賞制覇がなるでしょうか!?
3月4日~5日に行われる3場(中山、阪神、小倉)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
3月4日~5日
場所 |
芝 |
中山 |
Aコース・2週目 |
阪神 |
Aコース・2週目 |
小倉 |
Bコース・2週目 |
3月4日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
中山9R |
黄梅賞 |
[0.1.2.14] |
中山10R |
スピカS |
[1.0.0.5] |
中山11R |
オーシャンS |
[1.3.0.26] |
阪神9R |
千里山特別 |
[0.0.1.14] |
阪神10R |
播磨S |
[0.0.2.19] |
阪神11R |
チューリップ賞 |
[0.2.0.23] |
小倉10R |
呼子特別 |
[1.0.2.5] |
小倉11R |
早鞆特別 |
[1.1.0.22] |
小倉12R |
八代特別 |
[0.0.1.17] |
3月5日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
中山9R |
潮来特別 |
[0.0.0.13] |
中山10R |
上総S |
[0.0.0.17] |
中山11R |
弥生賞 |
[1.1.1.12] |
阪神9R |
武庫川S |
[1.0.3.16] |
阪神10R |
ポラリスS |
[1.2.2.18] |
阪神11R |
大阪城S |
[2.0.1.17] |
小倉10R |
萌黄賞 |
[0.0.3.25] |
小倉11R |
太宰府特別 |
[0.2.4.16] |
小倉12R |
唐戸特別 |
[1.0.2.11] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆ポラリスS(OP特別、阪神ダート1400m)ポラリスSでの穴ぐさ💨は
[1.2.2.18](複勝率21.7%)で、複勝回収率は
104%です。一昨年は
エーシンビートロンが11番人気で③着、別定戦に替わった昨年も
ポメグラネイトが8番人気で②着に食い込みました。
ハンデ戦の頃も含めて馬券圏内に入った穴ぐさ💨は
480kg以上の牡馬で、その5頭中3頭は
500kg以上でした。5頭のうち4頭は前走で
4角3番手以内に先行していて(例外馬の前走はG1)、前に行っての激走が目立つので、大型で先行スピードがあるタイプをマークしましょう。
☆注目レース☆太宰府特別(1000万、小倉芝1800m)太宰府特別での穴ぐさ💨は
[0.2.4.16](複勝率27.3%)で、複勝回収率は
131%です。2011年以降は穴ぐさ💨のいた
5年連続で馬券に絡む馬が出ています。
馬券圏内に入った6頭はいずれも
中8週以内の臨戦で、前走が⑤~⑧着でした。6頭はすべて
小倉芝での好走歴がありましたが、前走は小倉以外だったんですよね。コース実績馬に妙味がありそうです。
☆注目レース☆黄梅賞(500万、中山芝1600m)黄梅賞での穴ぐさ💨は
[0.1.2.14](複勝率17.6%)で、複勝回収率は
144%です。今年は登録頭数が12頭で、穴ぐさ💨がいれば良いのですが…。
激走した3頭はいずれも
ひと桁馬番の牝馬で、父か母父が
サンデー系です。3頭の前走はいずれも東京芝で馬券圏外でしたが、そのうち2頭は
中山芝1600mで勝ち鞍があったので、中山適性があるタイプの巻き返しに注目したいですね。
☆注目レース☆呼子特別(500万、小倉芝2600m)呼子特別での穴ぐさ💨は
[1.0.2.5](複勝率37.5%)で、複勝回収率は
117%です。
このレースは
小倉芝2600m戦で、先週土曜日に穴ぐさ💨の
ウインスペクトルが単勝万馬券を出したのもこのコース(
皿倉山特別)ですが、同馬は5歳牡馬で、過去の
呼子特別で馬券に絡んだ3頭も
4~5歳の牡馬です。その3頭は父か母父が
サンデー系ですが、2頭は
サドラーズウェルズと
ニジンスキーも内包していました。スタミナが豊富そうな若い馬に注意しましょう。
■ちなみに…■オーシャンSでの穴ぐさ💨は[1.3.0.26]で、
チューリップ賞では[0.2.0.23]、
弥生賞では[1.1.1.12]です。それぞれの過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、
オーシャンSが13頭、
チューリップ賞が7頭、
弥生賞も7頭です。
オーシャンSで激走した13頭の年齢は、4頭が8歳、2頭が7歳、4頭が6歳、2頭が5歳、1頭が4歳。昨年、8番人気で③着に食い込んだのは8歳の
スノードラゴンで、
ベテランの激走が多くなっています。
13頭はいずれも
中山芝か
阪神芝内回りでの連対歴があり、2010年以降に激走した9頭のうち7頭は
近3走以内に③着以内の好走歴がありました。好調さが感じられるベテランをチェックしておきましょう。
チューリップ賞で激走した7頭はいずれも
前走が⑤着以内で、7頭中6頭は馬体重が430~458kgでした。同じく7頭中6頭は父か母父が
サンデー系で、近2年は
ディープインパクト産駒が7~10番人気で馬券に絡んでいます。
激走した7頭のうち2頭は前走の
エルフィンSで連対圏に入っていて、残りの5頭は前走で
メンバー中3位以内の上がりを使っていました。マイルのOP実績があるか、末脚のしっかりしているタイプに注意したいですね。
弥生賞で激走した7頭はすべて
馬番5番以内で、2010年以降の5頭は
1~3月生まれでした。7頭のうち前走掲示板内の馬が5頭いますが、前走でメンバー中3位以内の上がりを使っていたのは2頭だけ。7頭のうち5頭は
前走が4角5番手以内だったので、こちらは先行力を重視した方が良さそうです。
15年に10番人気で③着となった
タガノエスプレッソは
デイリー杯2歳Sの勝ち馬でしたが、
弥生賞での激走馬はマイル以下で実績を残していたタイプが目立ちます。7頭のうち5頭は
1600m以下で勝ち鞍があったので、スピードのあるタイプの評価を下げすぎないようにしましょう。