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皐月賞は父サンデー系の1番人気馬に追い風が!?

先週(4月8日~9日)の穴ぐさ💨は[6.2.9.91](複勝率15.7%)で、単勝回収率が144%でした。桜花賞【B】評価だったレーヌミノルが制して、ニュージーランドTでも【B】評価だったジョーストリクトリが優勝しました。馬券を獲られたみなさん、おめでとうございます!

先週のこのコーナーでは、今年の重賞での穴ぐさ💨は【A】>【B】>【C】の順番で好走率が高くなっていると記したので、蛇足となってしまいましたかね……。先週を終えての今年の重賞での穴ぐさ💨は、評価別の成績が次のようになっています。

【2017年重賞での穴ぐさ💨】
評価 着別度数 勝率
連対率
複勝率
A [2.4.3.28] 5.4%
16.2%
24.3%
B [2.2.2.31] 5.4%
10.8%
16.2%
C [0.1.1.33] 0.0%
2.9%
5.7%

今週末は皐月賞アンタレスSがあるので、穴ぐさ💨の選択だけじゃなく、その評価順も的確に付けられるように頑張ります。

皐月賞中山芝2000mで行われますが、今年はこれまでに同コースでのレースが23回行われていて、1番人気馬が[8.7.4.4](勝率34.8%、連対率65.2%、複勝率82.6%)という成績です。複勝回収率が100%を超えていて(106%)で、1番人気馬の好走が目立ちます。

1番人気馬23頭は、父系別で分けると次のような成績です。

【2017年の中山芝2000mでの1番人気】
父系 着別度数
父サンデー系 [6.6.1.1]
父ロベルト系 [1.0.0.0]
父ブラッシンググルーム系 [1.0.0.0]
父ミルリーフ系 [0.1.1.0]
父ノーザンダンサー系 [0.0.2.2]
父グレイソヴリン系 [0.0.0.1]

父サンデー系が1番人気だと[6.6.1.1]という成績で、馬券圏外となったのは新馬戦の馬(エリティエール)だけです。弥生賞カデナ中山金杯ツクバアズマオーなど、父サンデー系が1番人気に推されると、人気に応えるケースが多くなっています。

父サンデー系が優勢というデータは、実は今年の中山芝重賞でも見られる傾向です。先週までで、今年は中山芝重賞が13レース行われ、父系別の成績が次の通りです。

【2017年の中山芝重賞】
父系 牡セン馬 牝馬
父サンデー系 [8.5.4.57] [2.2.2.29]
父ミスプロ系 [0.1.3.12] [1.0.0.2]
父ノーザンダンサー系 [0.3.2.17] [1.2.1.9]
父ブラッシンググルーム系 [1.0.0.1] [0.0.1.0]
上記4系統以外の父系 [0.0.0.15] [0.0.0.7]

優勝馬の13頭中10頭が父サンデー系で、牡セン馬に限ると9頭中8頭が父サンデー系なのです(例外は京成杯コマノインパルス)。

今年の皐月賞の登録馬のうち、牝馬ディープインパクト産駒ファンディーナだけで、牡馬で父がサンデー系以外なのは、キングズラッシュコマノインパルスダンビュライトトラストプラチナヴォイスペルシアンナイトレイデオロがいます。

レイデオロ(キングカメハメハ産駒)は昨年末のホープフルS以来、今年の復帰初戦となりますが、果たして、父サンデー系の牙城を崩せるでしょうか。

4月15日~16日に行われる3場(中山、阪神、福島)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

4月15日~16日
場所
中山 Bコース・3週目
阪神 Aコース・3週目
福島 Bコース・2週目

4月15日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
中山9R 山藤賞 出走ナシ
中山10R 下総S [1.0.1.18]
中山11R 中山グランドジャンプ 出走ナシ
中山12R 鹿島特別 [1.2.2.24]
阪神9R はなみずき賞 [1.0.2.13]
阪神10R 蓬莱峡特別 [0.0.2.10]
阪神11R アンタレスS [2.0.0.27]
福島10R 雪うさぎ賞 [1.1.2.22]
福島11R ラジオ福島賞 [2.2.0.19]
福島12R 浄土平特別 [1.0.1.13]

4月16日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
中山8R 鹿野山特別 [1.2.2.14]
中山9R 利根川特別 [2.0.2.18]
中山10R 春雷S [1.0.2.20]
中山11R 皐月賞 [1.2.1.26]
中山12R 春興S [0.0.3.9]
阪神9R 千種川特別 [1.2.0.22]
阪神10R 陽春S [0.0.3.26]
阪神11R 難波S [1.0.1.20]
福島10R 医王寺特別 [2.1.0.20]
福島11R 福島民報杯 [2.1.4.18]
福島12R 奥の細道特別 [1.0.0.15]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
皐月賞(G1、中山芝外2000m)

皐月賞での穴ぐさ💨は[1.2.1.26](複勝率13.3%)で、複勝回収率は155%です。昨年は【A】評価だったディーマジェスティが優勝しました。

馬券圏内に激走した穴ぐさ💨は前走が芝1800~2000mのOPで、連対圏に入るか、1~4番人気に推されていました。4頭はいずれも馬体重が460~470kg台でもありました。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、いずれも前走が芝1800~2000mのOPで連対圏に入っていたか、1~5番人気に推されていました。前走で掲示板外に敗れていた馬は2頭で、その2頭は重賞勝ち実績があり、前走の時点ですでに賞金的に皐月賞への出走をクリアしていたと言えそうです。

近10年のうち中山で激走した7頭はいずれも右回りのO型コースで連対実績があり、5頭は勝利実績がありました。その7頭のうち父か母父がノーザンダンサー系の馬は2頭だけですが、残りの5頭のうち4頭は母母父がノーザンダンサー系だったので、連続開催最終週の中山芝らしくノーザンダンサー系の有無も重要な気がします。

注目レース
春雷S(OP特別、中山芝1200m)

春雷Sでの穴ぐさ💨は[1.0.2.20](複勝率13.0%)で、複勝回収率は118%です。

馬券圏内に激走した穴ぐさ💨は馬番2~8番で、いずれも関西所属の4~6歳の牡馬です。3頭のうち2頭は母父がノーザンダンサー系で、3頭はいずれも5代血統表内にノーザンダンサーのクロスを持っていました。力の要る馬場が合いそうなタイプが良さそうです。

注目レース
福島民報杯(OP特別、福島芝2000m)

福島民報杯での穴ぐさ💨は[2.1.4.18](複勝率28.0%)で、複勝回収率は164%です。2014年以降は3年連続で穴ぐさ💨が馬券に絡んでいます。

馬券圏内に入った穴ぐさ💨は7頭のうち6頭が福島での出走が初めてでした。ただ、その6頭のうち5頭は芝OPでの好走歴がありました。激走した7頭のうち5頭は関西馬でもあるので、福島の経験がなくてもOP実績のある馬、特に関西馬には注意を払いましょう。

注目レース
鹿野山特別(1000万、中山芝2000m)

鹿野山特別での穴ぐさ💨は[1.2.2.14](複勝率26.3%)で、複勝回収率は157%です。昨年は②着トミケンスラーヴァ、③着エニグマバリエートという【穴ぐさダブル】でした。

激走した穴ぐさ💨は4~6歳の関東所属の牡馬で、いずれも中山での好走歴がありました。5頭のうち4頭は鞍上と過去に好走歴があったので、実績あるコンビはチェックしておきましょう。

ちなみに…
アンタレスSでの穴ぐさ💨は[2.0.0.27]です。同レースの過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は4頭で(4頭中3頭は京都での施行時)、いずれも4角5番手以内での粘り込みでした。4頭中3頭は前走から斤量が増えての激走で、先行力のあるタイプは斤量増でも侮らない方が良さそうです。