ヴィクトリアマイルを制するのはマイナス体重の馬!?
先週(5月6日~7日)の穴ぐさ💨は
[3.3.7.91](複勝率12.5%)でした。
NHKマイルCでは
【A】評価だった
ボンセルヴィーソが③着、
京都新聞杯では
【B】評価だった
ダノンディスタンスが③着に入りました。馬券を獲られたみなさん、おめでとうございます!
NHKマイルCの
ボンセルヴィーソは逃げて③着だったわけですが、走破時計の
1分32秒9は、昨年の
メジャーエンブレムの勝ち時計(1分32秒8)と0秒1差だったんですよね。逃げて1分32秒台で走ってあれだけの差を付けられてしまうのですから、
上位2頭が強かったとしか言いようがなかったです。
勝った
アエロリットは2番人気で、あの走りもある程度予測できたとは思うのですが、②着の
リエノテソーロには手が回らず、驚かされました。前走の
アネモネS(④着)は休み明けでしたが、1分34秒9というタイムで、そこから
2秒4も走破時計を短縮しました。ダートでの実績もある馬で、今後は
アグネスデジタルのような活躍をするかもしれませんね。
リエノテソーロを指名することはできませんでしたが、穴ぐさ💨は
4月以降の3歳重賞でずっと馬券に絡んでいます。
【2017年4月以降の3歳重賞での穴ぐさ💨】
月日 |
レース |
馬券に絡んだ穴ぐさ💨 |
4月8日 |
ニュージーランドT |
①着ジョーストリクトリ |
4月9日 |
桜花賞 |
①着レーヌミノル |
4月16日 |
皐月賞 |
①着アルアイン |
4月23日 |
フローラS |
①着モズカッチャン |
4月29日 |
青葉賞 |
③着アドマイヤウイナー |
5月6日 |
京都新聞杯 |
③着ダノンディスタンス |
5月7日 |
NHKマイルC |
③着ボンセルヴィーソ |
今年の3歳重賞での穴ぐさ💨は
[5.1.6.40](勝率9.6%、連対率11.5%、複勝率23.1%)で、単勝回収率は
344%、複勝回収率は
110%です。この後は、来週に
オークス、再来週に
ダービーが控えていますので、記録を伸ばせるように頑張ります。
先週のこのコーナーでは、今年の芝G1は母父か母母父に
ボールドルーラー系を持つ馬が勝っていることを記しましたが、
アエロリットは該当せず……。父
クロフネの奥の方に
ボールドルーラーがありましたが、母方には持っていませんでした。
東京競馬場でのG1では、
1番人気馬がずっと馬券に絡んでいることを3週前のこのコーナーで書きましたが(2015年の
オークス・
ルージュバック以降は14レース連続で③着以内に入っていた)、これも
ストップしちゃったんですよね。
NHKマイルCの1番人気は
カラクレナイ(⑰着)でした。
どうしてデータってやつは
「言った途端に崩れる」んですかねぇ(苦笑)。
懲りずに今年の
G1の勝ち馬に関するデータを調べたら、馬体重についてこんなものがありました。
【2017年のJRA平地G1】
馬体重 |
中8週以内 の馬 |
中9週以上 の馬 |
マイナス体重 |
[4.6.4.44] |
[0.0.0.9] |
前走と増減なし |
[1.0.1.14] |
[0.0.0.1] |
プラス体重 |
[0.1.1.24] |
[2.0.1.5] |
今年の平地G1(7レース)の勝ち馬は、休み明け(中9週以上)で制した2頭(
フェブラリーS・
ゴールドドリーム、
大阪杯・
キタサンブラック)は
プラス体重でしたが、休み明け以外(中8週以内)で勝った馬は
マイナス体重か
前走と増減なしで、5頭中4頭は
マイナス体重でした。
今年の
ヴィクトリアマイルの登録馬を見ると、休み明けの馬は
スマートレイアー(中12週)だけで、ほとんどの馬が中8週以内です。ということで、
体重が減っている馬の方が良いんじゃないかと思うのですが、どうでしょう!?
ちなみに、
ヴィクトリアマイルの過去11回の優勝馬のうち、前走時に馬体重の発表があったのは9頭で(2頭は前走がドバイ)、その9頭の内訳は、
マイナス体重の馬が3頭、
増減なしの馬も3頭、
プラス体重の馬も3頭です。
今週末も先週と同じ3場開催ですが、
東京と
京都は
芝の使用コースが変わるのでご注意ください。5月13日~14日に行われる3場(東京、京都、新潟)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
5月13日~14日
場所 |
芝 |
東京 |
Bコース・1週目 |
京都 |
Dコース・1週目 |
新潟 |
Bコース・3週目 |
5月13日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
夏木立賞 |
[1.0.0.3] |
東京10R |
緑風S |
[1.1.1.8] |
東京11R |
京王杯SC |
[2.1.2.24] |
京都9R |
蹴上特別 |
[0.0.0.8] |
京都10R |
葵S |
[1.0.3.21] |
京都11R |
都大路S |
[1.0.1.23] |
新潟10R |
はやぶさ賞 |
[1.3.2.22] |
新潟11R |
八海山特別 |
[1.0.2.23] |
新潟12R |
石打特別 |
[0.0.3.21] |
5月14日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
テレ玉杯 |
[1.0.1.13] |
東京10R |
青竜S |
[0.0.0.5] |
東京11R |
ヴィクトリアマイル |
[1.2.2.25] |
東京12R |
BSイレブン賞 |
[0.0.0.12] |
京都9R |
白川特別 |
[0.0.2.9] |
京都10R |
錦S |
[0.0.1.9] |
京都11R |
栗東S |
[1.1.2.24] |
新潟10R |
胎内川特別 |
[0.1.1.13] |
新潟11R |
赤倉特別 |
[2.1.2.16] |
新潟12R |
飛竜特別 |
[1.2.0.27] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆ヴィクトリアマイル(G1、東京芝1600m)ヴィクトリアマイルでの穴ぐさ💨は
[1.2.2.25](複勝率16.7%)で、複勝回収率は
144%です。馬券に絡んだ穴ぐさ💨は5頭中4頭が5~6歳で、同じく5頭中4頭が
牝馬限定の芝重賞勝ち馬です。5頭は芝1800m以上での勝ち鞍がありました。
過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が13頭いて、そのうち12頭は前走が
重賞で、例外の1頭は近2走で
連勝していました。前走が重賞だった12頭は、
前走が⑤着以内だった馬が5頭で、残りの6頭は
前走が2~6番人気でした。前走着順の悪いタイプは人気をチェックしましょう。
激走した13頭のうち10頭は
東京芝で勝ち鞍があり、例外の3頭のうち2頭は東京が初めてでした(残りの1頭は東京芝が[0.1.0.0])。東京実績も確認しておくと良さそうです。
☆注目レース☆葵S(OP特別、京都芝1200m)葵Sでの穴ぐさ💨は
[1.0.3.21](複勝率16.0%)で、複勝回収率は
115%です。近3年連続で穴ぐさ💨が馬券に絡んでいます。
馬券に絡んだ穴ぐさ💨は
ひと桁馬番で、1200m戦での激走馬3頭は前走のOPで馬券圏外でしたが、いずれも
直線に坂のある芝1400mでした。距離短縮&平坦コース替わりで巻き返しが期待できそうなタイプが面白そうです。
☆注目レース☆はやぶさ賞(500万、新潟芝直1000m)はやぶさ賞での穴ぐさ💨は
[1.3.2.22](複勝率21.4%)で、複勝回収率は
126%です。近4年連続で穴ぐさ💨が馬券圏内に入っています。
馬券に絡んだ6頭のうち、
ふた桁馬番だったのは2頭で、4頭は
ひと桁馬番でした。3頭は馬番2~5番でもあり、外枠有利とも言い切れないので、その点は注意しましょう。6頭のうち5頭は直線競馬が初めてでしたが、6頭はいずれも
1000~1200mを先行押し切りで勝利したことがありました。勝ち方を確認しておくと良さそうです。
■ちなみに…■京王杯SCでの穴ぐさ💨は[2.1.2.24]で、近4年はいずれも馬券圏内に入っています。穴ぐさ💨内での評価を付け始めた近3年では、
【A】と
【B】評価の馬が馬券に絡んでいます。
過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は9頭で、
サクラバクシンオー産駒か、父か母父が
ノーザンダンサー系です。
サクラバクシンオー産駒で激走した3頭は5代血統表内に
ノーザンダンサーのクロスを持っていたので、
ノーザンダンサー系を濃く持っている馬が良さそうです。
激走馬9頭はいずれも
左回りの芝で勝ち鞍があり、そのうち7頭は左回りの1000万以上の芝1400mで勝利実績がありました。左回り実績、1400m実績も重要そうです。