オークスの1番人気馬はプラス体重だと!?
先週(5月13日~14日)の穴ぐさ💨は
[3.6.13.86](複勝率20.4%)で、
ヴィクトリアマイルでは
【A】評価だった
ジュールポレールが③着に入りました。
ヴィクトリアマイルは
ミッキークイーンが単勝1.9倍という支持を集めたものの⑦着に敗れ、2番人気だった
ルージュバックも⑩着、3番人気だった
レッツゴードンキも⑪着という着順でした。
ヴィクトリアマイルは波乱が起きやすいレースではありますが、ここまで上位人気馬が崩れることは想像しきれませんでした……。
決着時計の
1分33秒9は、良馬場で行われた例年に比べると
1秒5以上は遅かったわけですが、上がり3Fは
33秒8だったんですよね。雨上がりの馬場でペースが遅くて上がりもそれなりに速くなり、特殊な条件になったということでしょうか。
ひとつ的中したのは、先週のこのコーナーで記した
馬体重についてですね。今年のJRAの平地G1では、中8週以内の馬はプラス体重だと勝てておらず、
ヴィクトリアマイルの
アドマイヤリードは中4週で
4kg減(422kg)でした。
【2017年のJRA平地G1】
馬体重 |
中8週以内 の馬 |
中9週以上 の馬 |
マイナス体重 |
[5.6.5.48] |
[0.0.0.10] |
前走と増減なし |
[1.1.1.16] |
[0.0.0.1] |
プラス体重 |
[0.1.1.31] |
[2.0.1.5] |
ヴィクトリアマイルでの
ミッキークイーンは
2kg増の440kgでした。同馬以外に
プラス体重だった馬は6頭いたんですが、すべて
ミッキークイーンより下の着順だったんですよね。
オークスも馬体重の増減は気にした方が良いかもしれません。
ちなみに、過去10年の
オークスの勝ち馬について馬体重の増減を調べたら、こんなことになってました。
【近10年のオークス勝ち馬】
馬体重 |
1番人気 |
2番人気 以下 |
マイナス体重 |
3頭 |
1頭 |
プラス体重 |
0頭 |
7頭 |
※「増減なし」は0頭近10年で
オークス馬は11頭いて(2010年が同着)、1番人気で優勝した3頭は
マイナス体重でしたが、2番人気以下で制した8頭のうち7頭は
プラス体重でした。馬体重の増減は、
人気によって考え方を変えるのもアリなんでしょうか?
昨年の
オークスは1番人気だった
シンハライトが勝利しましたが、同馬は
2枠3番でした。実は、一昨年以降の
牝馬限定のG1で1番人気馬は、
枠順別の成績が次のようになっていたりします。
【2015年以降の牝馬限定G1での1番人気】
枠順 |
着別度数 |
1枠 |
[2.0.0.0] |
2枠 |
[1.0.0.1] |
3枠 |
[0.0.0.1] |
4枠 |
[0.0.0.1] |
5枠 |
[0.1.0.1] |
6枠 |
[0.0.0.1] |
7枠 |
[0.1.1.1] |
8枠 |
[1.1.0.0] |
なぜか内枠と外枠だと連外がなく、1番人気に応えて優勝した4頭のうち3頭は
1~2枠です(8枠で勝ったのは
15年秋華賞の
ミッキークイーン)。
15年阪神JFの
メジャーエンブレム、
16年オークスの
シンハライト、
16年阪神JFの
ソウルスターリングと、
牝馬限定のG1を1番人気で制した直近の3頭は
馬番2~3番でした。
今年のJRA平地G1での1番人気は[2.0.3.3]で、勝利したのはどちらも
キタサンブラックで、同馬は
大阪杯が馬番5番、
天皇賞・春が馬番3番でしたからね。
オークスも1番人気馬は
内枠の方が良いんじゃないでしょうか。
5月20日~21日に行われる3場(東京、京都、新潟)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
5月20日~21日
場所 |
芝 |
東京 |
Bコース・2週目 |
京都 |
Dコース・2週目 |
新潟 |
Bコース・4週目 |
5月20日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
カーネーションC |
[0.0.0.11] |
東京10R |
是政特別 |
[1.1.3.19] |
東京11R |
メイS |
[0.2.0.13] |
京都9R |
メルボルンT |
[0.1.1.12] |
京都10R |
シドニーT |
[1.2.0.20] |
京都11R |
平安S |
[0.1.1.27] |
京都12R |
オーストラリアT |
[0.1.1.18] |
新潟10R |
早苗賞 |
[0.0.1.9] |
新潟11R |
火打山特別 |
[2.3.1.18] |
新潟12R |
湯沢特別 |
[1.0.4.25] |
5月21日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京8R |
日吉特別 |
[1.0.3.17] |
東京9R |
調布特別 |
[0.1.0.22] |
東京10R |
フリーウェイS |
[0.3.2.27] |
東京11R |
オークス |
[0.0.2.30] |
東京12R |
丹沢S |
[0.1.2.25] |
京都9R |
御室特別 |
[0.1.0.7] |
京都10R |
鳳雛S |
[0.0.0.3] |
京都11R |
下鴨S |
[0.1.1.7] |
新潟10R |
高田城特別 |
[0.0.2.16] |
新潟11R |
韋駄天S |
[0.0.1.8] |
新潟12R |
大日岳特別 |
[0.1.0.13] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆下鴨S(1600万、京都芝2000m)下鴨Sでの穴ぐさ💨は
[0.1.1.7](複勝率22.2%)で、複勝回収率は
141%です。昨年は
ピースオブジャパンが7番人気で②着に食い込みました。
馬券に絡んだ2頭は4~5歳の父
サンデー系で、中5週以内の臨戦でした。2頭は
O型コースの芝2000mで連対歴があったので、京都以外の場所でも構わないので、O型コースの芝2000m実績を確認しておきましょう。
☆注目レース☆是政特別(1000万、東京ダート2100m)是政特別での穴ぐさ💨は
[1.1.3.19](複勝率20.8%)で、複勝回収率は
129%です。昨年は
ヘルツフロイントが12番人気①着&
ステージチャンプが9番人気②着という
【穴ぐさワンツー】でした。
③着以内に入った馬は
馬番10番以内で、父か母父が
サンデー系か
ミスプロ系です。激走した5頭のうち4頭は2000m以上で勝ち鞍があったので、やはりスタミナのありそうなタイプが良いでしょう。
☆注目レース☆湯沢特別(500万、新潟芝1200m)湯沢特別での穴ぐさ💨は
[1.0.4.25](複勝率16.7%)で、複勝回収率は
173%です。一昨年は
イーグルアモンが14番人気で③着、昨年は
エナジータウンが9番人気で③着に入りました。
馬券圏内に入った穴ぐさ💨は4~5歳で、5頭中4頭は父か母父が
ミスプロ系で、同じく5頭中4頭は馬番9番より外枠です。5頭のうち4頭は
左回りの芝で好走歴がなかったので、若いタイプは左回り実績にこだわらずに選んで良さそうです。
■ちなみに…■オークスでの穴ぐさ💨は[0.0.2.30]で、
平安Sでは[0.1.1.27]です。
オークスは近年は堅い決着が続いているので、今年は穴馬の激走を期待したいところです。
過去10年の
オークスでは7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、そのうち5頭は
馬番6番以内でした。例外の2頭は
8番人気で、基本的には内目の枠の馬を狙うのが良いのではないでしょうか。
芝OPでの連対実績がなく激走したのは1頭(11年②着
ピュアブリーゼ)だけで、その
ピュアブリーゼ以外の激走馬6頭のうち5頭は父
サンデー系となっています。7頭のうち6頭は馬体重が
430~450kg台で、あまり大きすぎないタイプが良さそうです。
過去10年の
平安Sでは7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、1900m戦となった近4年では3頭が激走しています。1800m戦の頃を含めても、激走した7頭は父か母父が
サンデー系か
ミスプロ系です。
1900m戦になってから激走した3頭は492~532kgで、その3頭には5代血統表内に
ニジンスキー系を持っていました。大型でスタミナがありそうなタイプをチェックしておきましょう。