今夏の阪神芝の特別競走は堅い決着が多いが…
先週(6月10日~11日)の穴ぐさ💨は
[4.5.4.62](複勝率17.3%)で、
エプソムCでは
【A】評価だった
マイネルハニーが③着に入りました。
エプソムCを制したのは
ダッシングブレイズで、同馬は
6枠12番でした。結局、今春の東京芝重賞は牡牝混合戦に限ると、勝ち馬7頭がすべて
6~8枠から出ましたね。そのような馬場コンディションだったのでしょう。
マーメイドSは3番人気だった
マキシマムドパリが優勝し、1番人気だった
トーセンビクトリーは⑨着に敗れましたが、実は今夏の
阪神芝の特別競走で
1番人気が連外になったのは初めてのことでした。これまでに9レースが行われて、1番人気は[4.4.0.1]という成績です。
今夏の
阪神芝の特別競走では、人気別の成績が次のようになっています。
【2017年6月の阪神芝の特別競走】
人気 |
着別度数 |
1番人気 |
[4.4.0.1] |
2番人気 |
[1.3.1.4] |
3番人気 |
[2.0.1.6] |
4番人気 |
[1.1.1.6] |
5番人気 |
[0.1.0.8] |
6番人気 |
[1.0.2.6] |
7番人気以下 |
[0.0.4.42] |
少頭数のレースが多いこともありますが、連対圏に入った馬はすべて
1~6番人気です。1番人気で唯一連外となったのは
マーメイドSの
トーセンビクトリーで、5~6番人気で連対した2頭は
三木特別の
プリンセスアスクと
グリーンSの
シホウで、この3レースは
ハンデ戦でした。
ハンデ戦以外の5レースの連対馬は
1~4番人気となっていて、この傾向は今週末も続いて次週の
宝塚記念に向かうのか、注目したいところです。
今週末からは
函館開催も始まりますので、昨夏の
函館での穴ぐさ💨成績を振り返っておきましょう。コース別の成績は次の通りでした。
【2016年函館での穴ぐさ💨】
コース |
着別度数 |
複勝率 |
ダ1000m |
[0.1.1.12] |
14.3% |
ダ1700m |
[4.1.5.29] |
25.6% |
芝1200m |
[1.5.5.65] |
14.5% |
芝1800m |
[1.1.1.24] |
11.1% |
芝2000m |
[1.1.1.25] |
10.7% |
芝2600m |
[0.3.1.9] |
30.8% |
函館芝2600mで好走率が高いわけですが、施行数が少ないですからね。レース数の多さを考えると、
ダート1700mで見逃せないと言えるでしょう。同コースでの穴ぐさ💨の回収率(2016年)は、単勝が
240%、複勝が
153%でした。
昨夏の函館ダート1700mでの穴ぐさ💨は、
関東馬が[0.0.2.10](複勝率16.7%)で、
関西馬が[4.1.3.19](29.6%)でした。好成績を残していたのは
関西所属の穴ぐさ💨だったので、今年も関東馬か関西馬かに着目してみてはいかがでしょう?
今週末からは
東京芝と
阪神芝がコース替わりとなります。6月17日~18日に行われる3場(東京、阪神、函館)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
6月17日~18日
場所 |
芝 |
東京 |
Dコース・1週目 |
阪神 |
Bコース・1週目 |
函館 |
Aコース・1週目 |
6月17日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
八丈島特別 |
出走ナシ |
東京10R |
相模湖特別 |
[0.0.4.20] |
東京11R |
ジューンS |
[1.0.2.15] |
阪神9R |
小豆島特別 |
[0.0.0.10] |
阪神10R |
水無月S |
[0.1.1.13] |
阪神11R |
天保山S |
[0.0.0.10] |
函館10R |
駒ヶ岳特別 |
[1.0.1.7] |
函館11R |
HTB杯 |
[0.1.1.11] |
函館12R |
遊楽部特別 |
[1.1.1.17] |
6月18日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
青梅特別 |
[0.1.2.11] |
東京10R |
芦ノ湖特別 |
[1.0.1.3] |
東京11R |
ユニコーンS |
[0.0.3.27] |
阪神9R |
箕面特別 |
[0.0.4.11] |
阪神10R |
灘S |
[1.1.1.20] |
阪神11R |
米子S |
[1.1.0.17] |
函館10R |
木古内特別 |
[0.2.1.11] |
函館11R |
函館スプリントS |
[1.0.0.22] |
函館12R |
北斗特別 |
[0.0.2.12] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆相模湖特別(1000万、東京芝1400m)相模湖特別での穴ぐさ💨は
[0.0.4.20](複勝率16.7%)で、複勝回収率は
120%です。
③着に入った4頭は
4~5歳馬で、馬番4~9番でした。6月開催時に激走した2頭は母父
ミスプロ系の牝馬で、いずれも先行して粘り込んでいます。コース替わり初週でもありますから、先行型を侮らないようにしましょう。
☆注目レース☆箕面特別(1000万、阪神ダート1200m)箕面特別での穴ぐさ💨は
[0.0.4.11](複勝率26.7%)で、複勝回収率は
149%です。
ダート戦で馬券に絡んだ2頭は
6~8歳の牡馬で、馬番6番でした。どちらも近3走以内にダート1000万での掲示板内があったので、そのようなタイプのベテランは評価を下げすぎないようにしましょう。
☆注目レース☆遊楽部特別(500万、函館芝1800m)遊楽部特別での穴ぐさ💨は
[1.1.1.17](複勝率15.0%)で、複勝回収率は
115%です。
馬券に絡んだ3頭は
4歳の関東馬で、3頭中2頭は函館が初めてでしたが、3頭はいずれも
6~7月に連対歴がありました。洋芝実績よりも夏季実績に着目すると良さそうです。
■ちなみに…■ユニコーンSでの穴ぐさ💨は[0.0.3.27]で、
函館スプリントSでは[1.0.0.22]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、
ユニコーンSが6頭、
函館スプリントSが8頭です。
過去10年の
ユニコーンSは勝ち馬が1~3番人気で、7番人気以下で激走した6頭中5頭は③着ですから、穴馬は
ヒモで狙うのが良いでしょう。
ユニコーンSで激走した6頭のうち5頭は父か母父が
サンデー系で、同じく6頭のうち5頭は7~9番人気でした。6頭のうち5頭は前走が④着以内で(例外は前走が
ドバイだった
ケイアイレオーネ)、前走が1400m以下で激走した馬は1頭だけです。前走が1600m以上で④着以内に走っていた馬をマークしておきましょう。
函館スプリントSで激走した8頭のうち5頭は11~14番人気で、こちらは超人気薄の激走も多くなっています。8頭のうち5頭は父か母父が
ノーザンダンサー系で、例外の3頭のうち2頭は母母父が
ノーザンダンサー系でした。
激走した8頭のうち5頭は
函館か札幌の芝で③着以内の好走歴があったので、洋芝実績馬やパワーのありそうな血統馬はチェックしておくと良さそうです。