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宝塚記念のキタサンブラックは連軸としては堅そうだが!?

先週(6月17日~18日)の穴ぐさ💨は[6.4.5.87](複勝率14.7%)で、函館スプリントSでは【C】評価だったエポワスが③着に食い込みました。

今週末は宝塚記念が行われますが、昨年は【A】評価だったマリアライト(8番人気)が①着となり、一昨年は【C】評価だったデニムアンドルビー(10番人気)が②着、3年前は【C】評価だったカレンミロティック(9番人気)が②着となっています。今年は登録頭数が11頭と少ないですが、穴ぐさ💨が4年連続で激走できるように頑張ります。

先週のこのコーナーでは、今夏の阪神芝の特別競走では堅い決着が続いていることを記しました。先週までで12レースが行われて、勝ち馬12頭は1~6番人気で、ハンデ戦以外の勝ち馬7頭は1~5番人気となっています。

人気別の成績を牡牝別で記すと、次のようになっています。

【2017年6月の阪神芝の特別競走】
人気 牡セン馬 牝馬
1番人気 [5.2.0.0] [1.2.0.2]
2番人気 [0.0.0.6] [1.4.1.0]
3番人気 [1.0.1.7] [1.1.0.1]
4番人気 [1.2.2.1] [0.0.0.6]
5番人気 [0.0.1.6] [1.1.0.3]
6番人気 [1.0.1.8] [0.0.1.1]
7番人気以下 [0.0.4.40] [0.0.1.14]

1番人気馬は[6.4.0.2]ですが、連外となった2頭は牝馬で、男馬で1番人気に推された馬は[5.2.0.0]と連外がありません。宝塚記念はおそらくキタサンブラックが1番人気で、同馬の連軸は揺るぎないところですかね。

今年の登録馬のうち、前走で③着以内に入っているのは天皇賞・春①着キタサンブラック同②着シュヴァルグランだけで、後者が2番人気になるんじゃないかと思うのですが、上表の通り、今夏の阪神芝の特別競走では2番人気に推された牡セン馬が[0.0.0.6]なんですよね。これはちょっと気になります。

キタサンブラックブラックタイド産駒で、シュヴァルグランハーツクライ産駒になりますが、実は今夏の阪神芝の特別競走における父サンデー系の馬は、人気別で次のような成績です。

【2017年6月の阪神芝の特別競走における父サンデー系の馬】
人気 着別度数
1番人気 [0.3.0.0]
2番人気 [1.3.1.3]
3番人気 [1.0.0.5]
4番人気 [1.2.1.4]
5番人気 [1.1.0.5]
6番人気 [0.0.2.5]
7番人気以下 [0.0.4.22]

連対圏に入った馬は1~5番人気ですが、1番人気で優勝した馬はまだいません。3頭はいずれも②着で、そのうち2頭は0秒0差の②着となっています。

キタサンブラックの連軸は堅そうですが、果たして、G1・3連勝となるでしょうか!? いろいろ考えながら週末を迎えることにしましょう。

なお、先週は函館芝の高速馬場が話題となりましたが、阪神芝も高速決着が多く、日曜日の米子S(OP、芝1600m)では1分31秒9というレコードが出ました。前日の水無月S(1600万、芝1200m)も1分7秒1というタイムで、開催後半になっても時計が速かったんですよね。

高速決着になるかどうかは、レース施行時の馬場状態に左右されることはもちろん、週中にが降るかどうかによっても影響します。その意味では今週の阪神競馬場はに見舞われそうで、先週までとは時計の出方が変わる可能性がありそうです。まずは土曜日の結果を見て、宝塚記念の予想に役立てるようにしたいですね。

6月24日~25日に行われる3場(東京、阪神、函館)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

6月24日~25日
場所
東京 Dコース・2週目
阪神 Bコース・2週目
函館 Aコース・2週目

6月24日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 日野特別 [0.1.0.11]
東京10R 八ヶ岳特別 [0.2.0.10]
東京11R 夏至S [0.0.1.13]
阪神9R 出石特別 [0.2.0.22]
阪神10R 京橋特別 [0.1.0.7]
阪神11R 垂水S [2.1.0.7]
函館10R 湯川特別 [0.1.3.9]
函館11R 大沼S [0.2.4.20]
函館12R 長万部特別 [0.0.2.12]

6月25日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 稲城特別 [1.0.1.4]
東京10R 清里特別 [0.0.1.13]
東京11R パラダイスS [0.0.2.10]
阪神8R 城崎特別 [0.0.0.12]
阪神9R 皆生特別 [2.1.2.25]
阪神10R 花のみちS [1.0.0.5]
阪神11R 宝塚記念 [1.2.0.26]
阪神12R リボン賞 [0.1.0.11]
函館10R 奥尻特別 [2.0.3.14]
函館11R UHB杯 [2.0.0.14]
函館12R 津軽海峡特別 [0.1.0.13]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
パラダイスS(OP特別、東京芝1400m)

パラダイスSでの穴ぐさ💨は[0.0.2.10](複勝率16.7%)で、複勝回収率は128%です。

③着に激走した2頭は9番人気で、父か母父がミスプロ系でした。2頭の前走は⑧~⑩着ですが、0秒5~0秒6差でした。前走着順よりも前走着差に注目すると良さそうです。

注目レース
大沼S(OP特別、函館ダート1700m)

大沼Sでの穴ぐさ💨は[0.2.4.20](複勝率23.1%)で、複勝回収率は128%です。

馬券圏内に入った6頭はいずれもダート1700mで勝ち鞍があり、6頭中5頭は函館か札幌のダート1700mで勝利実績がありました。同じく6頭中5頭は前走のダートOPで馬券圏外に敗れていたので、コース実績のある馬の巻き返しに注意しましょう。

注目レース
奥尻特別(500万、函館芝1800m)

奥尻特別での穴ぐさ💨は[2.0.3.14](複勝率26.3%)で、複勝回収率は148%です。

馬券圏内に入った5頭は3~4歳馬で、いずれもひと桁馬番でした。5頭中4頭は馬番1~3番だったので、内枠に入った若い馬をチェックしましょう。5頭は函館&札幌の芝で未勝利だったので、洋芝実績よりも、福島や小倉などの小回りコースでの実績を確認した方が良さそうです。

注目レース
湯川特別(500万、函館芝2000m)

湯川特別での穴ぐさ💨は[0.1.3.9](複勝率30.8%)で、複勝回収率は126%です。

③着以内に入った4頭のうち3頭は前走が左回りでしたが、4頭のうち3頭は右回りで勝ち鞍がありました。4頭は北海道の洋芝で連対歴がなかった馬ですが、右回りで実績がありながら人気を落としている馬がいたら注意を払っておいた方が良さそうです。

ちなみに…
宝塚記念での穴ぐさ💨は[1.2.0.26]で、前述した通り、近3年で連対圏に入っています。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、いずれも芝G1かG2で勝ち鞍があり、7頭中5頭は芝G1での連対歴がありました。7頭は4~6歳の父サンデー系で、今年の登録馬で4~6歳の父サンデー系で芝G1かG2で勝ち鞍があるのは、キタサンブラックシャケトラシュヴァルグランミッキークイーンになります(レインボーラインはG1~G2での勝ち鞍はないもののG1連対はあり)。

昨年のマリアライトは馬体重が438kgで、他に激走した馬は、440kg台が1頭、450kg台が3頭、460kg台が2頭。比較的小柄なタイプが穴を開けているので、馬体重にも注目すると良いかもしれません。