ラジオNIKKEI賞とCBC賞はハンデによって上位人気の信頼度が異なる?
先週(6月24日~25日)の穴ぐさ💨は
[3.3.8.88](複勝率13.7%)でした。
宝塚記念は、①着
サトノクラウン(3番人気)、②着
ゴールドアクター(5番人気)、③着
ミッキークイーン(4番人気)という決着で、圧倒的1番人気だった
キタサンブラックは⑨着に敗れてしまいました……。
昨年も
宝塚記念は稍重馬場で、1000m通過タイムは昨年(59秒1)よりも今年(60秒6)の方が遅かったんですよね。ところが、1000mを過ぎてからはペースがまったく落ちず、後半の1000mが
59秒1で、800mが
47秒5、600mが
35秒7でした。
昨年は順に
61秒3、
49秒0、
36秒8だったので、
今年は後半が速くなったことが分かります。それよって差しが利いたのだと思いますし、驚異的なレコード決着となった
天皇賞・春を好走した馬は
疲労もあったのかもしれませんね……。そこまで見抜くべきでした。すみません。
2017年の中央競馬も前半戦が終了し、今週末から
夏競馬となります。昨夏の函館競馬での穴ぐさ💨成績については、先々週のこのコーナーで記したので、今回は昨夏の
福島&中京での穴ぐさ💨について、コース別成績を掲載します。
【2016年夏の福島での穴ぐさ💨】
コース |
着別度数 |
複勝率 |
ダ1150m |
[0.0.0.16] |
0.0% |
ダ1700m |
[2.2.1.39] |
11.4% |
芝1200m |
[4.3.1.25] |
24.2% |
芝1800m |
[1.3.3.18] |
28.0% |
芝2000m |
[0.1.0.17] |
5.6% |
芝2600m |
[0.0.0.2] |
0.0% |
【2016年夏の中京での穴ぐさ💨】
コース |
着別度数 |
複勝率 |
ダ1200m |
[1.1.2.12] |
25.0% |
ダ1400m |
[0.1.2.24] |
11.1% |
ダ1800m |
[1.4.1.20] |
23.1% |
ダ1900m |
[0.0.0.6] |
0.0% |
芝1200m |
[0.2.0.10] |
16.7% |
芝1400m |
[1.2.0.14] |
17.6% |
芝1600m |
[2.0.3.14] |
26.3% |
芝2000m |
[0.0.0.11] |
0.0% |
芝2200m |
[1.1.1.5] |
37.5% |
昨夏の
福島で穴ぐさ💨の好走率が高かったのは、
芝1200mと
芝1800mで、前者は単勝回収率が283%(複勝回収率は106%)、後者は複勝回収率が148%(単勝回収率は61%)でした。
昨夏の
福島芝での穴ぐさ💨は、レース番号によって次のような成績も残されています。
【2016年夏の福島芝での穴ぐさ💨】
レース番号 |
着別度数 |
複勝率 |
1R~6R |
[0.2.1.19] |
13.6% |
7R~12R |
[5.5.3.43] |
23.2% |
穴ぐさ💨の好走率が高いのは、
後半のレースでした。福島競馬は、後半からの参戦で十分狙えるのかもしれません。
昨夏の
中京での穴ぐさ💨では、
ダート1200mや
ダート1800m、
芝1400mや
芝1600mで好成績でした。
昨夏の
中京芝での穴ぐさ💨は、枠順別の成績が次の通りでした。
【2016年夏の中京芝での穴ぐさ💨】
枠 |
着別度数 |
1枠 |
[0.0.0.5] |
2枠 |
[0.0.1.6] |
3枠 |
[1.2.0.9] |
4枠 |
[0.1.0.8] |
5枠 |
[0.0.1.4] |
6枠 |
[1.2.1.5] |
7枠 |
[2.0.0.4] |
8枠 |
[0.0.1.13] |
好走馬がよく出たのは
3~7枠で、極端な内枠や外枠の馬は成績が振るいませんでした。今年の馬場傾向を確認してからではありますが、穴ぐさ💨がよく好走する枠をチェックしておくと良いかもしれません。
ちなみに、今週末は重賞が
ラジオNIKKEI賞と
CBC賞が予定されていて、前者は開幕週となってから今年で5年目、後者は新しい中京コースになってから今年で5年目になります。
それぞれハンデ戦ではありますが、
近4年の優勝馬はすべて1~5番人気で、いずれのレースでも
1~3番人気馬が連対圏に入っています。それぞれの近4年の1~3番人気馬は、ハンデによって次のような違いがあります。
【2012年以降のラジオNIKKEI賞とCBC賞の1~3番人気】
ハンデ |
ラジオNIKKEI賞 |
CBC賞 |
55kg以下 |
[2.2.0.5] |
[0.2.0.3] |
56kg以上 |
[1.0.0.2] |
[3.0.3.1] |
1~3番人気馬は、3歳戦の
ラジオNIKKEI賞は
55kg以下の方が好走例が多く、古馬混合戦の
CBC賞は
56kg以上の方が好走率が高くなっています。これは覚えておくと良いんじゃないでしょうか。
7月1日~2日に行われる3場(福島、中京、函館)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
7月1日~2日
場所 |
芝 |
福島 |
Aコース・1週目 |
中京 |
Aコース・1週目 |
函館 |
Aコース・3週目 |
7月1日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
福島9R |
南相馬特別 |
[0.0.1.10] |
福島10R |
猪苗代特別 |
[0.1.1.22] |
福島11R |
テレビユー福島賞 |
[2.1.2.21] |
中京9R |
御在所特別 |
[1.1.1.12] |
中京10R |
知多特別 |
[1.2.1.17] |
中京11R |
白川郷S |
[0.0.1.19] |
函館10R |
恵山特別 |
[0.0.0.3] |
函館11R |
TVh杯 |
[0.0.1.19] |
函館12R |
洞爺湖特別 |
[0.2.1.10] |
7月2日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
福島9R |
雄国沼特別 |
[2.1.0.11] |
福島10R |
さくらんぼ特別 |
[0.1.0.17] |
福島11R |
ラジオNIKKEI賞 |
[2.3.1.26] |
中京9R |
木曽川特別 |
[0.0.0.8] |
中京10R |
香嵐渓特別 |
[2.0.2.19] |
中京11R |
CBC賞 |
[0.2.1.29] |
函館10R |
檜山特別 |
[2.1.2.14] |
函館11R |
巴賞 |
[2.0.1.6] |
函館12R |
道新スポーツ杯 |
[0.1.1.16] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆ラジオNIKKEI賞(G3、福島芝1800m)ラジオNIKKEI賞での穴ぐさ💨は
[2.3.1.26](複勝率18.8%)で、複勝回収率は
117%です。昨年は
【A】評価だった
ダイワドレッサーが9番人気で②着となりました。
過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、いずれもハンデが
53~55kgで、
53~54kgの馬が8頭と多くなっています。このゾーンの馬は無条件にマークしたいですね。
激走した9頭はすべて前走が東京芝で馬券圏外でしたが、そのうち7頭は
右回りで勝ち鞍があり、例外の2頭は
右回りの重賞で③着以内の好走歴がありました。前走で評価を落としている
右回り実績馬に注目しましょう。
☆注目レース☆知多特別(1000万、中京芝1400m)知多特別での穴ぐさ💨は
[1.2.1.17](複勝率19.0%)で、複勝回収率は
107%です。芝1400m戦に限ると[1.2.0.3]という成績です。
芝1400m戦で連対した3頭はいずれも
牝馬で、父か母父が
サンデー系です。3頭中2頭は前走が1600mで、残り1頭は前走がOPでした。今回よりも前走で厳しい条件を走っていた馬に妙味がありそうです。
☆注目レース☆香嵐渓特別(1000万、中京ダート1400m)香嵐渓特別での穴ぐさ💨は
[2.0.2.19](複勝率17.4%)で、複勝回収率は
115%です。ダート1400m戦に限ると[1.0.2.12]という成績です。
ダート1400m戦で激走した3頭はいずれも
休み明けで、3頭中2頭は過去に休み明けでの好走歴がある馬でした。3頭は
2走前が馬券圏内で、
前走が馬券圏外だったので、前走や出走間隔によって人気薄になっている馬がいないか確認しましょう。
☆注目レース☆御在所特別(500万、中京芝1600m)御在所特別での穴ぐさ💨は
[1.1.1.12](複勝率20.0%)で、複勝回収率は
130%です。
馬券に絡んだ3頭は
ふた桁馬番で、マイル戦で③着以内に入った2頭は父
サンデー系でした。その2頭は近3走以内に芝で③着以内の好走歴があったので、ある程度の好調さを感じられるタイプが良さそうです。
☆注目レース☆檜山特別(1000万、函館ダート1700m)檜山特別での穴ぐさ💨は
[2.1.2.14](複勝率26.3%)で、複勝回収率は
145%です。近2年はともに
マヤノカデンツァが連対圏に激走しています(昨年は8番人気①着、一昨年は12番人気②着)。
馬券に絡んだ5頭は
5歳以上で、5頭中4頭は
4角3番手以内からの粘り込みでした。父か母父が
ロベルト系か
ミスプロ系で、5頭中4頭は休み明け初戦~2戦目だったので、フレッシュな馬が良さそうです。
☆注目レース☆雄国沼特別(500万、福島芝1800m)雄国沼特別での穴ぐさ💨は
[2.1.0.11](複勝率21.4%)で、複勝回収率は
161%です。
馬券に絡んだ3頭はいずれも父
サンデー系で、開幕週で激走した2頭は
馬番1~2番でした。3頭はいずれも左回りで勝ち鞍を挙げていたので、右回りの小回り実績には固執しなくても良さそうです。
■ちなみに…■CBC賞での穴ぐさ💨は[0.2.1.29]です。他場の頃も含めて過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭います。
激走した10頭のうち7頭は
ハンデ54~55kgで、10頭のうち6頭は
ふた桁馬番でした。新装後の中京芝1200mで激走した3頭は
5~8枠となっています。
新装後での激走馬3頭は4代血統表内に
ミスタープロスペクターを持ち、近3走以内に
芝1400mでの③着以内がありました。そのようなタイプがいたら、マークしておきましょう。