6月以降のJRA重賞では1番人気馬が10連敗中……
先週(7月1日~2日)の穴ぐさ💨は
[5.3.10.90](複勝率16.7%)でした。
CBC賞では
【C】評価だった
アクティブミノルが③着に粘り、
ラジオNIKKEI賞では
【C】評価だった
ロードリベラルが③着に食い込みました。馬券を獲られたみなさん、おめでとうございます!
CBC賞も
ラジオNIKKEI賞も勝ったのは
2番人気馬で、どちらのレースも「①着:
2番人気馬→②&③着:
人気薄」という組み合わせでした。先々週の
宝塚記念はご存知の通り、圧倒的1番人気だった
キタサンブラックが⑨着に敗れて、勝利したのは3番人気だった
サトノクラウン。最近の重賞は、
1番人気馬が敗れて、2~3番人気馬が優勝するケースが多いんですよね。
6月以降のJRA重賞は10レースが行われ、
1番人気馬の成績と
勝ち馬の人気は次のようになっています。
【2017年6月以降のJRA重賞】
レース |
1番人気馬 |
勝ち馬(人気) |
CBC賞 |
⑩着メラグラーナ |
シャイニングレイ(2) |
ラジオNIKKEI賞 |
⑥着サトノクロニクル |
セダブリランテス(2) |
宝塚記念 |
⑨着キタサンブラック |
サトノクラウン(3) |
東京ジャンプS |
⑦着ハギノパトリオット |
シンキングダンサー(3) |
ユニコーンS |
⑦着リエノテソーロ |
サンライズノヴァ(2) |
函館スプリントS |
④着セイウンコウセイ |
ジューヌエコール(3) |
マーメイドS |
⑨着トーセンビクトリー |
マキシマムドパリ(3) |
エプソムC |
②着アストラエンブレム |
ダッシングブレイズ(5) |
安田記念 |
⑧着イスラボニータ |
サトノアラジン(7) |
鳴尾記念 |
②着スマートレイアー |
ステイインシアトル(3) |
1番人気馬は[0.2.0.8]と未勝利で、6月18日以降は馬券圏内にも入れていません。1番人気で勝利した馬は、5月27日の
京都ハイジャンプでの
マドリードカフェまで遡り、平地重賞に限ると5月21日の
オークスでの
ソウルスターリングが最後になっています。
1番人気馬は不振でも、人気薄が勝利するケースはほとんどなく、6月以降の重賞の10レースのうち9レースは
2~5番人気馬が勝ち、8レースでの優勝馬は2~3番人気馬です。今週末も、
1番人気馬の信頼度を下げて、2~3番人気馬に注目する作戦は有効かもしれません。
ちなみに、過去10年の
七夕賞での1番人気馬は[2.1.2.5]で、勝利した2頭はどちらも
ハンデ57kgでした(09年
ミヤビランベリ、13年
マイネルラクリマ)。一方、
プロキオンSでの1番人気馬は[3.2.4.1]で、近10年で馬券圏外となったのは一昨年の
レッドアルヴィス(⑥着)だけ。
1番人気馬を蹴飛ばすなら、
七夕賞の方でしょうか!?
なお、今週末に
七夕賞が行われる
福島芝は、開幕週だった先週は14レースが行われ、そのうち特別競走が5レースありましたが、こんなことになっていました。
【2017年7月1日~2日の福島芝の特別競走】
馬番 |
着別度数 |
ひと桁馬番 |
[1.3.5.36] |
ふた桁馬番 |
[4.2.0.15] |
5レース中4レースの勝ち馬が
ふた桁馬番だったんですよね。ひと桁馬番で勝ったのは、9頭立てだった
南相馬特別での
ヒメタチバナ(馬番1番)で、ふた桁馬番の馬がいたレースではすべて
ふた桁馬番の馬が制しました。
先週の福島競馬は、土曜日(1日)の午前中のレースを見た時から
「あれ?」という感じだったんですよね。いつもの開幕週の時のような「完全な内有利の馬場」ではなかったからです。今週末もその傾向が続くかもしれませんので、
馬場チェックをしてから臨むようにしましょう。
7月8日~9日に行われる3場(福島、中京、函館)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
7月8日~9日
場所 |
芝 |
福島 |
Aコース・2週目 |
中京 |
Aコース・2週目 |
函館 |
Aコース・4週目 |
7月8日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
福島9R |
開成山特別 |
[0.2.0.7] |
福島10R |
松島特別 |
[1.0.0.8] |
福島11R |
阿武隈S |
[1.2.1.8] |
中京9R |
茶臼山高原特別 |
[0.0.1.8] |
中京10R |
濃尾特別 |
[1.1.1.12] |
中京11R |
豊明S |
[1.1.0.20] |
函館10R |
八雲特別 |
[0.0.0.9] |
函館11R |
五稜郭S |
[1.0.0.17] |
函館12R |
噴火湾特別 |
[1.0.1.13] |
7月9日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
福島9R |
織姫賞 |
[0.3.1.24] |
福島10R |
天の川賞 |
[2.0.1.19] |
福島11R |
七夕賞 |
[2.3.0.27] |
福島12R |
彦星賞 |
[0.1.1.20] |
中京9R |
清洲特別 |
[0.0.0.17] |
中京10R |
有松特別 |
[2.0.2.10] |
中京11R |
プロキオンS |
[0.0.2.30] |
函館10R |
立待岬特別 |
[2.1.1.16] |
函館11R |
マリーンS |
[0.2.1.16] |
函館12R |
かもめ島特別 |
[1.0.3.9] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆阿武隈S(1600万、福島芝1800m)阿武隈Sでの穴ぐさ💨は
[1.2.1.8](複勝率33.3%)で、複勝回収率は
183%です。
激走した4頭は
5~6歳の牡馬で、前走が左回りやダートで④着以下でした。4頭は福島や小倉、札幌など、
右回りで小回りの芝で勝ち鞍があったので、そのような小回り実績馬の巻き返しに注意しましょう。
☆注目レース☆有松特別(1000万、中京芝1600m)有松特別での穴ぐさ💨は
[2.0.2.10](複勝率28.6%)で、複勝回収率は
132%です。マイル戦に限ると[1.0.1.6](複勝率25.0%)という成績です。
昨年は
ウインガニオンが逃げ切っていて、同馬は3歳時に
中京芝1400mで500万を勝利していました。もう1頭の激走馬
ダンスアミーガは阪神芝1400mで500万を勝ち、デビュー勝ちが
東京芝1400mでした。
左回りの芝1400mで勝ち鞍を挙げているようなスピードタイプに注目しましょう。
☆注目レース☆開成山特別(500万、福島芝2600m)開成山特別での穴ぐさ💨は
[0.2.0.7](複勝率22.2%)で、複勝回収率は
133%です。
連対圏に入った2頭は
馬番4~7番で、4角7番手以下から差し込んでいます。2頭の勝ち鞍は2000m以下でしたが、芝2400m以上の500万で馬券に絡んだことがあったので、
長距離で実績のある馬は侮らないようにしましょう。
☆注目レース☆立待岬特別(500万、函館芝1200m)立待岬特別での穴ぐさ💨は
[2.1.1.16](複勝率20.0%)で、複勝回収率は
146%です。
激走した4頭は馬体重が436~482kgで、2頭の牝馬が含まれていますが、4頭のうち3頭は
サドラーズウェルズや
ニジンスキーの血を持っていて、同じく4頭のうち3頭は
阪神芝1200mで連対歴がありました。4頭は父がサンデー系以外で、そのような血統でパワーがありそうな馬を狙うと面白そうです。
■ちなみに…■七夕賞での穴ぐさ💨は[2.3.0.27]で、
プロキオンSでは[0.0.2.30]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、
七夕賞が12頭、
プロキオンSが6頭です。
七夕賞で激走した12頭は、
5歳馬が7頭、
6歳馬が3頭、
8歳馬が1頭で、穴で狙いやすいのは5~6歳馬でしょう。開催2週目での施行となってから激走した馬は6頭で(いずれも②&③着)、すべて父か母父が
サンデー系です。その6頭はいずれも福島芝での③着以内がなかったので、
福島実績にとらわれ過ぎないように気を付けましょう。
プロキオンSでの激走馬は6頭で、中京での施行となってからの近5年では3頭が激走しています。激走馬6頭は父が
サンデー系か
ミスプロ系で、そのうち5頭は
ひと桁馬番で、中京での激走馬3頭は馬番1~6番です。
激走6頭は前走がダートOPで
⑥着以内か
2番人気だったので、前走でそこそこの力を見せていたか、実力を認められていた馬を侮らないようにしましょう。