函館記念は父が非サンデー系の台頭もある!?
先週(7月8日~9日)の穴ぐさ💨は
[4.9.5.91](複勝率16.5%)で、
プロキオンSで
【B】評価だった
ブライトラインが③着に入りました。
先週のこのコーナーでは、6月以降の重賞での1番人気馬が勝てていないことを記しましたが、
七夕賞で
ゼーヴィントが優勝してデータを打ち破りました。
ゼーヴィントは休み明けでしたが、馬体重が4kg減(488kg)だったんですよね。
七夕賞での
ゼーヴィントは6枠8番で、先週までの今夏の
福島芝の特別競走では、枠順別の成績が次ようになっています。
【2017年夏の福島芝の特別競走】
枠番 |
12頭立て以下 |
13頭立て以上 |
1枠 |
[3.0.2.2] |
[0.0.2.4] |
2枠 |
[0.1.0.6] |
[0.1.0.5] |
3枠 |
[0.1.0.6] |
[0.0.1.6] |
4枠 |
[1.1.1.4] |
[0.0.0.8] |
5枠 |
[0.0.0.10] |
[0.1.0.7] |
6枠 |
[1.2.1.6] |
[1.1.0.6] |
7枠 |
[0.1.0.10] |
[2.0.1.5] |
8枠 |
[2.1.3.8] |
[1.1.0.6] |
今夏の
福島芝の特別競走は11レースが行われ、13頭立て以上だった4レースでは6~8枠の馬が勝っています。
福島芝だけでなく、
中京芝も
函館芝も今週末から
Bコースに替わりますが、福島でのこの傾向は今週末以降も続くでしょうか。
今週末は函館で、
函館記念が行われます。昨年は
ステイゴールド産駒の
マイネルミラノが勝ち、父
サンデー系が①~③着を占めましたが、札幌で行われた09年も含めて、過去10年のうち父
サンデー系がワンツーを決めたのは2回だけなんですよね(14年と16年)。
今夏の
函館芝は時計が速いと言われていて、先週までに18レースが行われた特別競走のうち、父
サンデー系は9勝を挙げています([9.8.10.74]という成績)。
父
サンデー系は18レース中15レースで連対していて、馬券に絡めなかったのは1レースだけなんですが、意外なことに、父
サンデー系がワンツーを飾ったのは2レースだけです。まとめると、次の通りです。
【2017年の函館芝での特別競走】
条件 |
レース数 |
①着も②着も父サンデー系 |
2レース |
①着が父サンデー系だが、 ②着は父が非サンデー系 |
7レース |
①着は父が非サンデー系で、 ②着が父サンデー系 |
6レース |
①着も②着も父が非サンデー系 |
3レース |
18レースのうち、「①着:父
サンデー系、②着:父が
非サンデー系」が7レース、「①着:父が
非サンデー系、②着:父
サンデー系」が6レースで、これらで13レースを占めます。
ちなみに、父が
非サンデー系同士で①&②着となった3レースのうち2レースは1200m戦で、父
サンデー系が①&②着となった2レースは8頭立てでした。つまり、1800m以上で10頭立て以上となった時は、①着と②着が父
サンデー系と
非サンデー系の組み合わせになることが多く、8レースうち7レースで該当します。
今週末の
函館記念は芝2000mで、おそらくフルゲートになるでしょう。上位人気が予想される馬はほとんどが父
サンデー系となりそうですが、果たして、父が
非サンデー系の台頭があるでしょうか!?
今週末から3場(福島、中京、函館)の芝はBコースに替わります。7月15日~16日に行われる3場(福島、中京、函館)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
7月15日~16日
場所 |
芝 |
福島 |
Bコース・1週目 |
中京 |
Bコース・1週目 |
函館 |
Bコース・1週目 |
7月15日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
福島9R |
郡山特別 |
[1.2.3.22] |
福島10R |
信夫山特別 |
[1.0.0.13] |
福島11R |
安達太良S |
[1.2.2.23] |
中京9R |
マカオJCT |
[0.0.2.16] |
中京10R |
インディアT |
[1.0.0.21] |
中京11R |
マレーシアC |
[1.0.0.13] |
函館10R |
臥牛山特別 |
[0.1.0.2] |
函館11R |
STV杯 |
[1.1.2.16] |
函館12R |
湯浜特別 |
[0.0.0.12] |
7月16日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
福島9R |
種市特別 |
[1.0.1.16] |
福島10R |
鶴ヶ城特別 |
[0.1.2.25] |
福島11R |
バーデンバーデンC |
[2.2.2.21] |
中京9R |
タイランドC |
[1.1.2.22] |
中京10R |
シンガポールTC賞 |
[2.1.1.15] |
中京11R |
名鉄杯 |
[2.2.3.14] |
中京12R |
フィリピンT |
[1.3.0.18] |
函館9R |
下北半島特別 |
[1.1.0.16] |
函館10R |
渡島特別 |
[1.1.0.15] |
函館11R |
函館記念 |
[0.4.5.21] |
函館12R |
北海ハンデキャップ |
[0.1.0.12] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆函館記念(G3、函館芝2000m)函館記念での穴ぐさ💨は
[0.4.5.21](複勝率30.0%)で、複勝回収率は
156%です。一昨年は
【A】評価だった
ハギノハイブリッドが②着、昨年は
【C】評価だった
ツクバアズマオーが③着に入りました。
過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が16頭いて、そのうち馬体重が
500㎏以上だったのは2頭です。その2頭のハンデは57~58㎏で、激走した16頭のうち13頭は
馬体重が498kg以下でハンデが56kg以下でした。あまり大きすぎない軽ハンデ馬が狙い目かもしれませんね。
激走した16頭はすべて
中9週以内の臨戦で、13頭は
馬番10番以内でした(12頭はひと桁馬番)。間隔が空きすぎず、枠が外すぎないタイプが良さそうです。
☆注目レース☆安達太良S(1600万、福島ダート1700m)安達太良Sでの穴ぐさ💨は
[1.2.2.23](複勝率17.9%)で、複勝回収率は
116%です。
激走した5頭のうち4頭は
道悪馬場の時で、脚抜き良い馬場だと波乱度が上がりそうです。激走した5頭は5~6歳の牡セン馬で、中4週以内の臨戦でした。5頭はいずれも前走がダート1700m以外で⑨着以下でしたが、5頭中4頭は
ダート1700mで2連対以上を記録していたので、1700m実績が重要でしょう。
☆注目レース☆STV杯(1000万、函館芝1200m)STV杯での穴ぐさ💨は
[1.1.2.16](複勝率20.0%)で、1200m戦に限ると
[1.1.2.11](複勝率26.7%)で複勝回収率が
128%です。昨年は②着
メジャータイフーン&③着
メイショウアズミノという
【穴ぐさダブル】でした。
1200m戦で馬券に絡んだ穴ぐさ💨はすべて母父が
ノーザンダンサー系で、4頭のうち3頭は
牝馬です。4頭はいずれも
函館芝1200mでの連対歴があったので、コース実績馬をチェックしておきましょう。
☆注目レース☆シンガポールTC賞(1000万、中京芝2000m)シンガポールTC賞での穴ぐさ💨は
[2.1.1.15](複勝率21.1%)で、中京芝2000m戦に限ると
[1.1.1.3](複勝率50.0%)で複勝回収率は
341%です。
中京芝2000m戦で馬券圏内に入った3頭は4~5歳の父
サンデー系で、馬体重が488㎏以下でした。3頭はいずれも前走が阪神芝でしたが、
中京での勝ち鞍があったので、コース実績馬を侮らないようにしましょう。
☆注目レース☆郡山特別(500万、福島芝1200m)郡山特別での穴ぐさ💨は
[1.2.3.22](複勝率21.4%)で、複勝回収率が
121%です。昨年は②着
ニシノアンジュ&③着
フルオズスターズという
【穴ぐさダブル】でした。
馬券に絡んだ穴ぐさ💨6頭は3~5歳で、父か母父が
サンデー系だった馬は1頭だけです。6頭中5頭は
非サンデー系だったので、そのようなタイプが面白そうです。同じく6頭中5頭は馬番8~14番だったので、真ん中から外枠の馬に目を光らせましょう。