クイーンSの3歳馬にとって内枠は鬼門?
先週(7月22日~23日)の穴ぐさ💨は
[7.5.5.91](複勝率15.7%)で、単勝回収率が
161%でした。
中京記念は堅い決着でしたが、
函館2歳Sでは12番人気で②着に激走した
ウインジェルベーラを指名できず、すみませんでした……。
今週末からは、
新潟、
小倉、
札幌という3場開催となるので、昨夏のこの3場の穴ぐさ💨成績を振り返ろうと思います。
【2016年夏の新潟での穴ぐさ💨】
コース |
着別度数 |
複勝率 |
ダ1200m |
[1.5.3.45] |
16.7% |
ダ1800m |
[1.0.2.36] |
7.7% |
芝1000m |
[3.2.1.26] |
18.8% |
芝1200m |
[1.2.0.10] |
23.1% |
芝1400m |
[1.1.3.14] |
26.3% |
芝外1600m |
[2.1.1.16] |
20.0% |
芝外1800m |
[0.0.3.11] |
21.4% |
芝2000m |
[1.0.0.7] |
12.5% |
芝外2000m |
[0.0.0.9] |
0.0% |
芝2200m |
[1.0.0.8] |
11.1% |
芝2400m |
[1.0.0.2] |
33.3% |
まず、
新潟については、
芝の短距離戦で成績が良いですね。昨夏の新潟芝は1600m以下だと[7.6.5.66]で、単勝回収率が
231%、複勝回収率が
106%でした。
新潟芝1600m以下での穴ぐさ💨は
間隔が詰まっていた馬が好成績を残していて、中3週以内の臨戦馬が[5.5.2.23](複勝率34.3%)でした。新潟の穴ぐさ💨は出走間隔をチェックして臨んでください。
続いて
小倉では、芝1800m以下よりも2000mで成績が良かったです。
【2016年夏の小倉での穴ぐさ💨】
コース |
着別度数 |
複勝率 |
コース |
着別度数 |
複勝率 |
ダ1000m |
[1.1.3.23] |
17.9% |
ダ1700m |
[3.1.3.50] |
12.3% |
芝1200m |
[0.2.5.65] |
9.7% |
芝1800m |
[0.0.1.24] |
4.0% |
芝2000m |
[1.1.3.18] |
21.7% |
芝2600m |
[0.0.0.6] |
0.0% |
正直なところ、芝1800mと芝2000mでこんなに差が出ている自覚がなかったのですが……。昨夏の小倉芝2000mで馬券に絡んだ穴ぐさ💨は、馬体重が
430~460kg台だったので、小柄なタイプを選ぶと良いかもしれません。
札幌では次のような成績でした。
【2016年夏の札幌での穴ぐさ💨】
コース |
着別度数 |
複勝率 |
ダ1000m |
[0.1.0.14] |
6.7% |
ダ1700m |
[3.3.3.37] |
19.6% |
ダ2400m |
[0.0.0.5] |
0.0% |
芝1200m |
[1.2.1.46] |
8.0% |
芝1500m |
[0.1.2.15] |
16.7% |
芝1800m |
[2.0.3.15] |
25.0% |
芝2000m |
[3.2.2.32] |
17.9% |
芝2600m |
[0.0.1.15] |
6.3% |
札幌芝では1500m以下よりも中距離の方が好成績で、昨夏の
札幌芝1800~2000mでの穴ぐさ💨は[5.2.5.47](複勝率20.3%)という成績でした(単勝回収率は
154%、複勝回収率は
112%)。
昨夏の札幌芝1800~2000mでの穴ぐさ💨は、
ひと桁馬番だと[4.2.5.35](複勝率23.9%)、
ふた桁馬番だと[1.0.0.12](複勝率7.7%)だったので、ひと桁馬番の馬を狙っていくと良いのではないでしょうか。
ちなみに、今週末の
クイーンSでは
アエロリットと
アドマイヤリードという今春のG1勝ち馬が激突することになりそうで、
3歳の
アエロリットの力がどこまで通用するかに注目が集まりそうです。
一昨年以降の札幌芝での古馬混合戦を調べたら、
3歳牝馬は12勝を挙げていて、そのうち11勝が
5~8枠の馬というデータがありました。
【2015~16年の札幌芝の古馬混合戦での3歳牝馬】
枠 |
着別度数 |
1枠 |
[0.1.3.11] |
2枠 |
[0.1.2.15] |
3枠 |
[1.1.0.14] |
4枠 |
[0.4.1.13] |
5枠 |
[4.2.1.19] |
6枠 |
[1.1.1.12] |
7枠 |
[2.2.1.17] |
8枠 |
[4.3.0.21] |
どうしてこんなに偏っているのか不思議ですが、
1~2枠で勝利した
3歳牝馬を探したら、2012年の
ニセコ特別(芝1200m)での
バートラムガーデンまで遡り、
芝1800mでの勝ち馬を探したら、2010年の
摩周湖特別での
レインボーダリアまで戻りました。
クイーンSには
アエロリット、
サトノアリシア、
スズカゼ、
ヤマカツグレースという
3歳牝馬が登録していますが、優勝するにはどんな枠になるかも重要じゃないですかね。
7月29日~30日に行われる3場(新潟、小倉、札幌)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
7月29日~30日
場所 |
芝 |
新潟 |
Aコース・1週目 |
小倉 |
Aコース・1週目 |
札幌 |
Aコース・1週目 |
7月29日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
新潟9R |
閃光特別 |
[1.2.1.28] |
新潟10R |
古町特別 |
[0.0.0.31] |
新潟11R |
佐渡S |
[0.1.0.10] |
小倉9R |
国東特別 |
[0.0.1.10] |
小倉10R |
由布院特別 |
[0.1.1.10] |
小倉11R |
薩摩S |
[0.1.0.2] |
札幌10R |
羊ケ丘特別 |
[0.0.3.18] |
札幌11R |
TVh賞 |
[0.0.3.14] |
札幌12R |
阿寒湖特別 |
[1.0.0.11] |
7月30日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
新潟9R |
新発田城特別 |
[2.0.0.27] |
新潟10R |
岩室温泉特別 |
[0.1.2.29] |
新潟11R |
アイビスサマーダッシュ |
[2.2.1.26] |
小倉9R |
響灘特別 |
[1.3.0.19] |
小倉10R |
不知火特別 |
[1.0.0.7] |
小倉11R |
佐世保S |
[1.1.1.15] |
札幌9R |
北辰特別 |
出走ナシ |
札幌10R |
ポプラ特別 |
[0.1.0.18] |
札幌11R |
クイーンS |
[1.2.1.20] |
札幌12R |
道新スポーツ賞 |
[1.1.1.14] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆クイーンS(G3、札幌芝1800m)クイーンSでの穴ぐさ💨
[1.2.1.20](複勝率16.7%)で、複勝回収率は
119%です。馬券に絡んだ穴ぐさ💨は4~5歳馬で、4頭のうち3頭の前走が準OPでした。
クラス実績はあまり気にしなくてもいいのかもしれません。
過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、すべて父か母父が
サンデー系か
ミスプロ系です。8頭のうち6頭は
偶数馬番で、奇数馬番での激走馬2頭は馬番1~3番でした。
8頭のうち5頭は
札幌芝での勝ち鞍があり、残りの3頭は
芝1800mの重賞で連対歴がありました。札幌実績か、芝1800m重賞の実績がある馬を確認しておきましょう。
☆注目レース☆響灘特別(1000万、小倉ダート1700m)響灘特別での穴ぐさ💨は
[1.3.0.19](複勝率17.4%)で、複勝回収率は
147%です。昨年、一昨年ともに穴ぐさ💨が8番人気で②着に食い込んでいます。
連対した4頭の穴ぐさ💨は
馬番5~9番で、4頭中3頭は
距離短縮での臨戦でした。その3頭はダート1700mで500万を勝ち上がった馬で、この距離に実績がある馬は侮らないようにしましょう。
■ちなみに…■アイビスサマーダッシュでの穴ぐさ💨は[2.2.1.26](複勝率16.1%)です。近3年は13~14頭立てだったので、今年は多頭数になってほしいところです。
過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は7頭いて、
ふた桁馬番が3頭、
ひと桁馬番が4頭です。穴馬は外枠ばかりではないので、そのことは頭に入れておきましょう。
激走した7頭は
5~6歳で(5歳が4頭、6歳が3頭)、08年以降に激走した6頭は
中1~4週の臨戦でした。激走した7頭のうち4頭はふた桁人気で、かなりの人気薄でも順調に使われている馬はマークしておいた方が良さそうです。
2010年以降に激走した5頭のうち、父か母父が
ノーザンダンサー系なのは1頭だけですが、それ以外の4頭は5代血統表内に
ノーザンダンサーのクロスを持っていました。近10年の激走馬7頭のうち6頭は5代血統表内に
ノーザンダンサーのクロスがあったので、血統構成はぜひ確認しておきましょう。