小倉2歳Sはプラス体重の牝馬に注目!
先週(8月26日~27日)の穴ぐさ💨は
[3.1.10.102](複勝率12.1%)でした。
キーンランドCで
【B】評価だった
ナックビーナスが③着となりましたが、
新潟2歳Sは2~5番人気馬が馬券圏内を占め、穴馬の出番がありませんでした……。
今夏の
新潟芝の特別競走では、15頭立て以上の多頭数だと1番人気が勝てていないのですが([0.4.0.5])、それでも
穴馬の出番があまりないんですよね。その辺りの詳しい内容については、今週の
『発掘データ箱』で取り上げるそうなので、そちらをご覧ください。
今週末は、札幌と小倉で
2歳重賞が行われます。そのうち
小倉2歳Sが行われる
小倉芝では、馬体重が増えていた馬がよく勝っているんですよね。その傾向は、開催が進むにつれてより顕著になってきている印象があります。
【2017年夏の小倉芝の特別競走】
馬体重 |
前半6日間 (7月29日~8月13日) |
後半4日間 (8月19日~8月27日) |
マイナス体重 |
[3.3.5.57]勝率4.4% |
[1.3.2.45]勝率2.0% |
増減なし |
[3.1.3.7]勝率21.4% |
[1.1.2.14]勝率5.6% |
プラス体重 |
[7.9.5.59]勝率8.8% |
[8.6.6.43]勝率12.7% |
今夏の小倉芝の特別競走では、全体的に
プラス体重の馬の勝率が高いのですが、ここ2週はその傾向が進んでいて、8月19日以降では、マイナス体重で勝った馬は
英彦山特別の
ウォータービルド(2kg減の482kg)だけ。増減なしで勝利したのも
西海賞の
ヴァフラーム(480kg)だけとなっています。
英彦山特別と
西海賞は芝2000mで、
芝1200mの特別競走では、さらにこんなことになっていたりします。
【2017年夏の小倉芝1200mの特別競走】
馬体重 |
着別度数 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
マイナス体重 |
[1.3.4.44] |
1.9% |
7.7% |
15.4% |
増減なし |
[1.0.2.15] |
5.6% |
5.6% |
16.7% |
プラス体重 |
[8.7.4.54] |
11.0% |
20.5% |
26.0% |
10レースのうち8レースで
プラス体重の馬が勝利しています。
実は、今夏の
小倉芝1200mの特別競走は、10レースのうち8レースで
牝馬が優勝していて、
牝馬で勝利した8頭中7頭が
プラス体重だったんですよね(例外の1頭は増減なし)。マイナス体重だった
牝馬は[0.1.1.28]ですから、
小倉2歳Sも
プラス体重の牝馬に注目してみると良いのではないでしょうか。
9月2日~3日に行われる3場(新潟、小倉、札幌)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
9月2日~3日
場所 |
芝 |
新潟 |
Aコース・6週目 |
小倉 |
Bコース・2週目 |
札幌 |
Bコース・3週目 |
9月2日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
新潟9R |
燕特別 |
[0.0.1.19] |
新潟10R |
弥彦特別 |
[0.0.1.15] |
新潟11R |
長岡S |
[0.1.2.24] |
小倉9R |
八幡特別 |
[0.1.1.23] |
小倉10R |
玄海特別 |
[0.1.1.11] |
小倉11R |
北九州短距離S |
[0.2.1.19] |
札幌10R |
札幌スポニチ賞 |
[0.1.3.17] |
札幌11R |
札幌2歳S |
[2.1.5.21] |
札幌12R |
日高特別 |
[1.0.1.12] |
9月3日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
新潟9R |
両津湾特別 |
[0.0.2.20] |
新潟10R |
飯豊特別 |
[0.2.2.19] |
新潟11R |
新潟記念 |
[0.4.3.23] |
新潟12R |
雷光特別 |
[2.2.1.10] |
小倉9R |
若戸大橋特別 |
[1.0.0.14] |
小倉10R |
西日本スポーツ杯 |
[3.2.0.22] |
小倉11R |
小倉2歳S |
[0.1.2.26] |
札幌10R |
すずらん賞 |
[1.2.2.14] |
札幌11R |
丹頂S |
[1.1.0.12] |
札幌12R |
釧路湿原特別 |
[0.0.1.15] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆新潟記念(G3、新潟芝外2000m)新潟記念での穴ぐさ💨は
[0.4.3.23](複勝率23.3%)で、複勝回収率は
129%です。馬券圏内に激走した7頭の穴ぐさ💨はいずれもひと桁馬番で、ハンデが56~57kgの牡セン馬でした。
過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬は16頭いて、08年以降の14頭には血統的に特徴があり、父と母父が
サンデー系、
ノーザンダンサー系、
ミスプロ系、
ロベルト系です。その14頭のうち、父も母父もサンデー系ではないのは2頭だけで、
サンデー系を持ちつつ、
ノーザンダンサー系、
ミスプロ系、
ロベルト系を合わせ持つタイプが狙い目でしょう。
16頭のうち14頭は前走が
重賞で、13頭は前走が重賞で中7週以内の臨戦だったので、そのような馬は前走着順に惑わされないようにしたいですね。
☆注目レース☆札幌2歳S(G3、札幌芝1800m)札幌2歳Sでの穴ぐさ💨は
[2.1.5.21](複勝率27.6%)で、複勝回収率は
124%です。2012年以降は5年連続で穴ぐさ💨が馬券圏内に入っています。
過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、いずれも中1~5週の臨戦で、7頭中6頭は前走が
芝1800mでした。12年以降に激走した6頭は父か母父が
サンデー系だったので、
サンデー系を持つ馬はマークしておきましょう。
☆注目レース☆すずらん賞(OP特別、札幌芝1200m)すずらん賞での穴ぐさ💨は
[1.2.2.14](複勝率26.3%)で、複勝回収率は
173%です。
③着以内に入った5頭の穴ぐさ💨は中5週以内の臨戦で、4代血統表内に
ミスプロ系を内包していました。5頭のうち4頭は
4角4番手以内から馬券圏内に粘り込んだので、前に行けそうなタイプを狙うと良さそうです。
☆注目レース☆西日本スポーツ杯(1000万、小倉ダート1700m)西日本スポーツ杯での穴ぐさ💨は
[3.2.0.22](複勝率18.5%)で、ダート1700m戦に限ると
[2.1.0.9](複勝率25.0%)で、複勝回収率は
158%です。
ダート戦で連対した3頭は
4~5歳馬で、休み明け初戦~叩き4戦目でした。いずれも5~6月に出走していなかったので、まだフレッシュな状態の馬をチェックしておきましょう。
☆注目レース☆雷光特別(500万、新潟芝1000m)雷光特別での穴ぐさ💨は
[2.2.1.10](複勝率33.3%)で、複勝回収率は
242%です。一昨年は
【B】評価だった
ウールーシュヴァルが②着、昨年は
【B】評価だった
ミキノドラマーが①着となっています。
激走した穴ぐさ💨は
3~4歳馬で、馬番12~16番でした。5頭中3頭は父か母父が
ミスプロ系で、残りの2頭は
サクラバクシンオー産駒と
ショウナンカンプ産駒でした。そのようなタイプがいれば侮らないようにしましょう。
■ちなみに…■小倉2歳Sでの穴ぐさ💨は[0.1.2.26]です。過去10年では7番人気以下で③着以内に激走した馬が7頭いて、いずれも前走が
4角4番手以内で勝ち鞍を挙げていて、7頭中6頭は
前走の上がりがメンバー中3位以内でした。
激走した7頭の馬体重は482kg以下で、460kg以下の馬が5頭を数えるので、開催最終週でも
小柄なタイプを見逃さないようにしましょう。