今年の中山芝重賞では父か母父サンデー系が18戦17勝!
先週の穴ぐさ💨は
[0.3.7.64](複勝率13.5%)でした。重賞は
神戸新聞杯と
オールカマーが行われ、どちらも馬券圏内を1~5番人気馬が占めたわけですが、その2レースに限らず、先週の特別競走(13レース)で③着以内に入った39頭はすべて
1~6番人気だったんですよね……。
今週末はG1の
スプリンターズSがあり、それを含めて特別競走は短距離戦が多いので、波乱も期待しつつ臨みたいと思っています。
スプリンターズSは中山芝1200mで行われるわけですが、今年の中山芝重賞では、とにかく
サンデーを持つ馬がよく勝っています。今年の中山芝重賞での勝ち馬を振り返ってみましょう。
【2017年中山芝の重賞】
月日 |
レース |
勝ち馬 |
父 |
母父 |
9月24日 |
オールカマー |
ルージュバック |
マンハッタンカフェ |
Awesome Again |
9月18日 |
セントライト記念 |
ミッキースワロー |
トーセンホマレボシ |
ジャングルポケット |
9月10日 |
京成杯AH |
グランシルク |
ステイゴールド |
Dynaformer |
9月9日 |
紫苑S |
ディアドラ |
ハービンジャー |
スペシャルウィーク |
4月16日 |
皐月賞 |
アルアイン |
ディープインパクト |
Essence of Dubai |
4月8日 |
ニュージーランドT |
ジョーストリクトリ |
ジョーカプチーノ |
キングヘイロー |
4月1日 |
ダービー卿CT |
ロジチャリス |
ダイワメジャー |
Rock of Gibraltar |
3月25日 |
日経賞 |
シャケトラ |
マンハッタンカフェ |
Singspiel |
3月20日 |
フラワーC |
ファンディーナ |
ディープインパクト |
Pivotal |
3月19日 |
スプリングS |
ウインブライト |
ステイゴールド |
アドマイヤコジーン |
3月12日 |
中山牝馬S |
トーセンビクトリー |
キングカメハメハ |
サンデーサイレンス |
3月5日 |
弥生賞 |
カデナ |
ディープインパクト |
French Deputy |
3月4日 |
オーシャンS |
メラグラーナ |
Fastnet Rock |
Secret Savings |
2月26日 |
中山記念 |
ネオリアリズム |
ネオユニヴァース |
Meadowlake |
1月22日 |
アメリカJCC |
タンタアレグリア |
ゼンノロブロイ |
Stuka |
1月15日 |
京成杯 |
コマノインパルス |
バゴ |
フジキセキ |
1月8日 |
フェアリーS |
ライジングリーズン |
ブラックタイド |
キングカメハメハ |
1月5日 |
中山金杯 |
ツクバアズマオー |
ステイゴールド |
Giant's Causeway |
サンデー系がピンク色、
ミスプロ系が黄色、
ノーザンダンサー系が赤色、
グレイソヴリン系が青色、
ロベルト系がオレンジ色ですが、ご覧いただければ分かる通り、18レース中14レースで父
サンデー系が優勝していて、3レースで母父
サンデー系が勝っています。
父も母父もサンデー系ではなく勝利したのは
オーシャンSの
メラグラーナだけで、
スプリンターズSはその時以来の
中山芝1200m重賞というのがミソではありますが、
オーシャンSも②着は
ダイワメジャー産駒の
ナックビーナスでしたからね。やはり
サンデー系を持つ馬に注目でしょう。
中山芝1200m戦という観点で見ると、3月26日の500万(勝ち馬ダノンハイパワー)以降は
14レース連続で父か母父が
サンデー系の馬が勝利を収めています。今秋は
中山芝1200m戦が8レース行われ、勝ち馬が次の通りです。
【2017年9月の中山芝1200m】
日付 |
条件 |
勝ち馬 |
父 |
母父 |
9日 |
500万 |
ネバーリグレット |
ダイワメジャー |
Fly Till Dawn |
10日 |
未勝利 |
レトリック |
スウェプトオーヴァーボード |
フジキセキ |
16日 |
未勝利 |
ディアジラソル |
アッミラーレ |
カーネギー |
17日 |
初風特別(1000万) |
ダイメイプリンセス |
キングヘイロー |
ダンスインザダーク |
18日 |
新馬 |
アンフィトリテ |
ロードカナロア |
フジキセキ |
23日 |
未勝利 |
ヴェルスパー |
ロードカナロア |
アグネスタキオン |
23日 |
セプテンバーS(1600万) |
タマモブリリアン |
ダンスインザダーク |
ヘネシー |
24日 |
500万 |
ファド |
ダイワメジャー |
トニービン |
勝ち馬は父
サンデー系が4頭、母父
サンデー系も4頭です。さらに細かく血統を見ると、優勝馬8頭のうち
レトリック以外の7頭は、4代血統表内に
ノーザンテーストか
ストームバードも持っていました。父か母父が
サンデー系で、
ノーザンテーストか
ストームバードを持つ馬は、
スプリンターズSでも有力なんじゃないでしょうか!?
9月30日~10月1日に行われる中山&阪神の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
9月30日~10月1日
場所 |
芝 |
中山 |
Cコース・2週目 |
阪神 |
Bコース・2週目 |
9月30日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
中山9R |
カンナS |
[0.3.2.8] |
中山10R |
習志野特別 |
[0.0.2.14] |
中山11R |
秋風S |
[2.0.2.22] |
阪神9R |
ヤマボウシ賞 |
[1.0.1.3] |
阪神10R |
芦屋川特別 |
[2.1.3.14] |
阪神11R |
シリウスS |
[1.0.3.18] |
10月1日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
中山9R |
サフラン賞 |
[1.1.0.18] |
中山10R |
勝浦特別 |
[0.2.2.20] |
中山11R |
スプリンターズS |
[0.1.2.28] |
中山12R |
内房S |
[2.1.1.19] |
阪神9R |
兵庫特別 |
[0.0.0.14] |
阪神10R |
道頓堀S |
[0.0.2.18] |
阪神11R |
ポートアイランドS |
[1.1.0.25] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆カンナS(OP特別、中山芝1200m)カンナSでの穴ぐさ💨は
[0.3.2.8](複勝率38.5%)で、複勝回収率は
210%です。昨年は②着
ダノンハイパワー&③着
ナリノメジャーという
【穴ぐさ💨ダブル】になりました。
馬券圏内に入った穴ぐさ💨はいずれも前走で初勝利を挙げていて、
3番手以内に付けての押し切り勝ちでした。5頭のうち4頭は父
サンデー系だったので、父
サンデー系で先行力を見せていたタイプをマークしておきましょう。
☆注目レース☆秋風S(1600万、中山芝1600m)秋風Sでの穴ぐさ💨は
[2.0.2.22](複勝率15.4%)で、複勝回収率は
122%です。昨年は①着
マルターズアポジー&③着
ルグランフリソンという
【穴ぐさ💨ダブル】でした。
激走した4頭の穴ぐさ💨はいずれも父か母父が
ノーザンダンサー系で、4頭中3頭は馬体重が
500kg以上でした。4頭は中山芝か阪神芝の内回りコースで勝ち鞍があったので、直線距離が短く急坂があるコースで実績あるタイプは見逃さないようにしましょう。
☆注目レース☆勝浦特別(1000万、中山芝1200m)勝浦特別での穴ぐさ💨は
[0.2.2.20](複勝率16.7%)で、複勝回収率は
121%です。
③着以内に入った穴ぐさ💨は
ひと桁馬番で、そのうち3頭は
牝馬です。4頭はいずれも中4週以内の臨戦で、そのうち前走で芝1200mを走っていた3頭は4番手以内に付けていました。先行力ある牝馬は侮らないようにしましょう。
☆注目レース☆芦屋川特別(1000万、阪神芝1200m)芦屋川特別での穴ぐさ💨は
[2.1.3.14](複勝率30.0%)で、複勝回収率は
163%です。
馬券圏内に入った穴ぐさ💨は3歳馬3頭、4歳馬2頭、5歳馬1頭で、いずれも父が
ミスプロ系か
ロベルト系です。芝1200m戦で馬券に絡んだ5頭は4角4番手以内からの激走で、3頭は阪神での勝ち鞍がない馬でした。コース実績がなくても、
先行力があるタイプは見逃さないようにしましょう。
■ちなみに…■シリウスSでの穴ぐさ💨は[1.0.3.18]で、
スプリンターズSでは[0.1.2.28]です。
スプリンターズSでは、昨年に
【B】評価だった
ソルヴェイグが③着に入り、一昨年は
【B】評価だった
サクラゴスペルが②着となっています。
過去10年の
スプリンターズSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭いて、中山での10頭中8頭は
ひと桁馬番で、ふた桁馬番で激走した2頭は
牝馬でした。牝馬で激走した4頭は
偶数馬番だったので、男馬はひと桁馬番、女馬は偶数馬番と覚えておくと良さそうです。
2010年以降に激走した10頭のうち9頭は
近3走以内に連対歴があったので、好調さを感じられるタイプはマークしておきましょう。
過去10年の
シリウスSでの優勝馬は1~6番人気で、7番人気以下で③着以内に入った馬は4頭です。その4頭は
4~7歳の牡セン馬で、阪神ダート2000mで激走した3頭は父
サンデー系です。その3頭は芝ダート含めて2200m以上での勝ち鞍があったので、長距離実績馬を確認しておきましょう。