天皇賞・秋で前走③着以内の馬はひと桁馬番じゃないと?
先週(10月21日~22日)の穴ぐさ💨は
[3.5.12.87](複勝率18.7%)でした。土曜日は
富士Sで
【A】評価だった
クルーガーが③着に食い込むなど好成績でしたが、日曜日はあまり振るいませんでした……。すみません。
菊花賞は1番人気に推された
キセキが優勝し、
M.デムーロ騎手は3歳牡馬クラシックの三冠を制することになりました。同騎手は
スプリンターズSも
レッドファルクスで勝っていて、
秋華賞は
ルメール騎手が
ディアドラで勝利したので、今秋のG1の優勝騎手は、
M.デムーロ騎手→
ルメール騎手→
M.デムーロ騎手という順になっています。
今年のJRA・G1では、
M.デムーロ騎手は[4.1.5.5]で、
ルメール騎手は[4.0.2.7]という成績です。15レースのうち、どちらの騎手も馬券に絡まなかったのは
大阪杯と
NHKマイルCだけで、この2レースは良馬場でした。
道悪馬場となった芝G1では、6レースすべてでどちらかの騎手が馬券圏内に入っているので(6レース中4レースで優勝)、今週末の
天皇賞・秋も、もし
道悪馬場となったら、
M.デムーロ騎手と
ルメール騎手に注目すべきでしょうね。
今年、
古馬混合の芝G1は7レースが行われていて、
前走③着以内の馬が5勝、
前走④着以下だった馬が2勝を挙げています。これらの馬は、馬番によって次のような違いがあります。
【2017年の古馬混合の芝G1】
前走着順 |
ひと桁馬番 |
ふた桁馬番 |
前走①~③着 |
[5.2.3.17] |
[0.1.2.25] |
前走④着以下 |
[0.3.2.31] |
[2.1.0.17] |
前走③着以内で勝利した5頭はすべて
ひと桁馬番で、前走④着以下から巻き返して優勝した2頭は
ふた桁馬番でした。前走④着以下の2頭がふた桁馬番だったのは偶然かもしれませんが、前走③着以内の馬の成績が
ひと桁馬番と
ふた桁馬番で大きく異なるのは気になりますね。
今年の
天皇賞・秋で上位人気が予想される馬では、前走③着以内は
グレーターロンドン、
サトノアラジン、
サトノクラウン、
ヤマカツエース、
リアルスティールなどがいて、前走④着以下では
キタサンブラック、
ソウルスターリング、
マカヒキなどがいます。
過去10年の
天皇賞・秋では、
前走③着以内の馬が9勝を挙げていて、前走④着以下で優勝したのは1頭(2012年
エイシンフラッシュ)だけとなっていますが、果たして今年はどうなるでしょうか。
今週末から東京芝は
Bコースに変更となります。10月28日~29日に行われる3場(東京、京都、新潟)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
10月28日~29日
場所 |
芝 |
東京 |
Bコース・1週目 |
京都 |
Aコース・4週目 |
新潟 |
Aコース・3週目 |
10月28日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
国立特別 |
[0.0.2.18] |
東京10R |
神無月S |
[1.1.2.17] |
東京11R |
アルテミスS |
[0.0.2.12] |
京都9R |
萩S |
出走ナシ |
京都10R |
八坂S |
[0.0.0.5] |
京都11R |
スワンS |
[2.1.1.28] |
新潟10R |
岩船特別 |
出走ナシ |
新潟11R |
妙高特別 |
[2.0.2.25] |
新潟12R |
飛翔特別 |
[0.2.0.10] |
10月29日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京8R |
河口湖特別 |
[0.2.3.27] |
東京9R |
精進湖特別 |
[2.0.2.4] |
東京10R |
紅葉S |
[0.0.0.20] |
東京11R |
天皇賞・秋 |
[1.0.1.31] |
東京11R |
三峰山特別 |
[2.1.0.18] |
京都9R |
鳴滝特別 |
[0.0.0.1] |
京都10R |
御陵S |
[1.1.0.6] |
京都11R |
カシオペアS |
[0.1.0.17] |
新潟10R |
松浜特別 |
[0.1.1.13] |
新潟11R |
ルミエールオータムダッシュ |
[1.0.1.1] |
新潟12R |
柏崎特別 |
[0.0.0.17] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆御陵S(1600万、京都ダート1800m)御陵Sでの穴ぐさ💨は
[1.1.0.6](複勝率25.0%)で、複勝回収率は
117%です。
このレースでの穴ぐさ💨は父
サンデー系が[1.1.0.2]で、連対圏に入った2頭は中2週の臨戦で
ふた桁馬番でした。この2頭は2走前に勝ち鞍を挙げていたので、好調そうなタイプをマークしておきましょう。
☆注目レース☆精進湖特別(1000万、東京芝2000m)精進湖特別での穴ぐさ💨は
[2.0.2.4](複勝率50.0%)で、複勝回収率は
423%です。
このレースで馬券に絡んだ4頭は前走が右回りで⑤着以下でしたが、4頭中3頭は
東京芝で勝ち鞍があり、例外の1頭は東京芝の重賞で③着以内に好走したことがありました。4頭はいずれも父か母父が
サンデー系だったので、
サンデー系を持つ東京実績馬の巻き返しに注意しましょう。
■ちなみに…■天皇賞・秋での穴ぐさ💨は[1.0.1.31]で、
スワンSでは[2.1.1.28]、
アルテミスSでは[0.0.2.12]です。昨年は
天皇賞・秋で
【A】評価だった
ステファノスが③着、
スワンSで
【C】評価だった
エイシンスパルタンが③着となりました。
過去10年の
天皇賞・秋で7番人気以下で③着以内に入った馬は5頭で、いずれも
4~5歳の牡馬です。5頭は前走が芝1800~2200mの重賞で6番人気以内に推されていたので、まずはそのような馬をチェックしておきましょう。
5頭中3頭は
ノーザンファームの生産で、残りの2頭は
社台ファームの生産です。5頭中4頭は母父が
ノーザンダンサー系で、例外の1頭は祖母の父が
ノーザンダンサー系だったので、生産牧場や母系に注目すると良さそうです。
過去10年の
スワンSで7番人気以下で③着以内に入った馬は10頭で、そのうち8頭は
芝重賞ウイナーです。重賞勝ちがあって激走した8頭のうち7頭は前走④着以下で、6頭は前走ふた桁着順だったので、
重賞実績馬は前走大敗でも侮らない方が良いでしょう。
激走した10頭のうち9頭は父か母父が
サンデー系です。
ふた桁馬番で激走した馬は4頭で、この4頭は5番手以内に先行して粘り込んでいます。
ひと桁馬番で激走した馬は6頭で、この6頭のうち4頭は4角8番手以下から差し込んでいます。ふた桁馬番は先行タイプ、ひと桁馬番は差しタイプと分けて考えるといいかもしれません。
過去5年の
アルテミスSで7番人気以下で③着以内に入った馬は4頭で、
馬番9~16番でした。4頭は前走が芝1500~1800mで①着となっていて、前走はいずれも直線平坦コースでしたが、4頭のうち3頭は直線に坂のあるコースでも走ったことがありました。坂の経験はあった方が良さそうです。
激走した4頭はいずれも
未勝利戦で勝ち上がった馬で、キャリア2~4戦だったので、経験値が重要そうですね。