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みやこSでもアルゼンチン共和国杯でも3歳馬は人気が重要?

先週(10月28日~29日)の穴ぐさ💨は[7.9.9.82](複勝率23.4%)で、単勝回収率が124%、複勝回収率が114%でした。極悪馬場となった天皇賞・秋【C】評価だったレインボーラインが13番人気で③着に食い込み、穴ぐさ💨報告掲示板にたいへん多くの方から書き込みをしていただきました。ありがとうございました! おめでとうございました!

レインボーラインは穴ぐさ💨コメントにも書いた通り、道悪馬場は鬼だと思っていて、小さな馬なので斤量58kgが心配ではありましたが、泥んこになりながらも最後まで差を詰めて、根性のあるところを見せてくれました。

レインボーラインNHKマイルCでも穴ぐさ💨(【C】評価)で③着(12番人気)となり、菊花賞でも【B】評価で②着(9番人気)となっていて、これでG1で3度目の【穴ぐさ💨激走】です。

これまでG1での【穴ぐさ💨激走】が複数回あった馬は、ロゴタイプダノンシャークゴールドアクターなど2回が最多だったので、レインボーラインの3回というのは最多記録更新になります。その3回は12番人気、9番人気、13番人気ですから、本当に感謝しかありません。これまで一度も【A】評価での激走がないので、今度は最上位の評価をしてみなさんに貢献できるように頑張りたいです。

それにしても、勝ったキタサンブラックは強かったですね。あの馬場で出負けして、いつもの形にはならなかったのに、他馬が避けた内側の馬場を上がって行って最後まで押し切るんですから、強いの一言です。天皇賞・秋が不良馬場となったのはメジロマックイーンが降着となった91年以来で、今回は武豊騎手が騎乗したキタサンブラックが勝つんですから、何か因縁めいたものを感じました。

さて、今週はG1がひと休みで(JBCはありますが)、2歳重賞が2レース(ファンタジーS京王杯2歳S)と、みやこSアルゼンチン共和国杯の4重賞があります。

みやこSにはエピカリスサルサディオーネタガノディグオローズプリンスダムという4頭の3歳馬が登録していて、アルゼンチン共和国杯には、スワーヴリチャードセダブリランテスという2頭の3歳馬がいます。サルサディオーネタガノディグオの2頭以外は古馬と初対戦になるので、力関係がポイントでしょうね。

今年の古馬混合の芝重賞では、クイーンSアエロリットスワンSサングレーザーなどが3歳で勝利を収めていますが、この2頭は2番人気でした。今年、古馬混合の芝準OP以上では3歳馬は7勝を挙げていて、人気別の成績が次のようになっています。

【2017年の古馬混合の芝準OP以上での3歳馬】
人気 着別度数
1番人気 [2.0.0.4]
2番人気 [2.0.1.7]
3番人気 [1.0.0.2]
4番人気 [1.0.4.9]
5番人気 [1.0.0.1]
6番人気以下 [0.0.1.30]

馬券に絡んだ3歳馬は、ほとんどが1~5番人気でした。また、勝ち鞍を挙げた馬は少頭数のケースが多いので、そのデータもご覧ください。

【2017年の古馬混合の芝準OP以上での3歳馬】
頭数 着別度数
13頭立て以下 [6.0.4.24]
14頭立て以上 [1.0.2.29]

14頭立て以上で勝ったのは、スワンSサングレーザーだけなんですよね。アルゼンチン共和国杯でのスワーヴリチャードセダブリランテスは上位人気の可能性がありますが、多頭数になりそうなのがどうでしょうか。

一方、古馬混合のダート戦では、1800m以上の特別競走において次のような成績が残されています。

【2017年の古馬混合のダート1800m以上の特別競走での3歳馬】
人気 着別度数
1番人気 [1.1.2.2]
2番人気 [3.0.1.3]
3番人気 [0.1.0.8]
4番人気 [0.0.0.3]
5番人気 [0.0.1.4]
6番人気以下 [0.0.1.20]

ダート1800m以上の特別競走で勝利を収めた3歳馬は4頭いて、いずれも1~2番人気でした。芝よりもダートの方が古馬の壁は厚い印象がありますから、上位人気に支持されるかどうかが重要という気がしますね。

今週末は変則の3日間開催です。11月3日~5日に行われる3場(東京、京都、福島)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

11月3日~5日
場所
東京 Bコース・2週目
京都 Bコース・1週目
福島 Aコース・1週目

11月3日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
京都9R 近江特別 [0.0.0.5]
京都10R 貴船S [1.2.2.16]
京都11R ファンタジーS [1.2.1.24]
福島9R 磐梯山特別 [1.0.2.12]
福島10R 西郷特別 [0.1.1.23]
福島11R 河北新報杯 [1.1.1.26]

11月4日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 南武特別 [1.0.1.12]
東京10R ノベンバーS [2.0.2.16]
東京11R 京王杯2歳S [3.2.2.24]
福島9R きんもくせい特別 出走ナシ
福島10R 会津特別 [1.1.1.19]
福島11R みちのくS [0.1.5.25]

11月5日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 百日草特別 [0.0.0.5]
東京10R 晩秋S [0.0.1.17]
東京11R アルゼンチン共和国杯 [1.0.2.29]
京都9R 醍醐特別 [0.2.1.23]
京都10R 長岡京S [1.0.2.12]
京都11R みやこS [1.2.1.16]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
京王杯2歳S(G2、東京芝1400m)

京王杯2歳Sでの穴ぐさ💨は[3.2.2.24](複勝率22.6%)で、複勝回収率は167%です。このレースで馬券に絡んだ穴ぐさ💨はすべて馬番8番以内です。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、そのうち7頭が父か母父ミスプロ系でした。9頭はいずれも中8週以内の臨戦で、7頭は関西馬です。9頭のうち前走で初勝利を挙げていた馬は2頭で、それ以外の8頭は前走がOPで⑤着以内か6番人気以内に推されていました。前走のOPで結果が出なかった馬にも注意しましょう。

注目レース
貴船S(1600万、京都ダート1400m)

貴船Sでの穴ぐさ💨は[1.2.2.16](複勝率23.8%)で、複勝回収率は147%です。

馬券圏内に入った穴ぐさ💨はすべて中2~4週の臨戦で、5頭中4頭は前走時よりも出走間隔が詰まっていました(例外馬は前走時と同じ間隔)。5頭中3頭は休み明け2~3戦目だったので、使われて状態が上がっている馬を狙うと良さそうです。5頭の鞍上は関西騎手でしたが、3頭は関東馬なので、関東からの遠征馬にも気を配りましょう。

注目レース
みちのくS(1600万、福島芝1200m)

みちのくSでの穴ぐさ💨は[0.1.5.25](複勝率19.4%)で、複勝回収率は114%です。

馬券に絡んだ穴ぐさ💨は4~6歳で、6頭中5頭が牝馬です。6頭はいずれも前走から騎手が乗り替わっていて、6頭中5頭は初騎乗でした。福島で激走した5頭はいずれもひと桁馬番です。

ちなみに…
みやこSでの穴ぐさ💨は[1.2.1.16]で、アルゼンチン共和国杯では[1.0.2.29]、ファンタジーSでは[1.2.1.24]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、みやこSが5頭、アルゼンチン共和国杯が7頭、ファンタジーSが9頭です。

みやこSで激走した5頭は7~9番人気で、いずれも3~5歳の牡馬でした。5頭は前走がJRAのダートOPで②~⑥着に走っていて、5頭中4頭は前走が1~2番人気だったので、OP特別などで安定して走っていたタイプは重賞に替わってもマークが必要でしょう。

アルゼンチン共和国杯で激走した7頭は、3~6歳の牡馬です。そのうち4頭は前走がOP特別か準OP以下で、これらは前走でメンバー中2位以内の上がりで④着以内に入っていました。残りの3頭は前走がG1かG2で⑦着以下でしたが、2~3走前に重賞で馬券圏内に入っていました。7頭はすべて近3走以内に③着以内の好走歴があったので、近走成績をチェックして臨みましょう。

ファンタジーSで激走した馬は、9頭中3頭が前走で初勝利を挙げていて、残りの6頭は前走のOPで敗れていましたが、その6頭のうち5頭は右回りの芝OPで掲示板に載ったことがありました。OP実績は確認しておきたいですね。09年以降に激走した8頭は馬体重が前走と同じかプラスで、7頭はプラス体重だったので、体重の増減もチェックしたいですね。