阪神JFの1番人気も偶数か奇数かで明暗が!?
先週(12月2日～3日)の穴ぐさ💨は[4.5.3.102](複勝率10.5%)でした。チャンピオンズCなど、貢献できずに申し訳ありませんでした……。
今週末と来週末はマイル戦の2歳G1が予定されていて、今年の2歳重賞は上位人気馬が勝つケースが続いていますが、穴馬が激走する時は仕留められるように頑張ります。
今年の2歳重賞は11レースが行われていて、人気別の成績が次の通りです。
【2017年の2歳重賞】
| 人気 | 着別度数 |
| 1番人気 | [4.2.1.4] |
| 2番人気 | [3.1.1.6] |
| 3番人気 | [2.1.2.6] |
| 4番人気 | [0.2.3.6] |
| 5番人気 | [2.3.1.5] |
| 6番人気以下 | [0.2.3.84] |
勝利した11頭は1～5番人気でした。5番人気で勝った馬が2頭いますが、これはファンタジーSのベルーガ(C.デムーロ騎手)とデイリー杯2歳Sのジャンダルム(アッゼニ騎手)で、外国人ジョッキーでした。つまり、勝利した11頭は1～3番人気か、外国人ジョッキーの5番人気ということです。
11レースのうち、牝馬限定戦はアルテミスSとファンタジーSの2レースで、それらを含めて今年の2～3歳限定の牝馬限定重賞(13レース)では、1番人気馬が次のような着順となっています。
【2017年の2～3歳の牝馬限定重賞の1番人気】
| 月日 | レース | 1番人気馬 | 馬番 | 着順 |
| 1月8日 | フェアリーS | アエロリット | 3 | ② |
| 2月11日 | クイーンC | アドマイヤミヤビ | 15 | ① |
| 3月4日 | チューリップ賞 | ソウルスターリング | 10 | ① |
| 3月12日 | フィリーズレビュー | レーヌミノル | 15 | ② |
| 3月20日 | フラワーC | ファンディーナ | 12 | ① |
| 4月9日 | 桜花賞 | ソウルスターリング | 14 | ③ |
| 4月23日 | フローラS | ホウオウパフューム | 5 | 8 |
| 5月21日 | オークス | ソウルスターリング | 2 | ① |
| 9月9日 | 紫苑S | ディアドラ | 16 | ① |
| 9月17日 | ローズS | ファンディーナ | 17 | 6 |
| 10月15日 | 秋華賞 | アエロリット | 1 | 7 |
| 10月28日 | アルテミスS | トーセンブレス | 14 | 6 |
| 11月3日 | ファンタジーS | アマルフィコースト | 10 | ③ |
[5.2.2.4]という成績ですが、奇数馬番で勝ったのはクイーンCのアドマイヤミヤビ(8枠15番)だけです。1番人気は、偶数馬番だと[4.0.2.1]、奇数馬番だと[1.2.0.3]という成績が残されているので、阪神JFの1番人気も偶数馬番の方が信頼度は高いのではないでしょうか。
ちなみに、過去10年の阪神JFの勝ち馬は1～5番人気で、偶数馬番と奇数馬番が5勝ずつ挙げていますが、2013年以降は偶数馬番が4連勝中となっています(近2年は偶数馬番の1番人気馬が連勝中)。
12月9日～10日に行われる3場(中山、阪神、中京)の芝の使用コースと特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
12月9日～10日
| 場所 | 芝 |
| 中山 | Aコース・2週目 |
| 阪神 | Aコース・2週目 |
| 中京 | Aコース・2週目 |
12月9日
| 場所 | レース名 | 穴ぐさ💨 成績 |
| 中山9R | 霞ヶ浦特別 | [1.1.0.13] |
| 中山10R | アクアラインS | [1.0.1.30] |
| 中山11R | 師走S | [0.2.1.27] |
| 阪神9R | 樅の木賞 | [1.1.4.17] |
| 阪神10R | オリオンS | [0.0.1.15] |
| 阪神11R | リゲルS | [0.0.0.12] |
| 中京10R | 浜名湖特別 | [0.0.1.11] |
| 中京11R | 中日新聞杯 | [1.3.2.26] |
| 中京12R | 犬山特別 | [1.2.1.20] |
12月10日
| 場所 | レース名 | 穴ぐさ💨 成績 |
| 中山9R | 黒松賞 | [1.2.2.22] |
| 中山10R | 美浦S | [2.3.3.14] |
| 中山11R | カペラS | [0.1.2.24] |
| 阪神9R | 境港特別 | [2.0.0.5] |
| 阪神10R | 堺S | [0.2.1.15] |
| 阪神11R | 阪神JF | [0.1.3.29] |
| 阪神12R | 高砂特別 | [0.1.2.13] |
| 中京10R | こうやまき賞 | [0.0.0.2] |
| 中京11R | 名古屋日刊スポーツ杯 | [1.0.2.16] |
| 中京12R | 長良川特別 | [2.0.1.20] |
☆注目レース☆
中日新聞杯(G3、中京芝2000m)
中日新聞杯での穴ぐさ💨は[1.3.2.26](複勝率18.8%)で、複勝回収率は113%です。今年から12月に戻りますが、新装後の中京芝2000mでの5年中3年では穴ぐさ💨が馬券に絡んでいます。
他コースの時も含めて過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は9頭いて、父サンデー系が5頭、母父サンデー系が3頭です。中京で激走した8頭中7頭は父か母父がサンデー系でした。
新装後の中京で激走した馬は4頭で、いずれも父と母父がサンデー系&ノーザンダンサー系という組み合わせの馬です。4頭中3頭は中京で初の馬券圏内でしたが、同じく4頭中3頭は東京芝で勝ち鞍があったので、東京実績を検討材料に加えると良さそうです。
☆注目レース☆
美浦S(1600万、中山芝1800m)
美浦Sでの穴ぐさ💨は[2.3.3.14](複勝率36.4%)で、複勝回収率は209%です。穴ぐさ💨のいた8年中6年で馬券に絡んでいて、2014年以降は3年連続で穴ぐさ💨が③着以内に激走しています。
ハンデ戦になってから馬券に絡んだ穴ぐさ💨は5頭いて、いずれも5～6歳で②～③着に食い込んでいます。5頭の前走はすべて東京芝で馬券圏外でしたが、5頭のうち4頭は中山芝での勝ち鞍がありました。コース替わりで妙味がありそうなタイプに注目しましょう。
☆注目レース☆
境港特別(1000万、阪神芝2200m)
境港特別での穴ぐさ💨は[2.0.0.5](複勝率28.6%)で、複勝回収率は172%です。
勝利した2頭の穴ぐさ💨は中4週以内の臨戦で、前走は京都で馬券圏外に敗れていましたが、過去に阪神芝の内回りコースでの1000万以上で馬券圏内に入ったことがありました。このレースも、阪神芝内回りに替わって巻き返しそうな馬が面白いでしょう。
■ちなみに…■
阪神JFでの穴ぐさ💨は[0.1.3.29]で、カペラSでは[0.1.2.24]です。過去10年の阪神JFで7番人気以下で③着以内に入った馬は7頭で、過去9回のカペラSでは10頭が激走しています。
阪神JFでは、一昨年に穴ぐさ💨【C】だったウインファビラスが10番人気で②着に入っていて、同馬を含めて過去10年の激走馬7頭は②～③着です。7頭のうち5頭は前走①着で、例外馬の2頭は前走が重賞で4～5番人気で④～⑤着でした。前走①着で激走した馬も、5頭中4頭は前走が1～5番人気だったので、まずは前走の着順&人気をチェックしたいですね。
7頭のうち4頭は母父がネイティブダンサーの系統で、3頭は母父がグレイソヴリン系でした。7頭のうち6頭は父がサンデー系かノーザンダンサー系だったので、そのような配合馬がいないか、確認しておきましょう。
カペラSで激走した10頭はすべて4～6歳の牡セン馬です。10頭のうち6頭は父ミスプロ系で、残りの4頭のうち2頭は母父がミスプロ系だったので、ミスプロ系を持つ馬はマークしておきましょう。10頭は中5週以内の臨戦で、そのうち7頭は前走が1400～1600mだったので、距離短縮馬に要注意です。