日経新春杯で馬券に絡むのもM.デムーロ騎手とルメール騎手のどちらか?
先週(1月6日~8日)の穴ぐさ💨は
[4.10.7.95](複勝率18.1%)で、特別競走に限ると
[2.3.1.23](複勝率19.7%)で複勝回収率が
106%でした。
フェアリーSでは
【B】評価だった
レッドベルローズが③着になり、
シンザン記念では
【B】評価だった
ツヅミモンが②着に食い込みました。馬券を獲られたみなさん、おめでとうございました!
重賞は4レースが行なわれ、なんと言っても、
戸崎騎手&
シルク・ホースクラブの活躍が凄まじかったですね。
中山金杯を
セダブリランテス、
フェアリーSを
プリモシーン、
シンザン記念を
アーモンドアイが制し、鞍上の
戸崎騎手は3日間で8勝をマークして、いきなりリーディングの単独トップに立ちました。気の早い話ですが、今年も騎手リーディング争いも激しくなりそうですね。
シンザン記念を勝利した
アーモンドアイは牝馬で、②着の
ツヅミモンも牝馬で、同レースの
牝馬のワンツーは97年(①着
シーキングザパール、②着
ホッコービューティ)以来のことです。
シーキングザパール以降はシンザン記念で優勝した牝馬が4頭いて、98年
ダンツシリウス、99年
フサイチエアデール、12年
ジェンティルドンナです。
ご存知の通り、
シーキングザパールは
NHKマイルCを勝ち、
フサイチエアデールは
桜花賞で②着、
ジェンティルドンナは
桜花賞・
オークス・
秋華賞を勝って
ジャパンCも制しましたからね。
アーモンドアイは期待できるでしょうし、07年のシンザン記念で②着となった
ダイワスカーレットは
桜花賞や
秋華賞を勝ち、11年③着の
マルセリーナや16年②着の
ジュエラーは
桜花賞馬に輝きましたから、今年②着の
ツヅミモンも楽しみでしょう。
今週は重賞が3レース(愛知杯、京成杯、日経新春杯)あり、
日経新春杯には
M.デムーロ騎手(
パフォーマプロミス)と
ルメール騎手(
モンドインテロ)が参戦する予定です。この2騎手が一緒に参戦すると
どちらかが馬券に絡みそう、と思う人が多いと思います。昨年のJRA重賞で
M.デムーロ騎手と
ルメール騎手が一緒に参戦したレースを調べてみたら42レースあり、このうち22レースでどちらかが勝ち、31レースで連対圏に入り、36レースで馬券に絡んでいました。
確率的には、5レースのうち4レースではどちらかのジョッキーが③着以内に入っているわけですが、
M.デムーロ騎手と
ルメール騎手がワンツーした重賞って何があるか、思い出せるでしょうか。実は、両騎手が一緒に馬券圏内に入った重賞は少なくて、昨年は42レースのうち
5レースだけで(オークス、ダービー、セントライト記念、神戸新聞杯、秋華賞)、
ワンツーはなんと一度だけ(神戸新聞杯)です。
M.デムーロ騎手と
ルメール騎手が一緒に馬券に絡んだ重賞(2017年)は5レースすべてが
3歳限定戦だったという面もあります。昨年の重賞に関してまとめると、次のようになっています。
【2017年にM.デムーロ騎手とルメール騎手が一緒に参戦したJRA重賞】
条件 |
2歳限定戦 |
3歳限定戦 |
古馬混合戦 |
M.デムーロ騎手とルメール騎手が 一緒に③着以内 |
0レース |
5レース |
0レース |
M.デムーロ騎手が③着以内だが、 ルメール騎手が④着以下 |
0レース |
5レース |
13レース |
ルメール騎手が③着以内だが、 M.デムーロが④着以下 |
1レース |
2レース |
10レース |
M.デムーロ騎手もルメール騎手も ④着以下 |
1レース |
2レース |
3レース |
昨年の古馬混合のJRA重賞で、
M.デムーロ騎手と
ルメール騎手が一緒に参戦したレースは26回あり、このうち23回でどちらかのジョッキーの馬が馬券圏内に入っているものの、一緒に③着以内に入ったケースはありませんでした。果たして
日経新春杯ではどうなるでしょうか!?
今週末からは
中京開催が始まり、3場開催となります。1月13日~14日に行われる3場(中山、京都、中京)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
1月13日~14日
場所 |
芝 |
中山 |
Cコース・2週目 |
京都 |
Aコース・2週目 |
中京 |
Bコース・1週目 |
1月13日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
中山9R |
菜の花賞 |
[3.1.3.21] |
中山10R |
初富士S |
[2.0.1.26] |
中山11R |
ジャニュアリーS |
[1.2.1.25] |
京都9R |
北大路特別 |
[0.0.0.14] |
京都10R |
新春S |
[1.2.0.26] |
京都11R |
淀短距離S |
[1.3.2.25] |
中京10R |
庄内川特別 |
[0.0.2.16] |
中京11R |
愛知杯 |
[1.4.0.27] |
中京12R |
伊良湖特別 |
[1.0.1.18] |
1月14日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
中山9R |
初春S |
[0.1.0.29] |
中山10R |
ニューイヤーS |
[1.1.2.25] |
中山11R |
京成杯 |
[0.1.1.29] |
京都9R |
雅S |
[1.3.1.14] |
京都10R |
紅梅S |
[2.2.2.20] |
京都11R |
日経新春杯 |
[2.1.0.23] |
中京10R |
ごぎょう賞 |
[0.0.1.5] |
中京11R |
知立特別 |
[0.0.1.16] |
中京12R |
金山特別 |
[1.1.0.12] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆愛知杯(G3、中京芝2000m)愛知杯での穴ぐさ💨は
[1.4.0.27](複勝率15.6%)で、複勝回収率は
128%です。連対圏に入った5頭は3~5歳で、5頭中4頭は父
サンデー系で、同じく5頭中4頭は
ハンデ50~52kgです。
過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は12頭いて、8頭が父
サンデー系で、残りの4頭中2頭が母父
サンデー系です。12頭中11頭は
中6週以内の臨戦だったので、まずは順調に使われている馬を評価したいですね。
2011年以降に激走した9頭のうち6頭は3歳時に芝OPで連対圏に入ったことがあったので、
早い時期に活躍していたタイプはここでも評価を下げすぎない方が良いでしょう。
☆注目レース☆紅梅S(OP特別、京都芝外1400m)紅梅Sでの穴ぐさ💨は
[2.2.2.20](複勝率23.1%)で、複勝回収率は
103%です。昨年は9頭立てでしたが、
ビーカーリーが7番人気で③着に食い込みました。
馬券圏内に入った穴ぐさ💨はいずれも父が
サンデー系か
ミスプロ系で、父と母父が
サンデー系&
ミスプロ系という馬が3頭います。
フェアリーSで③着となった
レッドベルローズ(父
サンデー系・母父
ミスプロ系)ものこのタイプで、3歳の早い時期ですから完成度が早そうな血統馬に注目でしょう。
激走した6頭は中2~4週で、
京都か
小倉で勝ち鞍がありました。前走で直線に坂のあるコースを走って馬券圏外に敗れていたタイプが多いので、そのような馬の巻き返しに注意しましょう。
☆注目レース☆雅S(1600万、京都ダート1800m)雅Sでの穴ぐさ💨は
[1.3.1.14](複勝率26.3%)で、複勝回収率は
161%です。一昨年は
ダノングッドが②着に入り、昨年は
サンライズアルブルが②着、
ヒロブレイブが③着に入る
【穴ぐさダブル】でした。
馬券に絡んだ5頭は
ひと桁馬番で、中5週以内の臨戦でした。5頭はいずれも前走が⑨着以下でしたが、そのうち4頭は2走前に
1000万を勝利していたので、昇級戦の前走で敗れて人気を落としている馬に妙味がありそうです。
☆注目レース☆菜の花賞(500万、中山芝1600m)菜の花賞での穴ぐさ💨は
[3.1.3.21](複勝率25.0%)で、複勝回収率は
128%です。2013年以降の5年連続で馬券に絡む馬が出ていて、一昨年は
エクラミレネール、昨年は
スズカゼと2年連続で穴ぐさ💨が優勝しています。
激走した7頭のうち、良~稍重馬場での4頭は
ひと桁馬番で、重馬場での2頭は
ふた桁馬番でした。7頭のうち4頭は父
サンデー系ですが、母父
ノーザンダンサー系が4頭いて、力の要る馬場をこなせそうなパワー型が合いそうです。7頭のうち6頭は
中山での出走歴があり、例外の1頭は阪神で出走歴があったので、急坂コースを経験していると良いでしょう。
■ちなみに…■京成杯での穴ぐさ💨は[0.1.1.29]で、
日経新春杯では[2.1.0.23]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、
京成杯が8頭、
日経新春杯が7頭です。
過去10年の
京成杯で激走した8頭は
馬番11番以内で、8頭のうち5頭は馬番7番以内です。8頭のうち5頭は前走が①着で、残りの3頭は前走が芝OPで⑤~⑥着でした。8頭のうち7頭は芝で
メンバー中2位以内の上がりで勝利実績があったので、決め手のあるタイプを評価すると良さそうです。
過去10年の
日経新春杯で激走した馬は7頭で、2010年以降の5頭は
ひと桁馬番です。その5頭は父
サンデー系で、ふた桁馬番で激走した2頭は先行して粘り込んだ08~09年のテイエムプリキュアですから、先行型かロスなく走りやすそうな父
サンデー系が良いでしょう。