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シルクロードSも斤量減のベテランホースに注目!

先週(1月20日~21日)の穴ぐさ💨は[3.8.8.91](複勝率17.3%)で、特別競走に限ると[1.4.6.25](複勝率30.6%)で複勝回収率が183%でした。

東海Sは単勝1.3倍の1番人気に推されたテイエムジンソクが押し切りましたが、13番人気ながら【A】評価だったコスモカナディアンが3/4馬身差の②着に入り、③着も【C】評価だったモルトベーネで、【穴ぐさ💨ダブル】になりました。馬券を獲った人も多くいたようで、穴ぐさ💨報告掲示板にも多くの書き込みをいただきました。おめでとうございました!

重賞の穴ぐさ💨に【A】~【C】の評価を付け始めたのは2013年6月からで、その評価別の成績は次の通りです。

【2013年6月以降の重賞での穴ぐさ💨】
評価 勝率 連対率 複勝率
A 3.9% 10.6% 18.4%
B 3.7% 7.8% 14.8%
C 2.8% 6.0% 9.5%

きれいに【A】>【B】>【C】の順番になっていますが、さすがに【A】評価で好走したタイプはある程度の人気になっていた馬が多く、これまで【A】評価の穴ぐさ💨で馬券に絡んだ最低人気馬は、13年安田記念③着のダノンシャーク12番人気でした。今回の東海Sでのコスモカナディアン(13番人気)はこれを上回ったわけで、本当に良かったなあと思います。

優勝したテイエムジンソクはこれでOPで[4.2.0.0]となったわけですが、この6レースではいずれも人気薄が馬券に絡んでいます。

【テイエムジンソクのOPでの6戦】
年月
レース
①着
②着
③着
人気
17年6月
大沼S
テイエムジンソク
ダノングッド
メイショウスミトモ
1
11
5
17年7月
マリーンS
テイエムジンソク
タガノエスプレッソ
スズカリバー
1
6
13
17年8月
エルムS
ロンドンタウン
テイエムジンソク
ドリームキラリ
4
1
8
17年8月
みやこS
テイエムジンソク
ルールソヴァール
キングズガード
2
9
3
17年8月
チャンピオンズC
ゴールドドリーム
テイエムジンソク
コパノリッキー
8
1
9
17年8月
東海S
テイエムジンソク
コスモカナディアン
モルトベーネ
1
13
6

テイエムジンソクはいずれも連対圏に入り、6レースすべてで8番人気以下の馬が馬券圏内に入っています。テイエムジンソクが強力なために、人気薄が突っ込んできやすい流れになっているのかもしれませんね。次走以降も、穴馬を連れてくることを期待したいです。

今週からは東京&京都&中京開催となります。東京では根岸S、京都ではシルクロードSが予定されていて、シルクロードSはハンデ戦になります。

今年は芝のハンデ戦が8レース行われていて、次のようなデータがあります。

【2018年の芝のハンデ戦】
斤量の前走比 着別度数 勝率 連対率 複勝率
斤量減 [5.3.5.52] 7.7% 12.3% 20.0%
同斤量 [2.3.1.20] 7.7% 19.2% 23.1%
斤量増 [1.2.2.10] 6.7% 20.0% 33.3%

好走率がいちばん高いのは前走から斤量が増えていた馬ですが、そのタイプの勝ち馬は中山金杯セダブリランテス(55kg)だけです。8戦中5戦で斤量減のタイプが勝っていて、斤量減の馬は8レースすべてで馬券に絡み、7レースで連対しています。

斤量減の馬は、年齢別の成績が次のようにもなっています。

【2018年の芝のハンデ戦で斤量減の馬】
年齢 着別度数
4歳 [0.0.0.13]
5歳 [0.3.2.12]
6歳 [4.0.2.17]
7歳 [1.0.1.10]

斤量減で馬券に絡んだ馬はすべて5歳以上で、勝った5頭は6歳以上です。今週末は、シルクロードS以外に早春S中京スポーツ杯といった芝のハンデ戦がありますので、気に掛けてみてはいかがでしょうか。

京都芝は今週からBコースになりますので、どうぞご注意ください。1月27日~28日に行われる3場(東京、京都、中京)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

1月27日~28日
場所
東京 Dコース・1週目
京都 Bコース・1週目
中京 Bコース・3週目

1月27日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 銀蹄S [0.1.1.25]
東京10R クロッカスS [0.1.1.11]
東京11R 白富士S [2.0.2.17]
京都9R 梅花賞 [0.0.0.6]
京都10R 木津川特別 [1.0.1.16]
京都11R 北山S [0.2.0.14]
中京10R はこべら賞 [0.2.1.12]
中京11R 中京スポーツ杯 [2.0.1.21]
中京12R 鞍ヶ池特別 [1.2.1.16]

1月28日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R セントポーリア賞 [0.3.2.12]
東京10R 早春S [0.1.3.13]
東京11R 根岸S [1.2.2.27]
京都9R 若菜賞 [0.0.0.2]
京都10R 飛鳥S [0.0.1.16]
京都11R シルクロードS [0.1.2.30]
中京10R 西尾特別 [1.0.0.14]
中京11R 長篠S [0.1.0.14]
中京12R 大須特別 [1.1.2.25]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
白富士S(OP特別、東京芝2000m)

白富士Sでの穴ぐさ💨は[2.0.2.17](複勝率19.0%)で、複勝回収率は119%です。

馬券圏内に入った4頭の穴ぐさ💨は6~7歳で、いずれも中7週以内の臨戦でした。4頭中3頭は12~2月の芝で勝ったことがあったので、冬に実績があるタイプは侮らないようにしましょう。

注目レース
セントポーリア賞(500万、東京芝1800m)

セントポーリア賞での穴ぐさ💨は[0.3.2.12](複勝率29.4%)で、複勝回収率は125%です。2011年以降は穴ぐさ💨のいた4年すべてで馬券に絡む馬が出ていて、昨年はエトルディーニュが7番人気で②着に入りました。

馬券に絡んだ5頭は父か母父がサンデー系で、5頭中4頭は前走が芝2000mでした。同じく5頭中4頭は4角4番手以内で勝ったことがあったので、先行力のあるタイプはマークしておきましょう。

注目レース
鞍ヶ池特別(500万、中京芝1600m)

鞍ヶ池特別での穴ぐさ💨は[1.2.1.16](複勝率20.0%)で、複勝回収率は111%です。今回と同じ中京芝1600mの時に限ると[1.1.1.6](複勝率33.3%)で、複勝回収率は125%です。

マイル戦で馬券に絡んだ3頭は、いずれも父サンデー系4~5歳馬です。3頭の前走は⑦着以下でしたが、3頭のうち2頭は前走が4番人気で、同じく3頭のうち2頭は前走が0秒4~0秒5差でした。前走着順よりも、前走時の人気や着差を確認して臨みましょう。

ちなみに…
根岸Sでの穴ぐさ💨は[1.2.2.27]で、シルクロードSでは[0.1.2.30]です。昨年のシルクロードSでは【A】評価だったセカンドテーブルが③着に食い込みました。過去10年の根岸Sでは7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、シルクロードSでは9頭います。

過去10年の根岸Sで激走した8頭はすべて関西馬で、近4走以内に③着以内の好走歴がありました。2013年以降に激走した4頭は近4走以内にダート重賞で③着以内があった6~8歳馬なので、ベテランの実績馬は侮らない方が良さそうです。

2010年以降に激走した7頭は父か母父がサンデー系ミスプロ系で、その7頭のうち5頭はふた桁人気だったので、下位人気馬までチェックするようにしましょう。

過去10年のシルクロードSで激走した馬は、9頭中8頭が②~③着で、2012年以降の激走馬6頭はすべて③着です。③着に激走した6頭はいずれも近3走以内に芝1200mで③着以内があったので、まずはそのようなタイプをピックアップしておきましょう。

激走した9頭のうち8頭は、父か母父がミスプロ系ノーザンダンサー系です。同じく9頭中8頭は馬体重が472kg以上で、9頭中6頭は486~510kgだったので、冬場の連続開催後半に行われる芝重賞らしく、パワーのありそうなタイプを狙うと良さそうです。