今年の高松宮記念はヒモ荒れになる!?
先週(3月17日~18日)の穴ぐさ💨は
[5.6.5.92](複勝率14.8%)でした。特別競走では単勝回収率が
222%、複勝回収率が
103%となりましたが、もっと貢献できるケースもありましたね……。
先週の
最終レースでの穴ぐさ💨は
[2.0.1.14](複勝率17.6%)で、6レースのうち3レースで馬券に絡む馬が出ました。馬券圏内に入った3レースは1200~1400mで、やはり
短距離で好成績でした。
改めて、今年の
最終レースにおける穴ぐさ💨の成績を距離別でご覧いただきましょう。
【2018年最終レースでの穴ぐさ💨】
距離 |
着別度数 |
複勝率 |
1200m |
[3.5.7.48] |
23.8% |
1400m |
[4.1.3.24] |
25.0% |
1600m |
[0.2.1.25] |
10.7% |
1700m |
[0.0.0.3] |
0.0% |
1800m |
[0.1.1.23] |
8.0% |
2000m |
[0.1.1.7] |
22.2% |
2200m |
[0.1.1.7] |
22.2% |
1400m以下だと
[7.6.10.78](複勝率22.8%)で、回収率は単勝が
113%、複勝が
107%です。今週末の最終レースで1400m以下なのは、
土曜阪神・500万、
土曜中京・岡崎特別、
日曜中山・1000万、
日曜中京・鈴鹿特別とあるので、どうぞ穴ぐさ💨にご注目ください。
さて、今週はスプリントG1の
高松宮記念が行われます。フルゲート18頭で23頭がエントリーしていますが、
前走で1番人気に推された馬が1頭もいないんですよね。これはかなり珍しいケースと言えます。
2000年以降の平地G1で、前走が1番人気だった馬がいないメンバーとなったのは、
07年高松宮記念、
09年ヴィクトリアマイル、
14年宝塚記念の3レースだけ。その3レースは次のような結果でした。
【2000年以降の平地G1で前走1番人気馬が不在のレース】
レース |
①着 ②着 ③着 |
人気 |
07年高松宮記念 |
①着スズカフェニックス ②着ペールギュント ③着プリサイスマシーン |
1 13 2 |
09年ヴィクトリアマイル |
①着ウオッカ ②着ブラボーデイジー ③着ショウナンラノビア |
1 11 7 |
14年宝塚記念 |
①着ゴールドシップ ②着カレンミロティック ③着ヴィルシーナ |
1 9 8 |
前走1番人気馬が不在の平地G1では、結局、
1番人気馬が勝利を収めています。ただ、②着には9~13番人気馬が入っていて、3レースのうち2レースでは③着も人気薄(7~8番人気馬)です。
前走1番人気馬が不在の時はヒモ荒れが起こりやすいようですから、今年の
高松宮記念もそのような視点で臨んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに、昨年以降の
古馬の芝1200m重賞では、勝ち馬は6枠以内から出ていて、1~3番人気で優勝した馬はいずれも真ん中の枠だったというデータがあります。
【2017年以降の古馬混合の芝1200m重賞】
枠順 |
着別度数 |
1~3番人気 |
1枠 |
[1.2.0.17] |
[0.1.0.1] |
2枠 |
[1.1.3.15] |
[0.1.0.4] |
3枠 |
[1.2.1.17] |
出走なし |
4枠 |
[3.2.2.17] |
[2.0.1.4] |
5枠 |
[4.0.2.18] |
[4.0.1.2] |
6枠 |
[2.1.1.20] |
[1.0.0.2] |
7枠 |
[0.4.1.23] |
[0.2.0.6] |
8枠 |
[0.0.2.26] |
[0.0.0.4] |
優勝馬12頭は
1~6枠で、そのうち
1~3番人気で勝利した7頭は4~6枠です。今年の高松宮記念で1番人気馬が勝つと想定するなら、その馬は4~6枠に入ってほしいところですかね!?
なお、中京芝は今週から
Bコースでの施行となるのでご注意ください。3月24日~25日に行われる3場(中山、阪神、中京)の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
3月24日~25日
場所 |
芝 |
中山 |
Aコース・5週目 |
阪神 |
Aコース・5週目 |
中京 |
Bコース・1週目 |
3月24日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
中山9R |
ミモザ賞 |
[0.0.1.11] |
中山10R |
春風S |
[1.2.2.24] |
中山11R |
日経賞 |
[0.1.2.16] |
阪神9R |
君子蘭賞 |
[1.2.2.9] |
阪神10R |
天神橋特別 |
出走ナシ |
阪神11R |
毎日杯 |
[0.1.1.20] |
中京10R |
大寒桜賞 |
[0.0.0.3] |
中京11R |
名古屋城S |
[1.0.1.13] |
中京12R |
岡崎特別 |
[0.0.0.24] |
3月25日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
中山9R |
両国特別 |
[0.0.1.6] |
中山10R |
美浦S |
[2.3.3.14] |
中山11R |
マーチS |
[2.0.1.30] |
阪神9R |
四国新聞杯 |
[0.0.1.15] |
阪神10R |
淀屋橋S |
[1.3.1.27] |
阪神11R |
六甲S |
[0.0.1.20] |
中京9R |
刈谷特別 |
[1.3.1.23] |
中京10R |
熊野特別 |
[1.0.1.16] |
中京11R |
高松宮記念 |
[0.0.2.30] |
中京12R |
鈴鹿特別 |
[0.0.2.26] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆美浦S(1600万、中山芝2000m)美浦Sでの穴ぐさ💨は
[2.3.3.14](複勝率36.4%)で、複勝回収率は
209%です。
ハンデ戦として行われた時も含めて③着以内に入った穴ぐさ💨は8頭で、そのうち6頭は5~6歳馬で、同じく8頭中6頭は
中山芝で勝ったことがありました。8頭はいずれも前走が中山以外で⑤着以下だったので、
中山実績馬の巻き返しに注意しましょう。
☆注目レース☆君子蘭賞(500万、阪神芝外1800m)君子蘭賞での穴ぐさ💨は
[1.2.2.9](複勝率35.7%)で、複勝回収率は
294%です。
馬券に絡んだ5頭は前走が芝で⑤着以下でしたが、いずれも
中3週以内の臨戦で、5頭中4頭は近3走以内に勝ち鞍がありました。5頭中3頭は前走がOPだったので、順調に使われていて、自己条件戻りの馬がいたら侮らないようにしましょう。
■ちなみに…■高松宮記念での穴ぐさ💨は[0.0.2.30]で、
日経賞では[0.1.2.16]、
毎日杯では[0.1.1.20]、
マーチSでは[2.0.1.30]です。
高松宮記念は過去10年の勝ち馬が1~5番人気で、7番人気以下で③着以内に入った馬は4頭です。その4頭は近2走以内に
芝1200mの重賞で連対歴があったので、そのような馬が人気薄で放置されていたら注目しましょう。
4頭のうち3頭は馬体重が
500㎏以上で、新装後の中京での
高松宮記念では、6年中5年で500kg以上の馬が連対圏に入っているので、馬格のある馬もマークが必要でしょう。
過去10年の
日経賞では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、いずれも前走が
重賞で、7頭中6頭は前走がG1~G2でした。激走馬7頭は
4~6歳の牡馬で、7頭中6頭は
芝2200m以上での勝ち鞍がありました。7頭中4頭は芝2200m以上で2勝以上をマークしていたので、長距離実績をチェックして臨みましょう。
過去10年の
毎日杯では7番人気以下で③着以内に入った馬が5頭で、いずれも父か母父が
ミスプロ系です。5頭はいずれも
中5週以内の臨戦で、前走が④着以内でした。5頭中4頭は道悪芝かダートで勝ち鞍があったので、パワーが感じられるタイプを選ぶと良さそうです。
過去10年の
マーチSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、昨年は穴ぐさ💨で
【A】評価だった
アルタイルが③着に食い込みました。激走した9頭は
5~7歳馬で、そのうち6頭はハンデ54~55㎏で、残りの3頭はハンデ57.5~58kgです。
2011年以降に激走した7頭のうち6頭は
ダート重賞で馬券圏内に入ったことがあったので、実績あるベテランが侮れないでしょう。