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皐月賞はそれでも弥生賞組みから好走馬が出る!?

先週(4月7日~8日)の穴ぐさ💨は[7.10.8.85](複勝率22.7%)で、単勝回収率が141%、複勝回収率が127%でした。桜花賞は1~3番人気が馬券圏内を占める堅い決着になりましたが、ニュージーランドT【C】評価だったデルタバローズが③着に食い込みました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました。

桜花賞は、アーモンドアイがただただ強い競馬を見せましたね。ルメール騎手が騎乗するロードカナロア産駒というのは、皐月賞でのステルヴィオも該当しますが、果たして2週連続でのG1制覇となるでしょうか。

その皐月賞は、残念ながら昨年の2歳牡馬王者で弥生賞も勝ったダノンプレミアムが回避となりました。近年の皐月賞はずっと弥生賞勝ち馬が出走していたので、今年はちょっと珍しい年と言えそうです。

近30年(88年以降)の皐月賞では、弥生賞勝ち馬が不出走だった年は4回あり(89年、95年、96年、00年)、その4年の結果は次の通りです。

【89年皐月賞】
着順・馬名 人気 前走
①着ドクタースパート 3 スプリングS・2人③着
②着ウィナーズサークル 7 400万・1人①着
③着アンシストリー 2 弥生賞・3人③着

【95年皐月賞】
着順・馬名 人気 前走
①着ジェニュイン 3 若葉S・2人①着
②着タヤスツヨシ 4 若葉S・1人⑤着
③着オートマチック 11 弥生賞・4人④着

【96年皐月賞】
着順・馬名 人気 前走
①着イシノサンデー 4 弥生賞・1人③着
②着ロイヤルタッチ 1 若葉S・1人②着
③着メイショウジェニエ 9 スプリングS・3人⑤着

【00年皐月賞】
着順・馬名 人気 前走
①着エアシャカール 2 弥生賞・4人②着
②着ダイタクリーヴァ 1 スプリングS・1人①着
③着チタニックオー 13 弥生賞・9人⑥着

この4年で優勝したのは、4番人気以内の馬です。ただし、1番人気は[0.2.0.2]で、制したのは2~4番人気馬となっています。

馬券圏内に入った馬の前走を見てもらえば分かると思いますが、前走・弥生賞組みは、勝ち馬の出走がなくても、②~④着に入った馬が③着以内に入っています。今年の場合で言えば、②着ワグネリアン、③着ジャンダルム、④着サンリヴァルが該当しますね。

また、この4年はいずれも③着以内に1~4番人気の2頭が入り、7番人気以下の馬も馬券に絡んでいます。今年も人気薄が③着以内に1頭だけ入る形になるかもしれないですね。どうぞご注目を!

4月14日~15日に行われる3場(中山、阪神、福島)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

4月14日~15日
場所
中山 Bコース・3週目
阪神 Bコース・3週目
福島 Aコース・2週目

4月14日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
中山9R 山藤賞 出走ナシ
中山10R 下総S [1.0.1.21]
中山11R 中山グランドジャンプ 出走ナシ
中山12R 利根川特別 [2.0.3.20]
阪神9R 蓬莱峡特別 [0.0.2.12]
阪神10R 陽春S [0.0.3.29]
阪神11R アーリントンC [1.2.2.20]
福島10R 雪うさぎ賞 [1.1.2.22]
福島11R ラジオ福島賞 [2.2.0.22]
福島12R 飯盛山特別 [3.1.1.18]

4月15日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
中山8R 袖ケ浦特別 [0.0.0.17]
中山9R 鹿野山特別 [1.2.2.14]
中山10R 京葉S [0.1.6.20]
中山11R 皐月賞 [2.2.1.28]
中山12R 春興S [0.0.3.12]
阪神9R 千種川特別 [1.3.0.24]
阪神10R 難波S [1.0.1.23]
阪神11R アンタレスS [2.0.1.29]
福島10R 医王寺特別 [2.1.0.23]
福島11R 福島民報杯 [2.2.4.20]
福島12R 奥の細道特別 [1.1.0.17]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
皐月賞(G1、中山芝2000m)

皐月賞での穴ぐさ💨は[2.2.1.28](複勝率15.2%)で、複勝回収率は160%です。一昨年は【A】評価だったディーマジェスティが①着、昨年は【C】評価だったアルアインが優勝しています。

馬券圏内に入った穴ぐさ💨は、07年②着のサンツェッペリン以外の4頭が父サンデー系で、その4頭は8~9番人気でした。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、いずれも前走が芝1800~2000mのOPで、連対圏に入っていたか1~5番人気に推されていました。前走が馬券圏外だった馬は2頭で、その2頭は重賞勝ち実績があったので、実績があるか前走好走馬を狙いましょう。

近10年のうち中山で激走した馬は7頭で、そのうち6頭は父か母父がサンデー系ですが、同じく7頭のうち6頭は母父か2~3代母の父がナスルーラの系統なので、そのような組み合わせの馬がいたら面白そうです。

注目レース
アーリントンC(G3、阪神芝外1600m)

アーリントンCでの穴ぐさ💨は[1.2.2.20](複勝率20.0%)で、複勝回収率は152%です。

馬券圏内に激走した5頭は、上がりのかかったレースでの勝利実績がありました。その実績は、京都芝1800m(レース上がり35秒8)、函館芝1800m(同37秒2)、中山芝1600m(同34秒8)、中山芝1200m(同35秒2)、新潟芝2000m(同36秒2)で、上がりのかかるコースで勝っていた馬が侮れなさそうです。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、6頭は馬体重が496kg以上でした。2011年以降に激走した5頭のうち4頭は前走でメンバー中3位以内の上がりを使っていたので、パワフルなタイプで、しっかりした脚を持っている馬に注目しましょう。

注目レース
福島民報杯(OP特別、福島芝2000m)

福島民報杯での穴ぐさ💨は[2.2.4.20](複勝率28.6%)で、複勝回収率は165%です。昨年はフェルメッツァが②着に入り、近4年連続で馬券に絡む馬が出ています。

馬券圏内に入った穴ぐさ💨は8頭のうち6頭が関西馬で、8頭のうち5頭が6歳以上です。8頭中7頭は芝OPで③着以内に入ったことがあり、6頭は芝重賞で馬券に絡んだことがあったので、実績あるベテランを侮らないようにしましょう。

注目レース
京葉S(OP特別、中山ダート1200m)

京葉Sでの穴ぐさ💨は[0.1.6.20](複勝率25.9%)で、複勝回収率は132%です。昨年はカジキが③着に入り、穴ぐさ💨のいた近5年連続で馬券に絡む馬が出ています。

③着以内に入った穴ぐさ💨は5~8枠の牡セン馬で、7頭のうち5頭は馬体重が496kg以上でした。大型で外をスムーズに走れそうなタイプが狙い目になりそうです。

注目レース
鹿野山特別(1000万、中山芝2000m)

鹿野山特別での穴ぐさ💨は[1.2.2.14](複勝率26.3%)で、複勝回収率は157%です。

激走した穴ぐさ💨は4~6歳の関東所属の牡馬で、いずれも中山での好走歴がありました。5頭のうち4頭は過去に好走歴があった騎手とのコンビだったので、実績ある人馬をチェックしておきましょう。

ちなみに…
アンタレスSでの穴ぐさ💨は[2.0.1.29]で、昨年は【B】評価だったロワジャルダンが③着に入りました。馬券に絡んだ穴ぐさ💨は父か母父がミスプロ系の5~6歳馬でした。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が5頭いて(5頭中3頭は京都での施行時)、そのうち4頭は近3走以内に③着以内の好走歴がある父ミスプロ系です。ミスプロ内包馬をマークしておきましょう。