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フローラSも信頼度が高いのは1番人気よりも2番人気?

先週(4月14日~15日)の穴ぐさ💨は[2.8.6.97](複勝率14.2%)で、皐月賞【C】評価だったサンリヴァルが②着に食い込みました。優勝したエポカドーロは「◯(対抗)」評価で、馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

皐月賞では1~3番人気だった馬が馬券圏内に入れず、これは昨年に続いて2年連続の出来事となりました。ただ、昨年は皐月賞が5番人気⑤着だったレイデオロがダービーを勝ち、同②着は皐月賞が2番人気⑥着だったスワーヴリチャードでした。2年前のダービーを勝ったマカヒキも皐月賞が3番人気②着で、同②着のサトノダイヤモンドは皐月賞が1番人気③着でした。

皐月賞でのレイデオロの上がり(34秒0)はメンバー中2位で、マカヒキメンバー中最速(33秒9)サトノダイヤモンドメンバー中3位(34秒8)だったんですよね(スワーヴリチャードはメンバー中5位の34秒3)。前走の皐月賞でメンバー中上位の上がりを使って敗れていた馬がダービーで戴冠したケースは、2014年のワンアンドオンリー(皐月賞がメンバー中最速の上がり34秒3で④着)や2010年のエイシンフラッシュ(皐月賞がメンバー中3位の上がり35秒2で③着)も該当します。

近年のダービーは、皐月賞で速い上がりを使って差し届かなかった馬がよく台頭しているので、その意味では今年は、メンバー中最速の上がり(34秒8)で④~⑥着に敗れたステルヴィオキタノコマンドールグレイルはダービーでチャンスがあるんじゃないですかね。逆に言えば、近年の皐月賞はそういうレースになったとも言えそうです。

さて、今週はG1がひと休みで、重賞はフローラSマイラーズC福島牝馬Sが予定されています。近2年のフローラSの勝ち馬(モズカッチャン、チェッキーノ)は次走のオークスで②着に入っていますが、フローラS勝ちは12番人気(モズカッチャン)と3番人気(チェッキーノ)だったんですよね。今年のフローラSも、人気ではなく結果で、オークスの参考材料にしたいところです。

3歳牝馬の芝重賞は桜花賞以来になりますが、ご存知の通り、桜花賞は1番人気だったラッキーライラックが②着で、2番人気だったアーモンドアイが優勝しました。今年の3歳牝馬重賞(6レース)では1~3番人気が必ず連対圏に入っているものの1番人気は[1.1.0.4]で、連対したのはラッキーライラックだけとなっています。

【2018年の3歳牝馬重賞】
人気 着別度数
1番人気 [1.1.0.4]
2番人気 [3.1.1.1]
3番人気 [1.2.1.2]
4番人気 [0.0.1.5]
5番人気 [0.1.1.4]
6番人気以下 [1.1.2.56]

1番人気よりも2番人気の方が好成績です。過去10年のフローラSでは1番人気が[4.1.0.5]ですが、近4年は⑤⑧着なんですよね。近4年での2番人気は着という成績で、今年のフローラSも1番人気よりも2番人気に注目した方が良いかもしれません。

4月21日~22日に行われる3場(東京、京都、福島)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

4月21日~22日
場所
東京 Aコース・1週目
京都 Cコース・1週目
福島 Bコース・1週目

4月21日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 新緑賞 [0.0.0.3]
東京10R 府中S [3.2.0.15]
東京11R オアシスS [0.1.3.26]
京都9R あずさ賞 [0.0.0.6]
京都10R 六波羅特別 [1.0.0.14]
京都11R 彦根S [0.0.1.17]
福島10R 伏拝特別 [0.0.2.26]
福島11R 福島牝馬S [2.1.0.30]
福島12R 花見山特別 [1.0.0.13]

4月22日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 石和特別 [2.1.1.9]
東京10R 鎌倉S [0.1.3.25]
東京11R フローラS [2.0.3.27]
京都9R 比良山特別 [1.0.0.5]
京都10R 桃山S [0.3.4.16]
京都11R マイラーズC [1.4.2.22]
福島10R 燧ヶ岳特別 [1.0.1.14]
福島11R 福島中央テレビ杯 [2.2.1.25]
福島12R 桑折特別 [1.0.1.26]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
フローラS(G2、東京芝2000m)

フローラSでの穴ぐさ💨は[2.0.3.27](複勝率15.6%)で、複勝回収率は116%です。一昨年は【C】評価だったアウェイクが13番人気で③着、昨年は【B】評価だったモズカッチャンが12番人気で優勝しています。

馬券に絡んだ穴ぐさ💨は前走が未勝利戦か500万で、5頭中4頭は前走①着でした。2011年以降の4頭は馬番8番以内だったので、昇級でも内目の枠の馬は侮れないでしょう。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、そのうち6頭は10番人気以下です。9頭中7頭は馬番8番以内ですから、ひと桁馬番の馬は下位人気までしっかりチェックしましょう。激走した9頭は芝1800m以上での勝利実績があり、9頭中8頭は近3走以内に勝ち鞍がありました。中距離以上の実績も確認しておきましょう。

注目レース
マイラーズC(G2、京都芝外1600m)

マイラーズCでの穴ぐさ💨は[1.4.2.22](複勝率24.1%)で、複勝回収率は172%です。3年前は【穴ぐさ💨ワンツー】、2年前は【C】評価だったクラレントが③着、昨年は【A】評価だったヤングマンパワーが③着で、近3年はいずれも穴ぐさ💨が馬券圏内に入っています。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、一昨年のクラレント以外は近3走以内に芝で③着以内がありました。昨年のヤングマンパワーや一昨年のクラレントは馬体重が500kg以上で、2012年以降に京都で激走した5頭は484~520kgで、5頭中4頭は510kg以上です。9頭のうち7頭は4角3番手以内からの粘り込みですから、大型の先行馬が侮れないでしょう。

注目レース
府中S(1600万、東京芝2000m)

府中Sでの穴ぐさ💨は[3.2.0.15](複勝率25.0%)で、複勝回収率は158%です。

連対圏に入った穴ぐさ💨5頭は中2~8週の臨戦で、5頭のうち3頭が前走2200m以上です。距離短縮の臨戦ではなかった2頭も芝2200~2500mで勝ち鞍があったので、2000mよりも長めの距離での経験や実績をチェックしましょう。

注目レース
桃山S(1600万、京都ダート1900m)

桃山Sでの穴ぐさ💨は[0.3.4.16](複勝率30.4%)で、複勝回収率は146%です。昨年はマイネルオフィールが7番人気で③着に入りました。

③着以内に入った穴ぐさ💨は4~5歳の牡馬で、馬番1~8番でした。09年以降の6頭は中7週以内の臨戦で、その6頭中5頭は父か母父がミスプロ系サンデー系なので、そのようなタイプをマークしておきましょう。

注目レース
石和特別(1000万、東京芝外1800m)

石和特別での穴ぐさ💨は[2.1.1.9](複勝率30.8%)で、複勝回収率は219%です。昨年はニシノジャーニーが13番人気で勝利を収めました。

馬券に絡んだ穴ぐさ💨は中2~6週の臨戦で、父か母父がノーザンダンサー系です。4頭中3頭は前走でメンバー中3位以内の上がりを使っていたので、決め手のあるタイプにチャンスがありそうです。

ちなみに…
福島牝馬Sでの穴ぐさ💨は[2.1.0.30]です。過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭いて、2011年以降の7頭は4~6歳です。

10頭のうち8頭は近3走以内に③着以内の好走歴があり、10頭のうち7頭は4角2番手以内からの粘り込みだったので、前走着順に惑わされず、好調さを感じられる先行型をマークしておきましょう。