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安田記念はスタミナ型のノーザンダンサー系を持つ馬に追い風が!?

先週(5月26日~27日)の穴ぐさ💨は[7.3.5.66](複勝率18.5%)で、単勝回収率が118%でした。ただ、ダービー目黒記念で貢献できず、申し訳ありませんでした。

ダービー③着のコズミックフォースは穴ぐさ💨の検討対象ではありましたが、母ミクロコスモスが主に1600~1800mで活躍した馬で、2400mという距離に自信が持てませんでした。しかし、終わってみれば優勝したワグネリアンブロードアピールの牝系で、②着エポカドーロは母が短距離型のダイワパッションでした。

ペースがあまり上がらず、スタミナよりも瞬間的なスピードに長けたタイプに向くレースになった印象でした。皐月賞で先行した3頭のうち2頭が出走しておらず、ペースが緩みそうなことをもっと重視すべきだったと反省しています……。

今週は安田記念が行われます。登録馬を見渡すと、先行型があまり多くない印象ですが、ペースはどうなるでしょうか。

昨年はサトノアラジンが外から追い込みを決め、一昨年はロゴタイプが逃げ切り、3年前はモーリスが制しました。この3頭は父系が異なるものの、いずれもスタミナ型のノーザンダンサー系を持っていたんですよね。サトノアラジンは3代母の父がニジンスキーで、ロゴタイプは父がサドラーズウェルズ系モーリスは母父がサドラーズウェルズ系です。

スタミナ型のノーザンダンサー系を持つ馬がよく勝っている、という現象は、今春の東京芝1600mにおいても見られる傾向です。今春は東京芝1600mのレースが15回行われ、そのうち12レースでは、5代血統表内にサドラーズウェルズニジンスキーダンシングブレーヴフェアリーキングのいずれかを持つ馬が勝っています。

【2018年春の東京芝1600m】
日付
レース
好走馬 血統
5月26日
葉山特別
なし  
5月26日
500万
①着パンドラフォンテン 父母父父ニジンスキー
5月20日
500万
①着アメリカンワールド 父父父サドラーズウェルズ
5月19日
未勝利
①着アシェット 母父母父父ニジンスキー
5月13日
ヴィクトリアマイル
①着ジュールポレール 母父父フェアリーキング
5月13日
1000万
①着アドマイヤリアル 母父父ニジンスキー
5月12日
未勝利
①着マイネルプリンチペ 母母母父父ニジンスキー
5月6日
NHKマイルC
③着レッドヴェイロン 母父ダンシングブレーヴ
5月6日
湘南S
①着レッドオルガ 母父ダンシングブレーヴ
5月5日
未勝利
①着オルトルート 父父父父サドラーズウェルズ
4月29日
500万
①着ランウェイデビュー 母母父ダンシングブレーヴ
4月29日
未勝利
①着アヴィオール 父母母父ニジンスキー
4月28日
秩父特別
①着エイシンスレイマン 母母父父サドラーズウェルズ
4月28日
500万
③着スーパーブレイク 父母母父父ニジンスキー
4月22日
未勝利
①着ラカージェ 母母父父ダンシングブレーヴ

15レース中12レースで勝ち馬が出ていて、14レースで馬券に絡む馬が出ています。先週の葉山特別では好走馬が出ませんでしたが、同レースは11頭立てで超スローペースでした(レースの上がり3Fが33秒1)。多頭数のG1となれば、ペースがある程度上がって重要度が増すような気がしますが、どうでしょうか?

安田記念の登録馬で、上記の条件に該当するのは、ウインガニオン(母母父父ニジンスキー)、ウエスタンエクスプレス(父父フェアリーキング)、キャンベルジュニア(父父フェアリーキング)、タワーオブロンドン(母母父サドラーズウェルズ)、ダッシングブレイズ(父父父サドラーズウェルズ)、ブラックムーン(母父父父ニジンスキー)、ペルシアンナイト(母母母父父ニジンスキー)、ムーンクエイク(母母父フェアリーキング)、モズアスコット(父父父サドラーズウェルズ)、リスグラシュー(母父母父サドラーズウェルズ)、レーヌミノル(母父母父父ニジンスキー)です。

該当馬は11頭もいますが、上位人気となりそうな馬は多くありません。今週末の東京芝1600m戦は、土曜日(2日)に5R新馬と12R500万の2レース、日曜日(3日)に5R新馬があり、11Rに安田記念を迎えます。どのような血統馬が勝つか、チェックしてみてはいかがでしょうか。

今週末からは東京&阪神の2場開催となります。6月2日~3日に行われる東京&阪神芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

6月2日~3日
場所
東京 Cコース・2週目
阪神 Aコース・1週目

6月2日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 国分寺特別 [0.1.0.2]
東京10R 稲村ヶ崎特別 [0.0.2.10]
東京11R 麦秋S [1.2.4.18]
阪神9R 戎橋特別 [1.2.1.16]
阪神10R 三木特別 [0.0.1.5]
阪神11R 鳴尾記念 [2.2.0.21]

6月3日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R ホンコンJCT [1.1.1.15]
東京10R 由比ヶ浜特別 [0.0.2.27]
東京11R 安田記念 [2.2.1.31]
東京12R 三浦特別 [0.4.1.15]
阪神9R 城崎特別 [0.0.0.12]
阪神10R 洲本特別 [0.2.0.9]
阪神11R グリーンS [1.1.2.5]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
グリーンS(1600万、阪神芝外2400m)

グリーンSでの穴ぐさ💨は[1.1.2.5](複勝率44.4%)で、複勝回収率は223%です。2015年以降は3年連続で穴ぐさ💨が馬券に絡んでいて、昨年はシホウが勝利を収めました。

馬券圏内に入った3頭は6歳牡馬で、ハンデが55kgでした。3頭はいずれも芝2400mでの勝ち鞍がありませんでしたが、それぞれの父がジャングルポケットアドマイヤジャパンキングカメハメハなので、ダービーや菊花賞で好走した馬の産駒に注意しましょう。

注目レース
麦秋S(1600万、東京ダート1400m)

麦秋Sでの穴ぐさ💨は[1.2.4.18](複勝率28.0%)で、複勝回収率は148%です。穴ぐさ💨のいた9年中7年で馬券に絡む馬が出ています。

③着以内に入った7頭は5~7歳馬で、07年以降の激走馬6頭は父か母父がミスプロ系ノーザンダンサー系です。7頭中5頭は前走が馬券圏外でしたが、同じく7頭中5頭は東京ダートで勝ち鞍があったので、東京実績馬は前走着順に惑わされずに注目しましょう。

注目レース
洲本特別(1000万、阪神ダート1400m)

洲本特別での穴ぐさ💨は[0.2.0.9](複勝率18.2%)で、複勝回収率は156%です。昨年はメイショウボンロクが13番人気で②着に食い込みました。

連対した2頭は父か母父がミスプロ系で、前走が⑥~⑦着でしたが、上がり36秒6を計時して0秒3~0秒7差でした。2頭は中2~3週の臨戦でもあったので、順調に使われている馬で、前走着差や前走の上がりタイムに着目して取捨するのが良さそうです。

ちなみに…
安田記念での穴ぐさ💨は[2.2.1.31]で、鳴尾記念では[2.2.0.21]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、安田記念が13頭、鳴尾記念が8頭です。

安田記念で激走した13頭のうち、8頭は前走③着以内で、残りの5頭のうち4頭は芝G1で③着以内に入ったことがありました。2014年以降の激走馬6頭は6~7歳で、ベテランが侮れないレースになっています。

2013年以降に激走した7頭は父か母父がサンデー系で、その7頭のうち6頭は父と母父がサンデー系&ノーザンダンサー系という組み合わせです。激走馬の13頭中9頭は偶数馬番で、13頭中10頭は馬体重が494kg以上だったので、大型で偶数馬番に入った馬にも注意しましょう。

鳴尾記念で激走した7頭のうち6頭は父か母父がサンデー系で、2000m戦での激走馬6頭は5~7歳の牡馬です。その6頭のうち5頭は阪神芝500万以上で勝ち鞍があったので、阪神実績馬は近走成績をあまり気にせずマークしておきましょう。