マーメイドSで再び人気薄の優勝がある!?
先週(6月2日~3日)の穴ぐさ💨は
[2.2.3.73](複勝率8.8%)で、
安田記念で
【B】評価だった
モズアスコットが差し切って優勝してくれました!
NHKマイルCでは
【A】評価だった
ケイアイノーテックが勝ち、
ヴィクトリアマイルでは
【B】評価だった
ジュールポレールが優勝。そして、今回の
安田記念での
モズアスコットの勝利で、今春の
東京芝1600mのG1はいずれも
穴ぐさ💨【A】~【B】の優勝となりました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!
モズアスコットについては、馬自身の能力よりも、初の連闘でテンションが上がらないかを心配していたのですが、パドックでも落ち着いて周回し、レースでは道中で前がごちゃついて下がる場面がありながら、直線で内から差し込んでくれました。勝ち時計は
1分31秒3というタイレコードで、本当によく頑張ってくれました。
先週のこのコーナーでは、今春の東京芝1600mではスタミナ型の
ノーザンダンサー系を持つ馬がよく勝っていると記しました。
モズアスコットは父父父
サドラーズウェルズとして該当していることを明記しましたが、母母母父も
ニジンスキーで、父系にも母系にもスタミナ型の
ノーザンダンサー系を持っていたんですよね。加えて言えば、
ノーザンダンサーの4×5×5×5というクロスを持っていて、この
重厚さが連闘にも耐えうる資質につながったのでは?と思わせられます。
さて、今週と来週はG1がお休みで、今週末は
エプソムCと
マーメイドSが行われます。
エプソムCは2007年以降の11年連続で
1~5番人気が優勝していて、その連対馬の22頭中21頭が
1~5番人気(例外の1頭も6番人気)というレースですが、
マーメイドSは近10年中5年で6番人気以下の馬が勝っていて、近10年は
6番人気以下の馬が馬券に絡まなかったことがない波乱含みのレースです。
マーメイドSは牝馬限定のハンデ戦で、今年は16頭が登録しています。
ヴィクトリアマイル前にこのコーナーでお伝えしましたが、昨年6月以降の古牝馬の芝重賞は
多頭数だと上位人気馬が勝てていないので、
マーメイドSも多頭数となれば、
ひと捻りか
ふた捻りをして臨むのが良いのではないでしょうか。
昨年6月以降の
古牝馬の芝重賞では、次のような成績となっています。
【2017年6月以降の古牝馬の芝重賞】
人気 |
13頭立て以下 |
14頭立て以上 |
1番人気 |
[1.1.1.2] |
[0.2.1.3] |
2番人気 |
[1.1.0.3] |
[0.1.1.4] |
3番人気 |
[1.0.0.4] |
[0.1.1.4] |
4番人気 |
[1.1.1.2] |
[0.0.0.6] |
5番人気以下 |
[1.2.3.36] |
[6.2.3.63] |
14頭立て以上の時は、6レースすべてで
5番人気以下の馬が優勝しています。その6頭は5~8番人気だったので、
マーメイドSでもどうぞ参考にしてください。
6月9日~10日に行われる東京&阪神の
芝の使用コースと
特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。
6月9日~10日
場所 |
芝 |
東京 |
Cコース・3週目 |
阪神 |
Aコース・2週目 |
6月9日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
八王子特別 |
[0.1.1.9] |
東京10R |
江の島特別 |
[0.1.2.14] |
東京11R |
アハルテケS |
[2.1.1.20] |
阪神9R |
鶴橋特別 |
[0.0.0.4] |
阪神10R |
三田特別 |
[1.2.0.9] |
阪神11R |
安芸S |
[0.1.0.32] |
6月10日
場所 |
レース名 |
穴ぐさ💨 成績 |
東京9R |
小金井特別 |
[1.1.0.13] |
東京10R |
多摩川S |
[1.0.1.23] |
東京11R |
エプソムC |
[0.1.3.29] |
阪神9R |
生田特別 |
[0.1.0.2] |
阪神10R |
加古川特別 |
[0.0.0.15] |
阪神11R |
マーメイドS |
[0.3.2.29] |
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。
☆注目レース☆アハルテケS(OP特別、東京ダート1600m)アハルテケSでの穴ぐさ💨は
[2.1.1.20](複勝率16.7%)で、複勝回収率は
121%です。ダート1600mの時に限ると[1.1.1.15](複勝率16.7%、複勝回収率137%)で、昨年は①着メイショウウタゲ、③着チャーリーブレイヴという
【穴ぐさダブル】でした。
ダート1600mで馬券に絡んだ3頭は父か母父が
ミスプロ系の牡セン馬で、
ハンデ55~56kgでした。3頭は前走⑧着以下でしたが、2~3走前に③着以内の好走歴があったので、前走で人気を落としているタイプに注意しましょう。
☆注目レース☆三田特別(1000万、阪神芝外2400m)三田特別での穴ぐさ💨は
[1.2.0.9](複勝率25.0%)で、複勝回収率は
103%です。
連対した3頭は
ハンデ52~54kgの3~5歳の牡馬で、母父か母母父が
ノーザンダンサー系です。いずれも前走が③着以内で、中3週以内の臨戦だったので、こちらは好調さが感じられるタイプが良さそうです。
☆注目レース☆江の島特別(1000万、東京芝1600m)江の島特別での穴ぐさ💨は
[0.1.2.14](複勝率17.6%)で、複勝回収率は
100%です。
馬券圏内に入った穴ぐさ💨は4~5歳で、
中2~3週の臨戦でした。いずれも4角7番手以下からの差し込みでしたが、前走が2ヶ月以上空いていたので、使われての良化が見込める差しタイプに注意を払いましょう。
■ちなみに…■エプソムCでの穴ぐさ💨は[0.1.3.29]で、
マーメイドSでは[0.3.2.29]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、
エプソムCが5頭、
マーメイドSが14頭です。
エプソムCでの激走馬5頭はすべて③着で、5頭中4頭は7~8歳馬です。5頭はいずれも芝重賞での好走歴があったので、
実績あるベテランに注意した方が良さそうです。
激走馬5頭のうち、2010年以降の4頭は
馬番1~4番だったので、馬場の内側が荒れていても、距離ロスなく走れる馬は侮らないようにしましょう。
マーメイドSで激走した馬は、5歳が8頭、6歳が5頭、7歳が1頭で、
5~6歳が多くなっています。14頭のうち11頭はハンデ53kg以下で、ハンデ53kg以下で5~6歳だった馬が10頭です。
激走馬14頭は、鞍上がすべて
乗り替わりでした。ただ、テン乗りだったのは5頭で、9頭の鞍上は以前に騎乗歴がありました。9頭のうち6頭は以前に③着以内に入ったことがあるコンビだったので、好走歴があるかどうかはチェックして臨むと良さそうです。