穴ぐさ長者への道
今週の長者は“困った時の千直の外枠”
文/藤山剣
鉄板のはずの軸馬が不発で、穴ぐさダブル激走をモノにできず…。先週はこんな作戦でした。
【作戦&買い目】
レパードSで、グレートタイムから穴ぐさへのワイド
的中なし
外枠がアダになったのか、それとも連戦の疲れがあったのか、軸にしたグレートタイムは、直線で伸びを欠き⑥着。過去9年で、1番人気は4着以下なし。さらに、前走ジャパンダートダービー組は毎年必ず1頭が馬券圏内。この条件を両方満たしており、鉄板のはずだったグレートタイム…。
過去のデータはあくまで過去のデータでしかないということですね。それはわかってるんですが、なにもこのタイミングで途切れなくてもいいのに。穴ぐさの2騎(10番人気ヒラボクラターシャ、9番人気ビッグスモーキー)が激走しただけに、もったいないことをしました。
まあ、救いはもう1頭のジャパンダートダービー組のドンフォルティスも④着だったことですかね。2択で選ばなかったので、これが③着に来ていたらさらに猛烈な後悔に襲われていたところでした。
ただ、なんやかんや言っても、馬券がハズレたことに変わりなし。これで5連敗となり、6月の快進撃でプラス域に浮上していた今年の収支も、またマイナス圏に沈んでしまいました。ここで踏ん張らないと。
そして、編集部馬券も的中なし。
【作戦&買い目】
◆3連単フォーメーション
【1枚目】
①着欄:1~2番人気
②着欄:穴ぐさ以外の9番人気以内
③着欄:穴ぐさ
【2枚目】
①着欄:1~2番人気
②着欄:穴ぐさ
③着欄:穴ぐさ以外の9番人気以内
(穴ぐさがすべて9番人気以内の場合、買い目は60点)
勝負レースはこちら。
・日曜新潟11RレパードS(ダート1800m)
・日曜新潟12R500万(芝1400m)
レパードSは5番人気のグリム、最終も4番人気のニシノウララが勝ち、パターンにはハマらず。上でも紹介したようにレパードSは、②&③着が穴ぐさ。こちらも惜しい結果となってしましましたね。
さて、今週は関屋記念とエルムSの2重賞。どちらも上位拮抗の顔ぶれで、絞りづらく感じます。それなら、困ったときの千直の外枠、ということで、日曜日の新潟12Rの500万で勝負!
今夏の新潟開催4日間で、先週までに千直のレースは4クラ行われていますが、8枠の馬はすべてのレースで1頭以上が③着以内に入っていて、トータル[3.2.1.5](複勝率54.5%)と猛威を振るっています。ただ、その中身を見てみるとこんな感じ。
4番人気以内
[3.2.1.1]
それ以外
[0.0.0.4]
言うなれば、人気馬がきっちりと責任を果たしているという至極まっとうな状況。とはいえ、しっかりした軸が想定できるというのはありがたい話です。
というわけで馬券は、8枠の4番人気以内を軸にして、穴ぐさに流すワイドで。18頭立てなので、8枠は3頭。4番人気以内が1頭ならその馬の1頭軸、2頭が該当すれば2頭軸で、3頭とも4番人気以内だった場合は、上位人気の2頭を軸にします。
もし1~4番人気が1頭もいない場合は、その中でもっとも人気の馬と、8枠の次に成績の良い6枠の2頭のうち人気の方をチョイスし、2頭軸でいきます。
そして編集部馬券は、引き続き3連単フォーメーション2枚作戦で、こちらの2本勝負。
・土曜小倉12R500万
・日曜新潟12R500万
担当者は
「先週は過去傾向からハマりそうなレースを選んだものの、上手くいきませんでした。その裏で、最終レースの芝の短距離戦(HBC賞、筑紫特別)が当たる形になっていたので、今週は芝の短距離戦を狙ってみます。新潟芝直1000mはアイビスサマーダッシュでもハマッたので、再現がないでしょうか……」
とのこと。
ちなみに、今夏の千直の穴ぐさは[0.0.1.11]。馬券圏内はそのアイビスサマーダッシュのナインテイルズ(8番人気③着)のみというのは気になるところではあります。まあでも、ここまでに溜め込んだパワーを発揮して、うまく噛み合ってくれることを信じます!
自信が持てず勝負レースにはしませんでしたが、関屋記念は馬券的には面白そうなメンバー。人気も割れそうで、穴ぐさの出番は十分。まずは関屋記念をなんとか当てて、気分よく最終に臨みたいと思います。では、今週も頑張りましょう!!