穴ぐさ長者への道
今週の長者は荒れるレース・オパールSで勝負!
文/藤山剣
軸馬の1頭は粘ってくれましたが、穴ぐさとは噛み合わず…。先週はこんな作戦でした。
【作戦&買い目】
スプリンターズSで、ナックビーナスとラブカンプーから穴ぐさへのワイド&3連複
的中なし
ハナを切ったのは穴ぐさのワンスインナムーン。前半の600mが33秒0ですから、稍重の馬場を考えればなかなかのペース。それを早めに追い上げたのが、軸馬のナックビーナスとラブカンプーで、直線半ばでは、この3頭で決まったかという隊列に。一瞬で「ワイドダブルと3連複で総取りか!?」と脳内コンピュータが皮算用をしました。しかしその直後、外と内からファインニードルとラインスピリットが差し込んできて終了…。いやぁ、ゴール前は久々にアツくなりました。
②着のラブカンプーは、使い詰めにもかかわらずよく粘りました。3歳牝馬ということで、若さがあふれているということもあるんでしょう。自身、8回目の②着ですが、そのうち5回がOPクラスでのもの。今後も、スプリント界を盛り上げてくれそうな1頭です。
と、微妙に惜しいレースではありましたが、結局は当たり馬券を手にできず。これで8月後半から7連敗となり、赤字額も徐々に膨らんできています。ここらで踏みとどまらなければ…。
そして、編集部馬券も的中なし…。
【作戦&買い目】
◆3連単フォーメーション
【1枚目】
①着欄:1~2番人気
②着欄:穴ぐさ以外の9番人気以内
③着欄:穴ぐさ
【2枚目】
①着欄:1~2番人気
②着欄:穴ぐさ
③着欄:穴ぐさ以外の9番人気以内
(穴ぐさがすべて9番人気以内の場合、買い目は60点)
勝負レースはこちら。
・日曜中山10R勝浦特別(1000万・芝1200m)
・日曜中山11RスプリンターズS(芝1200m)
勝浦特別は、3頭の穴ぐさが②~④着を占めるという絶好の波乱決着ながら、勝ったのは4番人気。スプリンターズSは、1番人気のファインニードルが勝利するも、穴ぐさ不在。当たってそうで、絶妙に当たっていないという残念な結果になってしまいました…。
さて、今週からは東京&京都開催となり、いよいよ秋競馬も本番突入! 土曜日には東京で2歳のマイル戦・サウジアラビアRC、そして日曜日は毎日王冠、月曜日に京都大賞典という、充実の3日間開催となっています。
いずれも注目馬揃いの気になる3重賞ではありますが、3つとも頭数が少なめ。それなら、日曜日の京都メイン、オパールS(OP・芝1200m)を狙ってみます。この時期のスプリント戦に定着してから8年、ハンデ戦となったのはここ2年ですが、その8回のうち、上位3頭を6番人気以内が独占したことは1回もないという荒れるレース。勝負のしがいがあります。
軸は2頭。1頭目はトゥラヴェスーラです。過去8年を年齢&性別で見ると、勝ち馬こそ出ていないものの3歳牡馬が[0.2.1.5](複勝率37.5%)と好成績。さらに、前走がキーンランドCで8番人気以内だった牡馬は4頭いて、[1.2.1.0]とすべて馬券に絡んでいます(該当するのはこの馬だけ)。やや重箱の隅的なデータではありますが、2走前の葵Sではラブカンプーと同着の②着。ここでも足りる実績は残している馬です。
2頭目はセカンドテーブルです。今年に入って③着以内と④着以下を交互に繰り返している馬ですが、7ヵ月ぶりだったシルクロードS⑦着以外は、勝ち馬から0秒5差以内と堅実。前走の北九州記念は、スタート直後に両サイドから挟まれてしまい、本来の先行策がとれなかったにもかかわらず⑤着まで詰めてきていました。調子は悪くないはず。そもそも、芝1200mのOP特別は[1.3.3.2]と地力上位と言ってもいい存在ですから、人気が落ちそうな今回は狙い目ではないかと。
馬券は、この2頭から穴ぐさへのワイドを本線で。あとは枠順やオッズを見つつ、他の券種も視野に入れます。
そして編集部馬券は、引き続き3連単フォーメーション作戦で、こちらの2本勝負。
・日曜京都11RオパールS(OP・芝1200m)
・日曜東京12R1000万(ダ1400m)
担当者は
「多頭数で距離短めのレースの中から荒れそうなところを狙います!」
とのこと。
今週もオパールSが共闘。穴ぐさの激走があるかどうか、ご注目ください!
先週の台風24号に続いて、今週も25号が接近中。木曜日夕方時点で、オパールSが行なわれる日曜日の京都地方の天気予報は「曇時々雨・降水確率50%」。これって、「雨が降るか降らないかの判断はそちらにおまかせします」と一緒じゃないですか!? まあ、そうとしか言いようのない状況なんでしょうが…。とにかく、我々にできるのは空を見守るのみ。なんとか無事に競馬が行なわれることを願います! では、今週も頑張りましょう!!