穴ぐさ長者への道
ダービーももちろん楽しみですが、長者の勝負レースはあえての富嶽賞
文/藤山剣
またもオッズ変動の落とし穴に転落…。先週はこんな作戦でした。
【作戦&買い目】
土曜日の新潟11R大日岳特別で、2番人気馬と、好成績だった「関西馬に関東騎手」のラニカイサンデーから穴ぐさへのワイド
的中なし
勝負レースだった大日岳特別は、こんな結果でした。
①着 ビリーバー (2人気)
②着 メイラヴェル (7人気・穴ぐさ)
③着 シセイヒテン (1人気)
④着 ズアー (3人気)
作戦通りだとズバリ的中…のはずなんですが、締め切り直前に2番人気と3番人気が入れ替わりハズレ…。
オッズの行方は、ビリーバーとズアーが2&3番人気を競り合うという状況。こんなときには、マークカードを2枚準備して、締め切りを待つんです。今回も、スマホのJRA-VANアプリのオッズ画面を小刻みにリロードしながら待機。締め切り2分前ぐらいに、ズアーが5.0倍で2番人気、ビリーバーが5.9倍で3番人気ぐらいの表示となったので「さすがにもう入れ替わることはないだろう」とズアーを買い目に入れた方のマークカードを券売機に投入したわけです。
レースは、先に抜け出したビリーバーに、差したメイラヴェル、3番手で粘るズアーを、ゴール寸前でシセイヒテンが交わして③着に浮上するという展開。この③着争いはかなり際どく、リプレイで見てようやく判別できるレベル。
つまり、惜しいところでハズレになってしまったわけで…。「ビリーバーが2番人気だったらなぁ」と思いながらウインズをあとにした(この時点でまだビリーバーを3番人気だと思っていた)わけですが、帰宅して改めてレース結果を見てみると、ビリーバーが2番人気でズアーが3番人気なってるじゃありませんか!? しかも、5.0倍と5.9倍と、締め切り前に見てた数字とまったく逆に。
一瞬、自分が勘違いして馬券を買ってしまったのかと焦りましたが、「時系列オッズ」を見てみると、締め切り直前で入れ替わった模様。これをやられると、もうお手上げです…。いや、ズアーが③着争いをしのいでくれてたら…。
3月のダービー卿CTでは、締め切り前のオッズの上下動が吉と出て、的中が転がり込んできてはいますが、あのときの回収額は1万2810円、今回、ビリーバーを軸で買ってたら3万6720円が得られてたんです。なんか割に合わないなぁ、と。まあ、いっても詮なきことですが…。
結局、4週連続で裏開催の新潟で勝負し、そのうち穴ぐさ激走に3回遭遇しながら、1回も的中できないという体たらく。これで勝負なし週を挟んで6連敗となり、収支もマイナスゾーンに沈んでしまいました。ここらで食い止めないと。
そして、編集部馬券も的中ならず…。
【作戦&買い目】
3連単フォーメーション
<1枚目>
①着:1&2番人気
②着:穴ぐさ以外の9番人気以内
③着:穴ぐさ
<2枚目>
①着:1&2番人気
②着:穴ぐさ
③着:穴ぐさ以外の9番人気以内
<3枚目>
①着:1&2番人気
②着:穴ぐさ
③着:穴ぐさ
穴ぐさがすべて9番人気以内の場合、点数は72点。
勝負レースはこちら。
・日曜京都9R500万(芝1200m)
1番人気のレジーナファーストが勝利を収めたものの、②着が5番人気、③着が4番人気と、穴馬の出番なし。当然ながら馬券は撃沈となってしまいました…。
さて、今週はいよいよ日本ダービー。皐月賞を見る限り、3強決着の可能性が高そうな感じもするので、個人的な参戦にするとして、勝負は土曜日の東京9R富嶽賞(1000万・ダ1400m)でいきます。
今年に入って、勝負レースはずっと芝のレースでした。ダートを避けてきた最大の理由は、馬場状態が読みにくいからです。ひと雨あれば、芝以上に状況がガラッと変わるのがダート。木曜日の段階で、それが判断しにくい週が今年は多かった気がします。
今週末の東京は晴れ予報で、まず良馬場になるはず。狙った馬がしっかり力を出せそうなので、ここをターゲットに。
軸はスズカゴーディーで。末脚の破壊力は現級随一ながら、かなりの確率でスタートで出遅れ。それが勝ち切れない要因でもあったわけですが、前走は石橋脩騎手とのコンビがマッチしたのか、好位につける軽快さを見せました。さすがに上がりタイムは、2~3走前のように34秒台は出なかったものの、レースぶりとしては進境があったんじゃないでしょうか。
引き続き同騎手なので、今回も期待できそう。東京ダ1400mは、[1.2.3.3]ですが、良馬場に限れば[1.0.2.1]と得意です。人気になりそうな馬たちの成績が不安定なので、穴が出る可能性も十分と見ました。
馬券は、スズカゴーディーを信頼して1頭軸とし、穴ぐさに流すワイドで。軸馬は人気サイドでも、3点買いならそこそこのリターンは見込めるのではないでしょうか。久々のダート戦で連敗脱出を目指します!
そして編集部馬券は、引き続き3連単フォーメーション3枚作戦で、こちらを勝負レースに。
・土曜京都11R葵S(重賞・芝1200m)
担当者は「葵Sでの穴ぐさは2014年以降の5年連続で馬券に絡んでいるので、しつこく京都芝1200mのレースを狙ってみます(笑)」
とのこと。うまく人気馬と絡む決着を期待しましょう!
まあ、富嶽賞よりも、葵Sよりも、ユーザーさんの興味は、当然ながらダービーでしょうね。上でも触れましたが、下馬評は3強対決、いや単勝はサートゥルナーリアにかぶる可能性も高そうで、細かく言えば1+2という図式が正しいのかもしれません。個人的には、皐月賞で不利があったヴェロックスが巻き返す可能性もけっこうあるように思いますが、どうなりますか。いずれにしても、全18頭が力を出し切って悔いのないレースとなることを願います。その前に土曜日の勝負レースにもご注目を! では、今週も頑張りましょう!!