穴ぐさ長者への道
穴ぐさが好調な東京ダ1600mの三浦特別を長者の勝負レースに指定!
文/藤山剣
拍子抜けするほど手応えがなかった勝負レースで…。先週はこんな作戦でした。
【作戦&買い目】
土曜日の東京9R富嶽賞で、スズカゴーディーから穴ぐさへのワイド
的中なし
勝負レースの富嶽賞では、末脚の確実性に加えて、ゲートに安定感が出てきたスズカゴーディーを軸に抜擢したわけですが、レースは直線半ばから買い目に入っていない先行2頭が後続を大きく引き離す展開。こうなると、ワイド馬券はもうゴールを待たずに紙くず同然…。スズカゴーディーも先団外め追走から、伸びずバテずの⑤着。的中ならず。
このところ、当たらずとも惜しいレースが続いていたので、ほぼ見せ場がないパターンは久しぶり。ただ財布が細っただけの富嶽賞でした。無念…。
そして編集部馬券も、出番なし。
【作戦&買い目】
3連単フォーメーション
<1枚目>
①着:1&2番人気
②着:穴ぐさ以外の9番人気以内
③着:穴ぐさ
<2枚目>
①着:1&2番人気
②着:穴ぐさ
③着:穴ぐさ以外の9番人気以内
<3枚目>
①着:1&2番人気
②着:穴ぐさ
③着:穴ぐさ
穴ぐさがすべて9番人気以内の場合、点数は72点。
勝負レースはこちら。
・土曜京都11R葵S(重賞・芝1200m)
3歳限定のスプリント重賞、葵S。ここは1番人気のディアンドルが勝利するも、②着の13番人気アスターペガサスが穴ぐさではなく、的中ならず…。「1or2番人気が勝って、②着か③着に穴ぐさが来ればだいたい的中」という狙いは、そこまでハードルが高い感じはしないんですが、なかなか吉報が届きません…。
さて、今週は東京競馬場5週連続G1のラスト、安田記念です。8戦7勝のアーモンドアイと7戦6勝のダノンプレミアムの一騎打ちとなるのか、注目の一戦。東京芝1600mの穴ぐさも成績は良いので気になるところですが、それ以上に穴ぐさが好調なのが東京ダ1600mなんです!
年明けから先週まで、東京ダ1600mの特別競走は8クラ行われていて、そのうち穴ぐさがいたのは7クラあったんですが、馬券に絡まなかったのは1クラだけ。あとの6クラは、すべて穴ぐさが③着以内に好走しているんです。
その不発だった唯一のレースが先週日曜日9Rの薫風S。1~3番人気馬が上位を独占するという堅い決着だったので、これはもう仕方ないところ。穴ぐさは③着とクビ差の④着でした。
今週は、日曜日の最終レースにこの「東京ダ1600mの特別競走」に合致する三浦特別(2勝クラス)が組まれているので、そこで勝負します!
軸をどうするか悩みどころですが、穴ぐさが激走した6クラの人気別成績を見てみると、2番人気が[2.1.2.1]と超好成績。なので、まず2番人気馬を第1軸に。
さらにデータを精査すると、やはり関西馬の強さが目に付きます。単純に関西馬というだけでも複勝率27.9%(関東馬は15.0%)、これに関西所属騎手が乗ったケースに絞ると複勝率42.9%までハネ上がります。
この「関西馬に関西所属騎手」に当てはまる馬がイベリア、ヴァルディノート、キクノウェスターと3頭いるんですが、イベリアとキクノウェスターは前走がふた桁着順。なので、前走⑥着のヴァルディノートを軸にチョイスします。東京ダ1600mも[0.0.2.1]と好走歴がある馬ですしね。
というわけで、馬券は2番人気馬とヴァルディノートの2頭を軸として、穴ぐさに流すワイドを本線に。あとは、オッズ次第で他の券種も加えようと思います。
そして編集部馬券は、引き続き3連単フォーメーション3枚作戦で、こちらのレースで勝負!
・日曜東京10R麦秋S(3勝クラス、ダート1400m)
担当者は
「1400mでの麦秋Sが16頭立てになったことは過去に3度あり、いずれも1~2番人気が勝ち、3回のうち2回で②~③着に穴ぐさが入っているので、相性は悪くないのかなと」
とのこと。
毎回この担当者コメントからは「ほぼ当たるっしょ!?」ぐらいの思いは感じるんですが、現実はそう甘くはないんですね。まあ、いずれにしてもそろそろいいところが見たいものです。
今週末は、東京、阪神ともに雨はなさそうな予報。道悪の心配は無用でしょう。せっかくアーモンドアイが凱旋出走するんですから、好天の中で走る姿を見たいですよね。
ちなみに、過去10年の安田記念で、1&2番人気馬がどちらも馬券圏内に入ったのは、①着ウオッカ、②着ディープスカイという結果だった2009年のみ。過去のデータからは、アーモンドアイとダノンプレミアムのワンツーというのは、簡単ではなさそうです。そんな安田記念だけでなく、その前の麦秋S、その後の三浦特別ともどもご注目いただければ! では、今週も頑張りましょう!!