穴ぐさ長者への道
穴ぐさがハイアベレージな阪神の芝短距離戦の3勝クラスを狙います!
文/藤山剣
まるっきり的外れな馬券で…。先週はこんな作戦でした。
【作戦&買い目】
日曜日の阪神9R甲東特別で、ヴィッテルスバッハから穴ぐさへのワイドと、さらにミトノマルーン、キュールエサクラをからめた3連複
的中なし
木曜日の出走馬確定段階では12頭立てでしたが、そこから土曜日の午前中の枠順発表までにピースマインドが回避し、最終的には11頭立てに。ピースマインドは、前走が現級④着ですから脅威を感じてた1頭。これはなかなかの追い風だ、と思ってたわけですが、結果は、軸馬3頭と穴ぐさ2頭がすべて④着以下という大惨敗。当然、馬券も不的中となってしまいました。
レースは、テンの3Fが37秒1という超スロー。前に行っていた組が、後続を完封するという展開でした。1.8倍の1番人気に推されていたヴィッテルスバッハは、後方から32秒7の上がりで差を詰めるも④着まで。
まあ、惜敗でも惨敗でもハズレには変わりなく、1円も戻ってこないのは同じ。せめて見せ場くらいは…、という思いもないことはないんですが、「この先、これ以上のハズレ方はない」と切り替えていくしかありません。
そして、編集部馬券も的中ならず。
【作戦&買い目】
3連単フォーメーション3枚
<1枚目>
①着:1&2番人気
②着:穴ぐさ以外の9番人気以内
③着:穴ぐさ
<2枚目>
①着:1&2番人気
②着:穴ぐさ
③着:穴ぐさ以外の9番人気以内
<3枚目>
①着:1&2番人気
②着:穴ぐさ
③着:穴ぐさ
穴ぐさがすべて9番人気以内の場合、点数は72点。
勝負レースはこちら。
・土曜日中山10RセプテンバーS(3勝クラス・芝1200m)
穴ぐさのエンゲージリングが②着に逃げ粘るも、勝ったのが5番人気のエスターテでは手も足も出ず。③~⑤着を3~1番人気が占めるというひとひねりが要求される結果。上位の着差は半馬身、半馬身、アタマ、半馬身という接戦だったので、もうちょっとでしたかね。
さて、今週はいよいよ秋G1の開幕カード、スプリンターズS。絶対王者がいない混戦メンバーで、波乱の可能性はかなり高そう。まあでも、穴ぐさを使って勝ちに行く当コーナーでは、穴ぐさの成績がいい阪神の芝から勝負レースをピックアップしたいと思います。
今週で阪神開催はいったん終わりなので、改めて精査したところ、いいのが見つかったんです。それが、阪神の芝短距離の3勝クラス(準OP)。
昨年来の阪神芝1200~1600mの3勝クラスの穴ぐさは、[6.4.3.17](複勝率43.3%)というハイアベレージで、なんと11レースのうち10レースで馬券に絡んでいます。単複の回収率は、428%と205%という高い数値。唯一、絡めなかったのが昨年9月の仲秋Sなんですが、そのときも穴ぐさのヤマカツグレースが④着(③着とクビ差)まではきていますからね。
今週は、土曜日の10Rに道頓堀S(3勝クラス、阪神芝1200m)が組まれているので、勝負はここで。
軸さえ間違えなければ、かなりの確率で当たり馬券を手にすることができそうな条件ですから、いつも以上に入念に軸馬をチョイスしてみました。
1頭目はジュランビルです。
前走の新潟日報賞(芝1400m)は、最後のひと伸びがなく⑥着。これまで芝1400mは[1.1.3.1]、芝1200mは[2.0.0.0]なので、距離が微妙にこたえたようにも見えました。さらには、初の左回りの影響があったのかもしれません。今回は走り慣れた右回りで、得意距離。前走から距離が同じか短縮時は[2.1.2.0]、距離延長時は[0.0.1.2]ですから、今回のほうが動ける条件が揃っていることは明らか。世代限定戦ながら重賞のファンタジーS、フィリーズレビューでともに③着という実績から、このクラスでも能力は見劣らない馬です。
2頭目はタイセイブレークです。
ここ2走は小倉芝1200mの現級戦で⑦⑦着。前有利の馬場ということもあって、あと一歩詰め切れないレースが続いています。ただ、3走前の水無月Sは③着で、それも含めて阪神芝1200mは①②③着とすべて馬券圏内に好走しているんです。しかも、①着時は重で③着時は稍重と、道悪にも対応しており、ひと雨ありそうな今週の馬場状態ともマッチしそう。近4走連続で3番人気以内の支持を集めていましたが、ここ2走のおかげで人気が落ちそうなのもいいですね。
馬券は、この2頭から穴ぐさへのワイドを本線に。あとは、オッズを見つつ他の券種の可能性も探ってみます。
近年の道頓堀Sは、堅く収まることも多かったんですが、その一因が少頭数。今年は16頭立てなので、なんとか荒れてほしいところです。
そして編集部馬券は、いつもの3連単フォーメーションで、こちらのレースで勝負。
・日曜中山11RスプリンターズS(G1、芝1200m)
担当者は
「スプリンターズSは穴馬の激走が続いていますし、穴馬が②~③着になるケースが多いので、懲りずに中山芝1200mで狙ってみます」
とのこと。
たしかに、人気薄が③着に入ることがとくに多いのがスプリンターズSで、過去10年のうち、中山で行なわれた9回では、③着馬9頭中8頭が7番人気以下。この枠に穴ぐさが滑り込めるようなら、的中の可能性がかなり高まります。ご注目ください!
ちなみに、スプリンターズSの個人的な注目馬はモズスーパーフレアです。春は連戦続きで、高松宮記念(⑮着)の頃にはお疲れモードだったような気がします。今回は休み明け2戦目で、まだまだ余力があるはず。得意の中山なら粘り込みがあるんじゃないかと。ここで勝負するためにも、まずは土曜日にしっかり当てなければ! では、今週も頑張りましょう!!