穴ぐさ長者への道
今週の長者は波乱の可能性がかなり高そうな桑名特別で勝負!
文/藤山剣
期待の軸馬不発で的中ならず…。先週はこんな作戦でした。
【作戦&買い目】
京阪杯で、モズスーパーフレアから穴ぐさへのワイドと、アイラブテーラー、アウィルアウェイ、エイシンデネブを絡めた3連複。
的中なし
過去10年、京阪杯の逃げた馬は連対率5割([4.1.0.5])の好成績ということで、馬券はハナ確実だったモズスーパーフレアから。狙い通り先手を取ってくれて直線に向いたんですが、残り200mあたりで息が上がってしまい、ズルズルと後退。結局、⑧着という結果に終わってしまいました…。
走破タイムの1分9秒6は、この馬のワースト。2歳の頃や稍重のとき、函館の洋芝での時計よりも遅かったんですから、これはもう力を出し切っていないことは明らか。その要因が、京都の荒れた馬場か、それとも初の斤量56kgか、テン乗りの松山騎手と合わなかったのか、本当のところは馬に聞いてみないとわかりませんが…。
②着には3連複の相手として指名していたアイラブテーラー、③着には穴ぐさのカラクレナイ。お膳立てはバッチリも、勝ったのは2番人気のライトオンキュー。的中までもうちょっとでしたね。
一方の編集部馬券も、的中ならず…。
【作戦&勝負レース】
3連単フォーメーション
<1枚目>
①着:1&2番人気
②着:穴ぐさ以外の9番人気以内
③着:穴ぐさ
<2枚目>
①着:1&2番人気
②着:穴ぐさ
③着:穴ぐさ以外の9番人気以内
<3枚目>
①着:1&2番人気
②着:穴ぐさ
③着:穴ぐさ
穴ぐさがすべて9番人気以内の場合、点数は72点。
勝負レースはこちら。
・土曜東京10R銀嶺S(3勝クラス、ダート1400m)
・日曜東京9Rシャングリラ賞(2勝クラス、ダート1400m)
両レースとも、穴ぐさは④着止まり。とくにシャングリラ賞は、2番人気のペイシャネガノが勝ち、②着にも4番人気のアイアムハヤスギルが粘って、受け入れ体制ができていただけに惜しいレースでした。
さて、今週からは中山&阪神&中京開催。いよいよ2019年の終わりも近づいてきました。メインレースは、ダートのG1チャンピオンズC。ただ、有力馬が5指に余るラインナップで、しかも木曜日までの雨によりダートは馬場状態も微妙。さすがに軸馬は絞れません。なので、いつもどおり穴ぐさの成績をチェックしつつ、芝コースの中から勝負レースをチョイスしていきます。
今開催3場の特別競走の穴ぐさ複勝率ベスト5は以下の通り(芝、2018年以降)。
_1.阪神芝1200m 29.2%[6.4.4.34]_
_2.中京芝1200m 24.5%[3.3.6.37]_
_3.阪神芝1400m 22.7%[5.3.2.34]_
_4.中京芝2000m 22.2%[2.4.4.35]_
_5.阪神芝1600m 21.7%[5.3.5.47]_
今週末の特別競走の中で、これらのデータを踏まえ、頭数も考慮すると、日曜日の中京9R桑名特別(1勝クラス・芝1200m)の一択。18頭立てで、波乱の可能性はかなり高そう。
突出した馬が不在で、かなりの混戦模様の桑名特別ですが、なんとか軸馬を2頭絞り出しました。1頭目はノーブルワークスです。ここまでキャリア6戦で[1.0.3.2]という成績ですが、④着以下の2走はダ1400mと芝1000m。芝1200mでは馬券圏外がなく、唯一の勝利も今回と同じ中京芝1200m。前走の飯坂温泉特別(福島芝1200m)は出遅れて最後方からとなってしまいましたが、大外から直線一気の追い込みで③着。クラス通用の脚は見せてくれました。ゲートをしっかり出れば好位からの競馬もできる馬なので、どんな展開になっても上位に食い込んできそう。
もう1頭はエピックガールです。ここ2走は現級戦で②④着。今回のメンバーで、近2走とも現級掲示板以内はこの馬だけ。安定感は随一の存在です。夏の函館以来、3か月ぶりの実戦ですが、そこは全国リーディング独走中で、休み明けもきっちり態勢を整えてくる安田隆行厩舎。仕上げに抜かりはないはず。マーフィー騎手も魅力です。
馬券は、上記2頭から穴ぐさへのワイドで。穴ぐさとうまく噛み合ってくれることを祈ります!
そして編集部馬券は、先週同様の3連単フォーメーション3枚作戦で、こちらのレースで勝負!
・日曜中山9R南総S(3勝クラス、芝1200m)
担当者は
「2017年以降に中山芝1200mでのハンデ戦は14レースが行われて、馬券圏内を1~5番人気が独占したのは2年前のこのレースだけになります。1~2番人気が勝利するかどうかは分かりませんが、ひとまず波乱含みであることは間違いないでしょうから、ここを狙ってみます」
とのこと。残り1か月、ひとつでも多く当てて悔いのない2019年にしたいですね。
今週末は、3場とも大きな天気の崩れはなさそう。ただ、芝は良馬場でしょうが、上でも触れたようにダートはどこまで乾いてくるか要注目。良発表となったとしても、チャンピオンズCのメンバーなら1分50秒を切る高速決着となる可能性はかなり高いので、そのあたりを念頭に置きつつ馬券を組み立てたいところです。では、今週も頑張りましょう!!