穴ぐさ長者への道
今週は荒れる重賞・愛知杯と土曜京都最終Rの2本勝負!
文/藤山剣
勝負レースは2クラとも微妙に惜しい結果に…。先週はこんな作戦でした。
【作戦&買い目】
●日曜日の中山12Rで、カルリーノとトーラスジェミニから穴ぐさへのワイド
●月曜日の京都9R乙訓特別で、キャスパリーグとウィズから穴ぐさへのワイド&3連複
的中なし
日曜日の中山最終は、軸馬のトーラスジェミニが勝ったんですが、これがなんと13番人気で単勝141.8倍! 2歳時の実績から、2勝クラスなら足りない馬ではないとは思いましたが、まさか勝つとは…。2番枠を生かして躊躇せずハナを切ったのが勝因でしたかね。
じつは、直線では馬群に飲み込まれそうになったので、あきらめてもう1頭の軸馬カルリーノに視線をロックオンしてたんです。カルリーノは馬群でもがいていたので落胆していたら、ゴールの瞬間、実況が「トーラスジェミニが粘りきってゴールイン!」と。驚きました。
ただ、②着が4番人気のアビーム、③着がルプリュフォールと、相手が人気どころで馬券は成就せず。
月曜日の乙訓特別も、軸馬のキャスパリーグ(2番人気)が②着に。これは、近走から順当な結果。ただ、穴ぐさとは噛み合わず的中なし…。1番人気のカレンモエ(④着)をうまくスルーできていただけに、残念でした。
結局、年明け2週で、いまだノーヒット。このままズルズルといかないように、なんとか早く初日を出したいところです。
さて、今週からは小倉競馬も始まり、中山・京都・小倉の3場開催に。年末年始の慌ただしさも落ち着き、ようやく日常が戻ってきた感じがしますね。
重賞は、土曜日が愛知杯、日曜日が日経新春杯と京成杯。この中なら愛知杯でしょうね。「牝馬限定のハンデ戦」という設定になって9年、③着までを5番人気以内で占めたことが一度もないというまず荒れる重賞。これは、狙う価値アリですね。ひとつ目の勝負レースは愛知杯で。
軸は2頭。1頭目はサラキアです。前走のエリザベス女王杯は⑥着。初の古馬G1挑戦だったことを考えれば、勝ち馬から0秒4差は好内容だったんじゃないでしょうか。近4走以内の馬券圏内2戦(エプソムC②着、オクトーバーS③着)は、いずれも逃げてのもの。おそらくリリックドラマが逃げるはずで、好位からの競馬になるでしょうが、開幕週の小倉なら前残りの可能性は十分。
もう1頭はアロハリリーです。前走の福島記念は速い流れを追いかけたせいで息切れし⑮着。福島の重めの芝も合わなかったんでしょう。今回は3戦②①①着の小倉。得意コースなら変わってもおかしくないはず。[3.2.0.1]と相性抜群の北村友一騎手に戻るのも歓迎ですね。
馬券は、上記2頭から穴ぐさに流すワイドを本線で。あとは様子を見つつ、他の券種も視野に入れます。
それともうひとクラは、土曜日の京都12R(1勝クラス、芝1600m・外回り)を。2018年以降、京都芝1600m外回りの平場の穴ぐさは[2.3.3.31](複勝率20.5%)で、中山&京都のコース別穴ぐさ複勝率では3位(平場限定)。しかも、このレースは、前走で馬券圏内が2頭(掲示板内まで広げても3頭)しかいない低調な組み合わせ。波乱の期待も十分です。
こちらも軸は2頭で、1頭目はナンヨープランタンです。近2走は現級のマイル戦で②②着。これまで連続好走が一度もなかった馬ですから、ここにきて力をつけていると見ていいでしょう。その2走のタイムは1分33秒7と1分36秒0。時計に関係なく上位争いに加わっているということですね。逃げても差しても好走歴があり、展開も自在。このメンバーなら上位人気必至でしょうが、軸にはよさそう。
もう1頭はダノンフォーチュンです。半年以上の休養を2度経験していて、前走も3か月半ぶりで⑪着。近走は冴えない成績ではあるものの、デビュー2戦が1番人気で①②着、3戦目の若葉Sでも2番人気(⑧着)に支持されていたディープインパクト産駒です。今回も3ヵ月半ぶりと間隔が開いていて、絶好調とまではいかないでしょうが、それでもメンバー的にチャンスはあるのでは。2kg減の斎藤新騎手というのも有利。
馬券は上記2頭から穴ぐさへのワイドで。オッズ次第で他の券種も少し加えてみます。
ここまで、アタリこそ出ていないものの、軸馬はそこそこ頑張っているので、あとは穴ぐさとうまくマッチするかどうか。勝負レースはどちらも波乱必至でしょうから、うまくハマってくれることを祈ります! では、今週も頑張りましょう!!