穴ぐさ長者への道
先週は作戦通り軸馬好走も馬券は実らず。今週は重賞2クラでシンプルに勝負!
文/藤山剣
レースの傾向は予想どおりでしたが、結果はついてこず…。先週はこんな結果でした。
【作戦&買い目】
日曜日の札幌7Rで、ドゥラモットとメイショウカスガから穴ぐさへのワイド
的中なし
札幌と新潟の2場開催となったここ2週間、とくにダートの牝馬限定戦で関西馬の成績が良かったことから、土曜日の新潟3R3歳未勝利戦と、日曜日の札幌7R1勝クラスの2クラをターゲットにして臨んだ先週でしたが、土曜日の新潟3Rは穴ぐさ不在(結果は人気上位3頭での決着でスルー正解)。日曜日の札幌7Rに全力投球するも、ここも堅い決着で馬券は成就せず…。
まあでも、軸2頭は上位人気ながら①&③着に走ってくれたので、狙いとしては悪くなかったかな、と。この調子でいければ、必ずハマるときが来ますから。なんとか踏ん張りつつ前進あるのみです。
さて、今週からは新潟、小倉、札幌の3場開催。いつもの夏の感じに戻ります。重賞は日曜日に関屋記念と小倉記念の2本立て。
今週も関西馬を狙おうかとも考えたんですが、開催場が替わるので、傾向も違ってくる可能性もあります。なので今週の勝負レースは、シンプルに重賞2クラで。
まずは関屋記念。ここはフルゲートの18頭立てで難しそうにも見えますが、こんなデータがありました。
★関屋記念の頭数別1番人気の成績(過去10年)
18頭立て[2.1.1.1](複勝率80.0%)
17頭立て以下[1.1.0.3](複勝率40.0%)
普通に考えれば、頭数が多い(相手が多い)ほうが1番人気は苦しくなるはずなのに、過去のデータはこうなっています。なお、この18頭立ての5頭の1番人気の単勝オッズは2.5~4.0倍と、決して突出していた馬ばかりだったわけではないんですよね。何なら、唯一の馬券圏外は、この5頭の中でもっともオッズが低かった馬ですし。
これを踏まえて、馬券は1番人気から穴ぐさへ流すワイドで勝負。ちなみに、18頭立てだった5年間で、6~10番人気は5頭が馬券に絡んでいます。「1番人気+穴馬」で決まるチャンスは十分です!
一方の小倉記念は、2頭軸で攻めます。1頭目はハンデ戦でいつも狙っている「斤量増の馬」を。該当馬はサマーセントとサトノガーネットの2頭ですが、そのうち近況好調なサマーセントをピックアップします。前走は格上挑戦ながらマーメイドSを勝利。過去10年、前走でG3を勝って斤量増の馬は[2.1.2.3](複勝率62.5%)と上々の数字を残しています。もう一歩踏み込めば、馬券圏外の3頭は、当日すべて7番人気以下。サマーセントは、そこそこ人気になりそうなので、信頼していいんじゃないでしょうか。
そして2頭目はミスディレクションです。今回のメンバーで、徹底先行タイプはこの馬だけ。展開面の有利さがあるのと、セン馬が好成績を残している点も好材料。前走は3勝クラスを勝っていますが、前走連対のセン馬は[2.2.0.2](複勝率66.7%)とハイアベレージでもあります。昇級戦でも自分の競馬を貫ければ出番がありそう。
馬券は、この2頭から穴ぐさへのワイドで。小倉記念は、同じローカルの2000mのハンデ戦でも、七夕賞や函館記念のように、荒れまくりという感じでもないんですよね。適度な波乱は大歓迎です。
なかなか2週連続勝利を決められない現状で、回収率も伸び悩んでいるわけですが、一気に取り返そうとすると墓穴を掘ってしまいがち(わかっていても簡単ではないんですよね…)。まあでも、欲張らず、秋競馬までに70~80%ぐらいを目指してコツコツ行くのがベターでしょうか。では、今週も頑張りましょう!!
2020年長者馬券回収率58.8%
文/藤山剣