穴ぐさ長者への道
今週の札幌2歳Sは8年連続で穴ぐさが激走中の要注目レース!
文/藤山剣
穴ぐさ激走も軸馬不発…。先週はこんな作戦でした。
【作戦&買い目】
●日曜日の新潟10R朱鷺Sで、アンコールプリュとアバルラータから穴ぐさへのワイド
的中なし
●日曜日の札幌11RキーンランドCで、ダイアトニックから穴ぐさへのワイド
的中なし
朱鷺Sは穴ぐさのストーミーシーが②着に激走、キーンランドCも穴ぐさのエイティーンガールが勝利と、勝負レース2クラで、どちらも穴ぐさが馬券圏内に入りながら、軸馬が不発でハズレ…。
まあ、朱鷺Sの軸馬は10&13番人気(⑥&⑭着)ならある意味仕方がない結果でしたが、キーンランドCのダイアトニックは1番人気(⑮着)。高松宮記念では重馬場でも③着に頑張っていたので、道悪もこなしてくれるだろうと期待はしていたんですが…。外枠の馬が上位を独占したように、洋芝の道悪で最内枠というのは、思った以上にハードだったんでしょうかね。
レース選びはよかったものの、軸馬選びが最悪。当たるときは、いとも簡単に当たる(感じがする)んですが、なにもかもが噛み合ってようやく的中に至るということが身にしみました。
さて、今週は、夏のローカル最終週で、重賞は、土曜日に札幌2歳S、日曜日に小倉2歳Sと新潟記念の3本立て。
この中から、札幌2歳Sを狙ってみます。サラブレ本誌の連載企画「サラブレmobile穴ぐさチャンネル」によると、なんと札幌2歳Sの穴ぐさは、8年連続激走中とのこと。これは買わない手はないでしょう。
過去10年の血統データを見てみると、サンデー系の中のステイゴールド一族の好成績が目立ちます。父ステイゴールドだけでなく、ゴールドシップやオルフェーヴルなど、すべて合わせると[3.2.1.4](複勝率60.0%)。
今年の該当馬は6頭もいるので、絞るのが難しいですが、まずはその中で唯一のOP特別経由であるコスモアシュラをピックアップします。同馬は、コスモス賞3番人気③着からのステップですが、過去10年、前走がOP特別で3番人気以内かつ③着以内だった馬は[1.4.1.6]と半数が馬券に絡んでいます(血統不問の全馬の集計)。これは信頼できそう。
そしてもう1頭は、ステイゴールド族の6頭の中で唯一の関西馬であるヴェローチェオロを。全馬の東西比較ではほぼ互角なんですが、ステイゴールド族に絞れば、関東馬[2.0.0.3]、関西馬[1.2.1.1]と、関西馬の安定感が優勢。ちなみに、この関西馬のうち、ほとんどが須貝厩舎の所属馬で[1.2.0.1]、全馬の集計でも[2.2.1.3](複勝率62.5%)と、札幌2歳Sの勘所を掴んでいるように思えます。そして、ヴェローチェオロも須貝厩舎の所属馬。このレースの連闘馬の成績はよくないんですが、須貝厩舎がゴーサインを出したのなら乗ってみようかな、と。
馬券は、コスモアシュラとヴェローチェオロから穴ぐさへのワイドが本線。ただ、両馬とも人気がなさそうなので、穴ぐさに指名された場合の複勝など、あらゆる可能性を排除せず臨みます。
そしてもう1本は、日曜日の札幌11R丹頂S(OP・芝2600m)で。ここは、札幌日経OPで敗れた馬の巻き返しが目立つレース。過去8回のうち、前走が札幌日経OPで③~⑧着だった馬は[3.2.3.13](複勝率38.1%)、単勝回収率238%、複勝回収率161%とハイパフォーマンスを見せています。
今年の該当馬はナイママとウラヌスチャーム。ナイママは、2018年札幌2歳Sの②着馬ですが、その後の14戦は④着以下とやや低迷していたところ、2走前に、その札幌2歳S以来の北海道での競馬となった五稜郭Sで①着、続く札幌日経OPも③着。この馬場が合うんでしょう。
ウラヌスチャームは掴みどころのない成績の馬ですが、昨春の中山牝馬S②着、3走前のメトロポリタンS①着と、OPでの好走歴もある実力馬。牝馬のほうが成績がいいこのレースで紅一点なら買って損はないはず。
馬券は2頭から穴ぐさへのワイドで。混戦模様なので、適度な穴馬の激走に期待します。
1週おきに的中していたリズムも崩れ、2週連続の敗退…。春に、同様のパターンで的中が頻発していたときも、3発当たりが出てから8週間の連敗沼にハマってしまったんですよ。似たような軌跡をたどりつつあるので、なんとか阻止しなければ! では、今週も頑張りましょう!!
2020年長者馬券回収率61.7%