穴ぐさ長者への道
今週は晴天の可能性が高そうな新潟を狙います!
文/藤山剣
痛恨のミスチョイス…。先週はこんな作戦でした。
【作戦&買い目】
●土曜日の東京12R2勝クラスで、レッチェバロックとコマノゼニトから穴ぐさへのワイド
的中なし
●日曜日の京都10R藤森Sで、ノンライセンスとメディクスから穴ぐさへのワイド
的中なし
日曜日の藤森Sは上位が1~3番人気のガチガチ決着で仕方ない(軸馬はノンライセンスが③着)にしても、土曜日の東京12Rは穴ぐさのオーロラテソーロが②着に好走しただけに、軸馬のレッチェバロックが1番人気⑨着、コマノゼニトが3番人気⑧着はいただけません。道悪馬場で、位置取り重視(前に行ける馬)で軸馬を選んだところ、前者はハイペースで直線失速、後者は前に行けず、と狙いが外れてしまいました。
付け加えれば、このレースを勝ったのがスリーグランド、③着はカミノコと、いずれも関西馬。「関東のダートで関西馬狙い作戦」を何度も敢行していながら、2頭しか出ていなかった関西馬をどちらもノーマークにしてしまうとは…。難しく考えず「関西馬2頭軸」なら、ワイドダブル的中なんです。
終わってからならどうとでも言えるのが競馬ではありますが、この痛みを忘れないようにせねば…。
さて、今週はG1シリーズ再開で、秋華賞がメイン。デアリングタクトの牝馬三冠挑戦が最大の焦点ですが、ここ最近の牝馬三冠達成時の秋華賞を見ると、相手にも上位人気が入るケースがほとんど。ここは、個人的に買うとして、別のレースをターゲットにします。
今週末も、東京&京都は雨予報。対して、新潟はまだ晴天の可能性が高そうなので、狙うなら新潟かな、と。
まずは、日曜日の9R1勝クラス(ダ1800m)。ローカルらしく、やや低調なメンバーですが、その中でも良馬場の現級戦で連対があるのはマイサンシャインとクリノクーニングの2頭だけ。なので、ひねらずこの2頭を軸に据えます。
マイサンシャインは、行っても控えても競馬ができ、末脚もまずまず。前走は、阪神ダ1800mの不良馬場で、直線で息切れして⑥着でしたが、1分50秒9で走破。高速決着を経験したことが、ここで活きてくるのではないか、と。
クリノクーニングは、近5戦中4戦でメンバー中最速の上がりを計時しており、残る1戦も最速馬から0秒2差の4位タイ。ダ1800mの良馬場では、前走の中山戦で上がり37秒5を計時しており、これは今回のメンバーの中では最速です。末脚の破壊力は、一枚上と言っていいでしょう。引き続き斤量3kg減の秋山稔樹騎手でもあり、最後は詰め寄ってくれるはず。
馬券は、2頭とも連を外す可能性は低いと見て、この2頭から穴ぐさへの馬連を本線にしつつ、3連複も加えます。なお、平場で13頭立てでもあり、穴ぐさ不在の場合は、パスして資金をもう1本の方へ。
そのもう1本は、日曜日の11R信越S(OP特別・芝1400m)です。ハンデ戦なので、いつものように前走より斤量増の馬に注目して、唯一の該当馬、ギルデッドミラーを軸に。過去10年のうち、ハンデ戦として行なわれた7年で、前走より斤量が増えて臨んだ馬は[1.0.2.3](複勝率50.0%)。やはりここも斤量増が幅を利かせていますね。
また、ハンデ52kgだった牝馬は[0.3.1.4](複勝率50.0%)でもあるんです。前走の中京記念は1番人気に応えられず⑥着だったギルデッドミラーですが、勝ち馬からは0秒3差。ここはOP特別で、近3走以内に重賞で馬券圏内があるのはこの馬だけ(2走前のNHKマイルC③着、3走前のアーリントンC②着)。メンバー的にもチャンスは十分でしょう。
馬券は、ハンデ戦の近7回で、1番人気が[3.1.1.2]とまずまずなので、ギルデッドミラーが1番人気なら1頭軸で、他馬が1番人気なら、その馬と合わせ2頭軸として、穴ぐさに流すワイドで勝負。混戦メンバーなので、穴馬の出番はきっとあると思うので、なんとか噛み合いますように。
上でも触れたように、今週末も東京と京都は雨の可能性大。ただ、開催前半で芝はまだ状態がいいだけに、コンディションを読みづらいのが厄介…。馬場状態を逐一チェックしながら臨むしかないですね。では、今週も頑張りましょう!!
2020年長者馬券の回収率65.7%