穴ぐさ長者への道
長者の今週の狙いは一昨年に10、13番人気の穴ぐさが②、③着に好走したターコイズS!
文/藤山剣
噛み合わない地獄が続いております…。先週はこんな作戦でした。
【作戦&買い目】
●日曜日の阪神JFで、インフィナイトとサトノレイナスから穴ぐさへのワイド&3連複
的中なし
●日曜日の中山12R2勝クラスで、アルムブラストから穴ぐさへのワイド&3連単
的中なし
阪神JFは、軸馬2頭のうちのサトノレイナスが②着も、微妙な上位人気決着で的中なし。中山最終は、穴ぐさのトキメキが勝利するも、軸馬のアルムブラストが伸びきれず⑤着。
チャンスがあったのは中山最終のほうだと思うんですが、アルムブラストは外枠(8枠14番)から道中も馬群の外を回る競馬となったのが響いたんですかね。中9週で8kg増(自身最多体重)と、やや太め残りもあったのかもしれません。
しかし、毎度のようにチグハグな結果というのはどうしたもんですかね…。この噛み合わない貯金が、残りの勝負でドカンと払い出されることを信じるしかありません。
さて、今週は朝日杯フューチュリティSがメイン。先週のソダシに続く無敗馬の戴冠があるのでしょうか。興味深いレースとなりそうですが、ここ2年、穴ぐさとは相性イマイチ。なので、勝負レースは別のところで。
1本目は土曜日の中山11RターコイズS(G3・芝1600m)で。牝馬限定のハンデ重賞は、まず荒れます。と言いつつ昨年は1~3番人気で決まっているものの、18年は5→10→13番人気という決着で、②&③着は穴ぐさでした。今年も期待しましょう。
軸馬は2頭で、1頭目はランブリングアレーです。重賞になってからの過去5年、母父シンボリクリスエスの馬が[3.1.0.0]とほぼ完璧な成績。これが特定の馬ばかりでの結果なら信頼度も揺らぐところですが、3頭が4回出走してこの成績(15年シングウィズジョイ①着、17年ミスパンテール①着、18年ミスパンテール①着、19年エスポワール②着)。これは信頼していいんじゃないでしょうか。そして、今年、該当するのはランブリングアレーだけなんです。ここは軸馬にすべきでしょう。同馬は、前走、2ヵ月半ぶりだったカシオペアSを勝っているように、近況も悪くないですしね。
そしてもう1頭は、クリスティです。過去5年、関西所属の3歳馬が[2.2.1.8](複勝率38.5%)と好成績。これに該当するのがクリスティだけ。軸にするしかないでしょう。ちなみに、関西所属の3歳馬でハンデ53kgは[2.1.0.1](複勝率75.0%)。これも後押しになるデータですね。
馬券は、この2頭から穴ぐさへのワイドと3連複で。
そしてもう1本は、土曜日の阪神メイン・タンザナイトS(OP特別・芝1200m)でいきます。18~19年の12月開催の特別競走で、穴ぐさが好成績だったのが阪神芝1200m。とくにタンザナイトSは、18年が7番人気②着のナガラフラワー、19年が6番人気③着のメイソンジュニアと、2年連続好走中。3年連続を狙って、ここで勝負してみます。
ハンデ戦なので、同じ条件で行なわれた過去6年の斤量、年齢別のデータを精査したところ、かなりハイアベレージの好走パターンが浮かび上がってきました。それがこちらの2ケース。
・ハンデ56kgの6歳以上牡セン馬
[2.2.0.2](複勝率66.7%)
・ハンデ54kgの4~5歳牡セン馬
[1.2.3.1](複勝率85.7%)
今回の出走馬で、56kgのデータにマッチするのがジョイフル、ジョーアラビカ、ラヴィングアンサーの3頭、54kgのデータにマッチするのがケイアイサクソニー、ルッジェーロの2頭。
合わせると5頭で、そこから軸馬を絞り込む手もあるんですが、ハンデ戦だけに、荒れることも見越して5頭を①&②着に置いて穴ぐさに流す3連複フォーメーションでいってみます。穴ぐさが被らなければ買い目は30点、1頭被りなら26点なので、各200円ずつ、2頭被ったら19点になるので、300円ずつの投資で。人気にならなそうな馬もいるので、高配当の可能性も十分あるんじゃないでしょうか。
2020年もあと2週。苦境に立たされてはいますが、まだまだ諦めずあがいてみます。では、今週も頑張りましょう!!
2020年長者馬券回収率53.8%